G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

KOF XV』に登場するキャラクター紹介の“G.A.W.チーム”編をお届けする。

公開日時:2022-02-17 14:10:00

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

アントノフ

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

 前作『KOF XIV』では大会主催者であり、ストーリーモードの中ボスとしても登場したアントノフ。本作ではギャラクシー・アントン・レスリング(G.A.W.)というプロレス団体を立ち上げて社長として復活。

 バトルスタイルはその巨体を活かしたリーチの長さと、高いコンボダメージによる爆発力を武器とするパワータイプ。見切りづらい中段技や、打撃技と似たモーションで相手を投げるコマンド投げといった崩しも揃っていることから、自分のペースに持ち込んだ際に強力なプレッシャーを与えられるキャラクターだ。

 本作のアントノフは主力となる複数の技に調整が入り、扱いやすさと爆発力のどちらも強化されている。まず、強版“ホエールストリーム”はガードされた際の隙が少なくなり、攻めの連係として使いやすくなっている。さらに、ヒット時は受身が出来ないスライドダウンとなっているのも強化ポイントだ。ちなみに、“バーチカルマッチョ”もヒット時にスライドダウンとなるように変更。

 通常技では近距離強パンチの発生が早くなっており、ジャンプ攻撃などからつなぎやすくなっているのはうれしい変更点。また、遠距離強パンチは威力が上がっており、さらに追撃可能な吹き飛び状態となっているため、リターンの高い行動となった。

 前作のアントノフは、得意な近距離戦に持ち込むまでに苦戦することが多い印象だったが、本作では中距離で使用する技の扱いやすさやリターンが向上。これまで以上に立ち回りでも戦えるようになったうえ、自分のペースにも持ち込みやすくなっている。強力なコンボによる高い逆転性は、爽快感抜群。派手さを求めるプレイヤーにはおすすめのキャラクターだ。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

アントノフのしゃがみ強キックは他のキャラと違い中段攻撃であり、ヒット時は受身が取れない。ここからコンボにつなげることもできるため、強力な崩し手段となっている。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

近距離強キックから派生する特殊コンボはパンチ版とキック版のどちらも必殺技などでキャンセルが可能になった。高いリターンが見込めるので、隙の大きい技をガードした後などに狙っていこう。

ラモン

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

 ラモンは『KOF 2000』で初登場となったキャラクターで、ルチャ・リブレというメキシカンスタイルのプロレスを駆使して戦う。“最強の人類”という異名を持っており、投げキャラながら、画面上を軽快に動きまわるトリッキーな戦い方で相手を翻弄するのを得意とする。

 本作からの変更点では、まず特殊技“低空ドロップキック”のコマンドが変更され、対応するボタンが“弱キック”から“強キック”に変更されている。これにより、相手の裏回りを狙う前転に対して、しゃがみ弱キックを使用した際に“低空ドロップキック”が暴発してしまうようなことがなくなっている。

 ほかには、特殊技の“ヘッドバット”や強版“ローリングソバット”~“フライングボディプレス”の後に派生する、“引き起こし”に新技が追加。従来の追撃を行う“引き起こし1”に加え、相手をキックで吹き飛ばす“引き起こし2”が新たに加わった。この“引き起こし2”は“引き起こし1”よりダメージが高く、スーパーキャンセルはできないものの、画面端では吹き飛んだ相手に近距離強パンチなどで追撃可能な技だ。

 ラモンは必殺技の種類が多く、また派生技や必殺技モーションを中断してほかの行動に移るなど、とにかく動きのバリエーションが豊富なのが強みであり魅力。本作ではEX版が常時使えるようになったことで、さらに動きの幅やスピードが上がっており、立ち回りや崩しに関してはより一層強力になったといえるだろう。多彩な技を駆使し、オリジナリティーのある動きや相手を圧倒する戦いかたを好む人にとって、非常にやり込み甲斐があるはずだ。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

“タイガーロード”を起点とした派生技はラモンのトリッキーさを象徴する必殺技。画像の“クロスチョップ”は打撃技で、似たモーションの投げ技“フォースオブウィル”のほか、“フェイントダッシュ”など相手の行動を誘導するような動きもできる。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
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EX必殺技がいつでも使えるようになったことで、弱攻撃からつながるEX版“ローリングソバット”は出番がかなり増えそうだ。ヒット後はさらに強版“ローリングソバット”で追撃できるため、各種“引き起こし”までつなげれば大きなダメージが期待できる。

キング・オブ・ダイナソー

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

 ダイナソーは『KOF XIV』から参戦したキャラクターで、恐竜の覆面を被った悪役レスラー。『餓狼 MARK OF THE WOLVES』に類似した技を持つキャラクターがいるものの、名前や風貌が違うためその正体は不明とされている。

 性能面は動きがやや緩慢だが、近距離戦まで持ち込めばコマンド投げや中段攻撃による強力な技で相手を圧倒できる性能を誇るダイナソー。まさに投げキャラの王道を行くようなキャラクターと言える。一方で小回りが利き判定の強い弱攻撃と、ガードポイントつきの強攻撃による立ち回りも強く、つねにプレッシャーを与えながら、どんどん前に進んでいく戦いかたが魅力。

 変更点では新しい必殺技として“チクシュルーブバスター”が追加。真上付近に飛び上がりつつ空中の相手をつかんで落とす攻撃で、空中の相手に特殊技の“ユカタンパンチ”をヒットさせたときや、画面端でのキャンセルや、画面端で「強版“アンキロハンマー”~“ブレーキング”」をヒットさせたあとの追撃として使える。

 また、“ユカタンパンチ”やEX版“アンキロハンマー”はどちらも発生が早くなり、これらすべての変更点を組み合わせることで、中央で「しゃがみ弱パンチ~EX版“アンキロハンマー”~“ユカタンパンチ”~強版“チクシュルーブバスター“」という強力なコンボがつながる。

 ダイナソーは、今回の調整で下段打撃から高いリターンが取れるようになっており、コマンド投げや中段攻撃と併せて近距離のプレッシャーがより増している。ガードポイントや小技の強さは従来通りなので、個性が強いながらも立ち回りや攻めの武器がそろい、各段に使いやすくなっているだろう。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)

ダイナソーはその恐竜の風貌と悪役レスラーということで、爪や嚙みつきといったややバイオレンスな攻撃を行う。立ち吹っ飛ばしは尻尾を振り回すモーションで、リーチの長さが特徴的だ。

G.A.W.チーム(アントノフ、ラモン、ダイナソー)
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新しくなったクライマックス超必殺技“スパイラルアームエクスカーペーション”はダウン状態に追撃できる特性を持つ。MAX版“ディナー オブ ダイナー”の最終段ヒット後にクライマックスキャンセルをすることでつながるようになっている。 

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THE KING OF FIGHTERS XV特設サイト

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タイトル
THE KING OF FIGHTERS XV
メーカー
SNK
ハード
PS5/PS4/Xbox X|S/PC
発売日
2022年2月17日発売予定
価格
各7920円[税込]
ジャンル
対戦格闘
CERO
15歳以上対象
備考
『Deluxe Edition』は各10890円[税込]

© SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.

『THE KING OF FIGHTERS XV』公式サイト