Secret Level 4: サンフランシスコ洋ゲー紀行 大昔のアーケードゲームに挑戦編

公開日時:2016-06-08 16:29:00

 ドモー、BRZRKです。E3が始まる直前に本原稿を担当者に投げ込むという暴挙に出た次第ですが、『Overwatch』が超楽しいので仕方がなかったんですと自己弁護しているところ。

 で、実はエレクトロニック・アーツさんのご好意で『バトルフィールド 1』の発表会に招待されて5月の6日からアメリカのサンフランシスコに行ってきました。

 以前から噂がチョイチョイと出ていた通り、第一次世界大戦を舞台に様々な兵器を駆使しながら戦っていくという内容に、痺れを隠せずワクワクしているゲーマーも少なくないんじゃないかな? 対する“あちらさん”はまた近未来ということで、評価と予約数が世界的に大惨事世界大戦という感じだけど、俺は買うよ!

 そんな訳でサンフランシスコに行ったときのちょっとしたレポートを兼ねて今回の記事としようと思う。


○5月6日

 サンフランシスコ空港に到着した筆者は、電車でそのままダウンタウンへと移動し、現地在住の担当者であるミル☆吉村と合流。まずは飯を食うべくベトナム料理屋へ。もうぶっちゃけ何を食べたかすら覚えていないのだけど、すんげーうまかったのは俺の舌が覚えている。

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 そして最初は現地にあるVape shopめぐり。まぁ、つまるところ電子タバコ屋をダラダラと見回しつつ、徘徊していたわけです。というか、やっぱり日本と文化が違うので、タギングされた壁やアーティスティックに彩られた壁面を見ているだけでも「あー、アメリカに来てるんだねぇ」という感じです。

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 でまぁ、歩いているとゲームの広告なんてのも日本と比べても多く見受けられ、日本でも先月発売され、キャンペーンモードが超楽しかった『DOOM』の広告をひっさげたキャブなんかもブルンブルンとはしりまわっておりました。

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 ダウンタウンでの買い物を一通り済まし、初日の主目的となるMusee Mecanique(公式サイト)へ。こちらはどういった場所かというと、100年ほど前からのアーケードマシンを多数展示していて、実際に触って遊ぶことができるミュージアム。

 といっても、現代のようにインタラクティブ性のあるマシンはあまりなく、多かったのがクオーター(25セントコイン)を入れることで少しの間だけ人形劇のような物が見れるというもの。そんな訳で館内でウロウロと面白そうなマシンを探していたのだけど、なにやら「EXECUTION(処刑)」という酷そうなタイトルの着いたマシンに目が止まり、クオーターを投入!

 個人的に面白かったのが1906年に発生したサンフランシスコ大地震の情景を3-D写真で見れるという驚きのマシン。こんな時代から立体写真を見せようという人がいたのかと思うと驚き。あとから処理した写真かどうかは知らないけど、なんか凄いよね。

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 そして最初期のガンシューと言っても過言ではないだろうSIX SHOOTERという筐体にもクオーターコインを投入。ガラス越しに動き回っている的に向けてトリガーを引くと、筐体内部から銀球っぽい弾丸が射出されてスコアを競うといった仕組み。シンプルで面白いけど、照準と弾道がズレているというアバウトな感じがまたアレ。

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 ちなみに超レトロなアーケードマシンのほかにも、近代のビデオゲームが20台ほど展示されていたりも。なにか面白いマシンはないかなぁとさがしていたところ、ATARIの『STAR WARS』を発見! 中身は一新されているような気がしないでもないんだけど、自分みたいな素人じゃわからないねぇ(編注:海外ではアーカイブ・展示手段としてエミュレーションを選ぶことも多い)。で、とりあえずプレイしたら、ベクターグラフィックスってやっぱかっこいい!!

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 そして、筆者の記憶では元祖轢き殺しゲーだったと思う『DEATH RACE』を発見。“自車で通行人をひたすら轢き殺してポイントを稼ぎ、ステージを進めていく”という頭のネジが飛んでいっているとしか思えないゲームで、なんというか狂気の沙汰。

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 とまぁ、色々と堪能したのでそろそろ会場から出ようかと思ったのだけど、またもや「ENGLISH EXECUTION」なんてきになるマシンがあったのでクオーターコインを投入。英国式とはどうなのかと気になるじゃない!

 ……というわけで英国式は司祭様がお祈りを捧げるというギミックが追加。でもやっぱり悪趣味。

 そうそう、中には格闘ゲームの真の元祖とも言えるボクシングゲームもあったり。2つあるトリガーのどちらかを引くと、対応した側(左か右)パンチが出て、対戦相手をノックアウトすれば勝利という単純なゲーム。意外と熱いんだけど、これメンテナンス大変そうだなぁ。

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 で、さすがに色々遊び倒したのでMuseeの裏口から外に出ると、目の前には第二次世界大戦で活躍したのかどうか微妙に分からない古い潜水艦が停泊している。実はコレ、USS PAMPANITOという潜水艦で、どうやら日本の船を6隻沈め、4隻にダメージを与えたという戦績だそうで。BF風に言えば「敵の潜水艦を発見!」といったところだろうか。

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 で、Museeを後に初日最後はどこへ行ったかというと、ゴールデンゲートブリッジ。特に観光地というほどでもないんだけど、どうしてもこの場所に行きたかった理由がある。
 というのも、本ブログのE18M2で紹介した、『California Games』というスポーツゲームに収録されているフットバッグのステージが、実はゴールデンゲートブリッジだったりするのだ。
 なら是非とも同じ角度で写真を撮影したいんじゃ! ということでやってきました聖地巡礼。ちなみに、フットバッグのステージは機種によって異なっていたりして、別の方角にあるサンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジが背景になっているバージョンもあるんだけど、今回はゴールデンゲートブリッジということで。

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 といった感じに写真を撮影し、満足してホテルへと帰った次第。いやいや、ここ20年ほど海外に行くときは、大会参加だったり取材だったりで全然観光できなかったので、物凄く充実した一日だったと思う。かなり疲れたけど、気分はリフレッシュできたかな。
 翌日はエレクトロニック・アーツの本社で『バトルフィールド 1』のトレイラーを見たわけですが、それは次回にでも。


著者近況:僕、とろろアレルギーなんです

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BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)