エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

KOF XV』に登場するキャラクター紹介の“エージェントチーム”編をお届けする。

公開日時:2022-02-17 14:30:00

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

ブルー・マリー

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

 マリーは『餓狼伝説』シリーズのキャラクターで、『KOF ’97』でシリーズ初参戦を果たした。低いジャンプ軌道による素早い動きから、打撃と投げを織り交ぜた攻めが強力なオフェンシブタイプのバトルスタイルだ。

 本作では、まず特殊技の“ダブルローリング”と“クライミングアロー”のコマンドが変更。どちらも必殺技などの暴発を防ぐのが目的であり、細かいながらも操作感の向上につながっている。また、“ダブルローリング”は発生が早くなっており、弱攻撃からつながるようになったので、下段攻撃のしゃがみ弱キックからのコンボが強力になっている。

 ほかには、牽制で使える通常技に調整が入り、遠距離強パンチとしゃがみ強キックは必殺技でキャンセルできるように。とくにしゃがみ強キックは、もともと牽制技として優秀で、ガードされた時にも“M.ブレイカー”や“スピンフォール”への連係できることでより使いやすくなったと言えるだろう。

 本作のマリーは、コンボダメージの高さやそこからの攻めの継続性などはそのままに、中距離から展開を作れるような仕上がりとなっている。“バーチカルアロー”や“リアルカウンター”といった守りの手段も揃っているので、相手の思考を読み取りながら、攻守の切り替えや打撃と投げの使い分けをするようなテクニカルな動きを好むプレイヤーには、とてもフィットするはずだ。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

マリーの近距離強パンチは発生が早くなり、ジャンプ強キックなどから繋がりやすくなっている。得意の鋭い飛び込みがより活きる調整ポイントだ。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

弱版“スピンフォール”は性能が変わり、空中でヒットした際にはさらに追撃が可能なやられ状態となった。加えてガードされた際の隙も少なくなっているので、攻めの連係としても使える。

ヴァネッサ

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

 ヴァネッサは『KOF 2000』の主人公チームの一員として初登場を果たしたキャラクター。表向きは主婦だが、正体は諜報機関のエージェントである。格闘スタイルは「ボクシング」で、ごく一部の技を除きキックボタンの攻撃も含めて全てがパンチ系の攻撃である。

 ボクサーらしい前後の移動技による地上での高い機動力と、そこから繰り出される複数の派生技によるラッシュ力が強み。加えてコンボダメージも高く爆発力があることから、スピードとパワーの両方が備わった爽快感のあるキャラクターだ。

 本作のヴァネッサはまず2種類の特殊技のコマンドがそれぞれ変更となっている。“ワンツーパンチャー”は「後ろ方向+弱パンチ」でも出せるようになり、“スライディングパンチャー”は「前斜め下+強キック」と対応するボタンが変わっている。どちらもコンボや立ち回りで使用した際に他の技が暴発してしまうのを防ぐ役割があり、細かいながら嬉しい変更点だ。

 性能面では“マシンガンパンチャー”がヒット時に受け身不可のスライドダウンに変更。
相手を大きく吹き飛ばすのに加え、ヴァネッサ側がかなり早めに動き出せるため、攻めを継続するためのコンボパーツとして使いやすくなっている。またしゃがみ弱キックは連打キャンセルが可能となっており、崩し能力が若干向上しているぞ。

 ヴァネッサは攻めのスピードがとにかく早く、慣れないうちは自分の操作が追いつか
いほどかもしれない。しかしひとたび使いこなせるようになれば、そのスピード感と自由度は他のキャラクターにはない魅力を味わわせてくれるだろう。堅実な立ち回りやシンプルな操作より、ひたすらに早く、より複雑なプレイングで相手に差を付けたいプレイヤーにとってはとても面白いキャラクターと言えるだろう。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

ヴァネッサは地上の攻めが強力だが、本作ではジャンプ強パンチのモーションが変更され、空中からでもめくりによる崩しが狙えるようになった。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

2種類のEX版“パンチャービジョン“は派生技に変更が入り、“パンチャーアッパー”と“パンチャーストレート”はヒット時に通常版“パンチャーウィービング”にキャンセルできるようになった。EX版“パンチャーアッパー”は通常版より相手を高く浮かせるため、「EX版“パンチャーアッパー”~“パンチャーウィービング”(解除)~ジャンプふっとばし攻撃」といったコンボも可能になる。

ルオン

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

 ルオンは『KOF XIV』に初登場したキャラクター。韓国の格闘技である“テコンドー”をベースに、独自にアレンジした蹴り技主体のスタイルで戦う。

 バトル面ではリーチの長さを活かした中距離戦が主戦場。相手が近づこうとしたところに技を置き、相手の動きを抑制するような戦いかたが得意である。またコンボダメージも高めであり、見切り辛い崩しもあることから、ややオフェンシブなキャラクターといえるだろう。

 本作の変更点の目玉は、新技“鈞”の追加。これは前に踏み込みながら二段蹴りを行う技で、弱版は発生が早く弱攻撃からコンボが可能。強版は発生が遅いがヒット時は強制ダウンとなるため、コンボの締めとして有用である。EX版は発生が早く、地上ヒット時は壁バウンドとなるため追撃が可能だ。

 ほかには使用頻度の高い“戟”に調整が入り、“戟”の構え維持中にダッシュをすることで前ステップできるように。これにより、相手を近寄らせないばかりか、自分が攻める選択肢が生まれたのは、立ち回りの幅が広がるおもしろい調整だ。

 ルオンは基本的な戦いかたや使用感はいままで通りながら、EX版が使える機会が増えたことで、持ち味の崩しや大ダメージコンボに持ち込める機会が増えている。牽制技が主体なこともあり、パワーゲージを溜める能力にも優れているので、受けに回らず攻めで倒しきりたい人にとっては、うってつけのキャラクターと言えるだろう。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

“輪”はコマンドが変更となり「前~後ろの半回転」から「下~後ろの4分の1回転」に変更となった。弱版“輪”は弱攻撃から繋がるため、しゃがみ弱キックからのコンボの難易度が下がっている。

エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)
エージェントチーム(マリー、ヴァネッサ、ルオン)

MAX版“刀”は初段ヒット時に必ずロックするように調整されている。コンボの追撃として使いやすくなっているのはうれしい変更点だ。

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THE KING OF FIGHTERS XV特設サイト

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タイトル
THE KING OF FIGHTERS XV
メーカー
SNK
ハード
PS5/PS4/Xbox X|S/PC
発売日
2022年2月17日発売予定
価格
各7920円[税込]
ジャンル
対戦格闘
CERO
15歳以上対象
備考
『Deluxe Edition』は各10890円[税込]

© SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.

『THE KING OF FIGHTERS XV』公式サイト