E30M1: ファッキューが挨拶! オープンワールドでバトロワる『H1Z1』(BR編)

公開日時:2015-05-21 00:00:00

 ドモー、E3も目前で新生DOOMとか色々と面白そうなタイトルが少しずつ見え出している今日このごろ、ワクワクが止まらない日々。いやー、楽しみですな。


 今回取り扱うのは『DayZ Standalone』のフォロワータイトルで、なんか色々あって少々残念な感じになりつつある『H1Z1』(公式サイト)。どんな感じのゲームかっつーと、ゾンビだらけになったポストアポカリプスの中で生き抜くことが目的のサバイバルゲーム。
 現在はPCのみアーリーアクセスとしてアルファ版が有料でリリースされているのだけど、今後はFree-2-Play形式でPS4でも遊べるようになるそうな。まぁ、(将来的には)無料でも遊べるけどゲームバランスに影響を与えない程度の課金アイテムもあるという感じの、まさに今風なゲームとでも言えばいいだろうか。

 ちなみに本作を開発しているのは元Sony Online EntertainmentのDaybreak Game Companyで、『エバークエスト』とか『PlanetSide』シリーズといったゴリゴリにコアなオンラインゲームを作っている会社なので、知っている人も少なくないんじゃなかろうか。

 で、このH1Z1にはDayZに対人戦が可能なPvPモードと対人戦不可で環境との戦いにフォーカスしたPvE、バトルロイヤルの3つが搭載されている。
 本来はこの3つのウチのPvPとPvEがメインのはずなんだけど、アーリーアルファだからこそのバランスの悪さや、建築した拠点を守れないバグ、後手に回るチート対策などで徐々にプレイヤーが減少。集めた物資を盗まれたり、建築した拠点をぶっ壊されるのに萎えたプレイヤー達がオマケとして用意されたバトルロイヤルに目を向け、もはやバトルロイヤルが本作のメインと言っても過言ではない人気具合。いや、でもオマケというか割とシッカリ作られているので、遊んでいて十分楽しいんですわ。

 このバトルロイヤルは、要は集団が広いエリアにブチ込まれて最後の1人になるまで戦い続けるという、どっかで聞いたことがある内容。上位に残れば、順位に応じてさまざまな物資が入った各種バッグやエアドロップ(空中からの物資投下イベント)のチケットなどが手に入るという仕組みだ。


 まずゲームサーバーに接続すると、待機ロビーのような区画でゲームの開始を待つことになる。で、このロビーなんだけど一言で表すと「カオス」。ありとあらゆる人種のプレイヤーが、自身を鼓舞するのが目的なのか定かではないが、周囲のプレイヤーを煽りまくる。なんつーか幼稚園ていうか動物園な感じ。

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 で、いざゲームが始まるとシーンが切り替わり、戦場と化すマップの上空に突然投下。強制的にパラシュート降下でフィールドに降り立つことになる。
 地上はゾンビが取り除かれていて、普段より武器などの装備品が潤沢に配置されている。そのため、デタラメな場所に着地するよりも、都市部やキャンプ場といったアイテムが豊富に手に入るエリアにどれだけ早く着陸できるかが肝となる。ちなみに、パラシュート降下時に地面を見ていると素早く降下することができるので、降下中に良さそうなランディングゾーンを見続けるといいかもしれない。

 着地後は周囲に敵プレイヤーが居ないか警戒しつつ、アサルトライフルとショットガン、バックパックやメディキットを優先的に探そう。武器を取得できていない段階で銃声が鳴り響くようなら、無理はせずにその場から離れるのも大事。

 武器やアイテムを入手したら周囲を警戒しながら移動を開始。しばらくすると、手持ちのマップ上に大きな円が出現するので、この内側に入るように移動しよう。何故かと言うと、やがて円の外側に毒ガスが散布されるから。つまり、映画『バトルロワイヤル』のように、少しずつプレイヤーの行動可能な範囲が狭められていくのだ。

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 迅速に移動するためにも、可能であれば乗り物を手に入れておきたい。各種ビークルには耐久力が多少あり、生身で行動するよりは生存できる可能性が高くなるメリットがある。乗っておけば轢き殺せるし、なにかと便利だしね。

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 でまぁ、最後の方は動ける範囲がくっそ狭くなるので、生き残れるかは運の要素がでかい。その運をできるだけ自分にたぐり寄せるためには、仲間で行動するのがいいだろう。特に、敵に襲撃されても的が多ければ生存できる確率も上がるし、逆にやり返せるチャンスも増えるからだ。


 まぁほんと、運の要素がでかいので繰り返し遊んでコツをつかむといいかもね。ちなみに僕は最後まで残った経験はナシ。最高4位だったかな? 崖から踏み外して死んだりとガッカリな感じ。なんとか優勝してみたいもんだなぁ。

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 映画『バトルロワイヤル』や『ハンガー・ゲーム』みたいなゲームで遊んでみたいと思った人なら、このモードをプレイしてみる価値はあるかもね。


著者近況:電動AA-12ショットガンだとは思わんかった……

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BRZRK
週刊ファミ通やファミ通Xboxに“スオミ松崎”名義で執筆していたFPS歴15年のフリーライター。現在は他媒体でも使用しているBRZRK(バーサーク)名義に変更し、執筆活動のほかにゲーム大会の実況・解説やインターネット番組に出演したりしなかったり。まぁ、そんな感じでイロイロやってます!

BRZRKの「うるせー洋ゲーこれをやれ」(仮)