『KOF15』池澤春菜さん＆ブリドカットセーラ恵美さんトークショーをリポート。アテナの「Are you OK?」とマリーの「サイコボール」は必聴！【EVO Japan 2023】

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『KOF15』池澤春菜さん＆ブリドカットセーラ恵美さんトークショーをリポート。アテナの「Are you OK?」とマリーの「サイコボール」は必聴！【EVO Japan 2023】

　格闘ゲームの祭典“EVO Japan 2023”のSNKブースにて行われた『KOF15』出演声優によるトークショーの様子をリポートする。

文・取材:あみだ編集:とよまん

公開日時:2023-04-05 19:50:00

　2023年3月31日に、格闘ゲームの祭典“EVO Japan 2023”のSNKブースにて、『THE KING OF FIGHTERS XV』（以下、『KOF XV』）出演声優によるトークショーが行われた。

　今回のトークショーに出演したのは、麻宮アテナ役・池澤春菜さんと、ブルー・マリー役・ブリドカットセーラ恵美さん。おふたりの息の合ったトークの様子をお届けしていく。なお、こちらのトークショーはSNK公式YouTubeチャンネルにてアーカイブも公開されているので、気になった人はあわせて視聴してみてほしい。

アテナやマリーを演じるポイントは？　表現のこだわりが聞けた質問コーナー†

　池澤さんの国際色豊かな挨拶からスタートした本トークショー。日本語や英語のほか、中国語でのあいさつも。これは明天君役・劉セイラさんに教わったそうだ。セイラさんは、EVO JAPAN 2023にプレイヤーとして出場しているとのことで、会場で見かけたという人もいるかも？

　そんなエピソードトークから始まり、最初に行われたのは視聴者から募った質問に答えていくコーナー。最初の質問は、「おふたりが自分のキャラクター以外演じてみたいキャラクターは誰ですか？」というもの。

　池澤さんは「ブルー・マリー！　アテナはかわいい系で、また違ったかっこいいキャラなのでやってみたいです！」とコメント。セーラさんも「私もじつはカッコいいブルー・マリーとは正反対なアテナちゃんをやってみたいなと思って……！」と、じつは互いのキャラクターを演じてみたいと思っていたことをカミングアウト。

　そこで、お互いのキャラクターをその場で演じてみることに。アテナを演じる時のポイントについて、池澤さんは「直接殴ったりするキャラクターじゃなくて、あくまで“サイコエネルギー”で戦うキャラクターなので、サイコボールなんかも軽いものをフワッと飛ばすような演技にしています」と、長年アテナを演じてきたうえでのこだわりを伝授。アドバイスを踏まえて放たれたセーラさんの“サイコボール”は必聴のかわいさなので、ぜひアーカイブを視聴してほしい。


サイコボールの打ちかたを解説する池澤さん。

　続けてブルー・マリーを演じるポイントについて、セーラさんは「ブルー・マリーは戦っているときはハイテンションで、“戦闘を楽しむ”というのを意識していますが、それ以外のところでは女エージェントのクールさを大切にしています」とコメント。

　池澤さんの「Are you OK？」は、ふだんのアテナの雰囲気をいい意味で裏切るクールビューティーなかわいさなので、こちらも必聴だ。

サイコボールを放つセーラさん。マリーを演じているときとはまた違う声色に注目だ。

　続いての質問は「対戦中用のボイスなど、格闘ゲームならではの役作りはありますか？」というもの。

　池澤さんは、「喉を使うので、断末魔は最後に収録していますね（セーラさんも最後に録るのだとか）。あとは、どこにどう攻撃が当たったのかを想定していて、お腹を殴られたときなら、空気が出て行って声にならないような感じで演じています。このように、そのときのシチュエーションにあった演じかたを考えています」と、自身の役作りについて語った。


戦闘時とそのほかのボイスでのテンションの使い分けを、ぜひゲームでも確かめてみよう！	マリーの登場セリフ「Are you OK?」を口にする池澤さん。クールな声音をぜひご堪能あれ。

　セーラさんは、「マリーは接近戦が多いので、やられボイスは強めに出していますね。断末魔は、遠くに飛ばされるイメージでやっていて、ふつうのアフレコよりはオーバーに演じるように意識しています」と、自身のキャラクターの特徴を活かせるような演技を意識しているそうだ。これらのコメントを踏まえてふたりのキャラクターボイスを思い出してみると、それぞれの演じかたがそのままキャラクターの個性を伸ばしているのだなと気付かされた。

イスラは“チリ弁”をしゃべっているかも？　『KOF XV』イラストコンテストの結果発表†

　続いて、『KOF XV』発売1周年を記念して開催された、イラストコンテストの優秀賞10作品が発表されるコーナーに。

　発表の最中、イスラのイラストについて、「イスラって南米のチリ出身なんですよ。私も住んでいたことがあるのですが、チリのスペイン語は“チリ弁”と呼ばれるほどすごく訛っているので、イスラももしかしたら“チリ弁”をしゃべっているのかもしれませんね」と、池澤さんならではの着眼点が聞ける一幕も。

　どれも『KOF』愛に溢れた素敵なイラストばかりで、受賞作品はSNKブースにて展示も行われており直でじっくり鑑賞することができた。

ブースで展示されている受賞イラストたち。かわいい絵からカッコいいものまで多種多様だ。

マリーが犬の散歩で待ち合わせに遅れて、アテナがバーで打ち上げをする生アフレココーナー！†

　トークショーの最後を締めくくるのは、ふたりによる生アフレココーナー。こちらはアテナとマリーの対戦映像に合わせて、ふたりが生でセリフを合わせるというものなのだが、いきなり流れてくる映像に声を合わせるのは非常に難しいことであるのは言うまでもなく、結果的としてふたりの即興劇の形になった。

　即興劇のストーリーは、「EVOの会場で待ち合わせをしていたふたりだったが、マリーの愛犬“アントニオ”（愛称アントン）の散歩をしていたら遅れてしまい、怒ったアテナがCLIMAX超必殺技を叩き込む」というもの。アテナとの待ち合わせには絶対遅れないようにしよう(笑)。


マリーを探すアテナ。無事であえたふたりだったが……。	犬の散歩で遅れたマリー。お仕置きがきびしすぎた。

　池澤さんいわく「事故にあった感覚」なこの生アフレコ。じつはもう一本用意されており、そちらのストーリーは“EVO Japanの打ち上げでアテナとマリーがバーに来て、なぜかマリーがCLIMAX超必殺技のM.ダイナマイトスイングをキメる”というハチャメチャなものになった。そもそも、なぜお酒が飲めないアテナとバーに打ち上げに来ているのだろうか……。


この即興劇においては、マリーが打ち上げで飲みたいものは“ビール”だそう。

　怒涛の生アフレコを終えたところで、おふたりのステージは終了時刻となった。最後に池澤さんは、「自分が声を吹き込んだキャラクターを世界中で、しかも日本語ボイスで聞いてもらえてありがたく思います。そして、みんなが好きなものを中心にして集まれるようになったことがすごくうれしいです。『KOF』に関わらせてもらえて本当によかったです」とコメント。

　セーラさんは、「いろんな国の方が一堂に会することができて、ひとつのものに盛り上がって楽しんでいけるという、ポジティブなエネルギーがとても素敵だなと思いました。これからまだEVOは続くので楽しんでください」と、熱気やエネルギーといったオフライン開催ならではの“よさ”を語ってくれた。

　30分強ほどの短い時間ではあったが、キャラクター交換やハチャメチャ即興劇など充実した時間が流れた本トークショー。くり返しにはなるが、SNK公式チャンネルにてアーカイブが公開中なので、『KOF』ファン、とくにアテナ使いとマリー使いは要チェックだ。

EVO Japan 2023ファミ通取材班：とよまん、イトラ、西川くん、あみだ

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タイトル: THE KING OF FIGHTERS XV
メーカー: SNK
ハード: PS5/PS4/Xbox X|S/PC
発売日: 2022年2月17日発売予定
価格: 各7920円［税込］
ジャンル: 対戦格闘
CERO: 15歳以上対象
備考: 『Deluxe Edition』は各10890円［税込］