間P、鯨岡D、野村哲也氏のコメントも! 大会や新情報発表で盛り上がった“DFF 3周年イベント&公式1DAYトーナメント2018”会場リポート

公開日時:2018-11-16 17:00:00

笑顔の練習をしたい西川くんです。2018年11月10日、東京ドームシティ Gallery AaMoにて、“ディシディアFF 3周年イベント”、そして“公式1DAYトーナメント2018”が開催されました。本イベントは、アーケード版『DFF』の稼動から3周年を迎えることを記念して開催されたイベント&公式大会。本記事では、その模様をリポートしましょう。

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会場の入り口には、3周年を記念したイラストがズラリ。貴重なイラストを目の前で見れるということもあり、記念撮影を楽しむプレイヤーも多かったのが印象的です。

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▲ロベルト・フェラーリ氏からは、『FF零式』より躍動感溢れるエースのイラストが寄せられました。

▲『シアトリズムFF』の開発などを担当する開発会社、インディーズ・ゼロさんからは、かわいらしいポスター風の1枚。

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▲上国料勇氏によるライトニング。先日の鹿児島での交流会で描かれたものですね。

▲こちらも鹿児島の交流会で描かれた直良有祐氏のクラウド&ノクト。後日仕上げをされた最新版です。

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▲伊藤龍馬氏からは『FFタクティクス A2 封穴のグリモア』の衣装に身を包んだヴァンが!

▲腹筋に目がいくクジャは板鼻利幸氏から。最初はフライヤを描こうとしていたものの、『DFF』に登場していないためクジャにしたとか。

また、来場者には『ファイナルファンタジー・トレーディングカードゲーム』(『FF-TCG』)で使用できるオニンナイト or バッツの限定カード(どちらかランダム)と、アクリル称号キーホルダー(ランダム)、全キャラクターぶん用意された記念プレイヤーアイコン(1キャラクター選択制)がプレゼントされました。

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▲『FF-TCG』のカードとアクリルキーホルダー。ちなみに筆者が撮影用にお借りすると、バッツとエクスデスの『FFV』セットでした。うごごごご……。

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▲全員ぶん用意された限定プレイヤーアイコンは、紙に欲しいキャラクターを記入しての受け渡しとなっていました。

さて、イベントでは、参加チームは約140チーム、約400人以上ものプレイヤーたちが頂点を目指して競い合うガチトーナメント“公式1DAYトーナメント2018”をメインに、さまざまな催しが行われました。会場には朝早くから多くのプレイヤーが集まり、予選試合を実施。会場に立ち並ぶ予選に使用された全48筐体は圧巻のひと言でした。試合の詳細は、下記のYUさんのリポート記事をどうぞ!

[関連記事] 全国から集まった140チームによる公式トーナメントは激アツ!“DFF 3周年イベント&公式1DAYトーナメント2018”大会リポート

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▲会場のメインステージでは、大きなスクリーンで試合を楽しむことができました。

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▲予選から試合を実況&解説で盛り上げてくれたのは、ウェルプレイド所属のふーひさん(左)と、我らがコイチさん(右)。

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▲予選開始時には、ハザマP(間 一朗氏)が登壇し、開会宣言を行いました。

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▲メインステージ外にも大きなモニターが複数設置され、その前で観戦を楽しむ人も多かったですね。

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また、大会以外では『FF-TCG』の体験会が行われ、その場でスタッフの方にルールなどを教えてもらいつつ、ほかの人と対戦を楽しむ姿も。遊んだ人たちには、『FF』グッズ&『FF-TCG』のチュートリアルグッズがプレゼントされていました。ちなみに、イベントの司会を務めたコーリーこと郡正夫さんも『FF-TCG』にハマった様子。すぐにカードをネット注文していました(笑)。

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さらに、予選と同時進行で、メインステージの横で公式プレイヤーとの交流会も実施。列に並べば誰でも参加可能で、いっしょに戦えたのはハザマP、ブンブン丸兄貴、ランズベリー・アーサーさん、高野麻里佳さん、芦澤佳純さんの5名! なお鯨岡D(鯨岡武生氏)は、時間の都合で残念ながら参加できなかったとのことでした。

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予選の途中には、鯨岡Dが開発機材や開発に使用したデータをもとに、開発中の秘話をたっぷりとくり広げるトークセッションも行われました。じつに興味深い内容だったこのセッションについては、別途リポートをお届けする予定です。

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そして“公式1DAYトーナメント2018”は決勝トーナメントに突入。ここまで勝ち進んできた8パーティが、大勢の観客の前でレベルの高い試合を連発! 試合の展開に合わせて、みんなで大きく歓声をあげながら盛り上がるのは、やっぱり気持ちがイイですね!

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▲決勝トーナメントからは、総合司会を務めるコーリーさんと、アーサーさん、高野さんもコメンテーターとして参加し、試合をワイワイと盛り上げてくれました。

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決勝に進出したパーティは“アグロゆい”VS“それでええねん”。お互い取って取られての接戦となり、最後はスコア勝負にもつれ込むという展開で、“それでええねん”が優勝! 決勝トーナメント進出パーティと、優勝の“それでええねん”には特別称号が贈られました。

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▲決勝トーナメント進出パーティを代表し、準優勝のチーム“アグロゆい”が特別称号を受け取りました。

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▲見事優勝した“それでええねん”には、専用の特別称号が授与!

大会終了後は、今後のアップデート情報などを公開する“3周年スペシャル生放送”の時間。キャラクター調整内容や新たに参戦するキャラクター・ユウナの発表、基本無料版の配信決定などさまざまな情報が公開され、そのたびに歓声があがります。会場は大いに盛り上がり、興奮冷めやらぬままイベントは終了となったのでした。

[関連記事]2019年1月の参戦キャラは男性&『ディシディアFF』シリーズ初参戦! 『DFF 3周年記念公式1DAYトーナメント2018』速報まとめ
[関連記事]『ディシディアFF NT Free Edition』発表! バトル特化の基本プレイ無料版が11月22日より配信スタート

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朝から夜まで、『DFF』でワイワイと盛り上がった今回の記念イベント。今後も基本無料版の配信などで、ますます盛り上がること間違いナシでしょう! ハザマさん、鯨岡さん!! 来年の開催もお願いします!!!!

無料版『DFFNT Free Edition』公式サイトはコチラ

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▲ちなみにしんのすけさん、もとい“しんのすけ氏”も裏方として頑張っていらっしゃいました。新天地でもブイブイいわしちゃってください!!

ハザマP&鯨岡D&野村氏にミニインタビュー!

最後に、本作のキーマンとなる、ハザマP、鯨岡D、野村氏にイベントを終えられた直後にミニインタビューを行いました。『DFF』のことはもちろん、イベントでは時間切れでコメントを控えていた野村氏から、何を言うつもりだったのかもお聞きしてきましたよ!

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――3周年記念イベントを無事に終えられた感想、いまのお気持ちをお聞かせください。

野村 ともかく長いイベントでしたが、集まっていただいたファン方々の熱量が最後まで衰えず、会場に来られなかった方々の盛り上がりも一部拝見して、愛されるタイトルになったなと感激しました。

鯨岡 そうですね。いろいろな発表をする中で、皆さんからすごくいい反応をいただけて。海外の方々かのように、「おおっー!」と大きな声をあげてくださる、日本のイベントとは思えないような反応がとても心地よかったです。クリエイターとして、僕は幸せ者だと思いました。それと同時に、改めてもっとがんばらなきゃと感じましたね。今回、基本無料版の発表もさせていただいたので、『DFF』をアーケード版、家庭用版ともにもっと大きくしていきたいです。

 もっともっとがんばらなきゃね。自分は大会の試合内容が、とにかくサイコー!(笑)。上級プレイヤーってある程度は、強い人たちが固定されているわけじゃないですか。ですが、優勝候補が上位に入っても、大会をやるたびに優勝チームが変わるという点が、とても競技性の高いタイトルに仕上がっているなと、改めて感じます。

鯨岡 作ったのは僕たちですよ?

 そうね。それをプロデュースしたのが自分なのよね!?(笑)。ただ、スクウェア・エニックスは、やはりRPGがメインだったりしますから、そういった競技性の高いタイトルってなかなかないわけです。それを作ってくれた鯨岡と、毎度監修していただいている哲さん(野村哲也氏)、コーエーテクモゲームスのTeam Ninjaさんにはものすごく感謝しています。そして、プレイヤーの皆さんの反応を目の前で見て、改めて『DFF』は長く、今後も続けていきたいと強く思いました。

――今回はやはりユウナの反響が大きかったですよね。参戦の事実はもちろん、ブラッシュアップされたデザインやグラフィック、青木まゆこさんの登場も印象的でした。

野村 『DFF』シリーズ用のユウナのデザインは(PSP版のときに)すでにあったので、モデル制作は新規デザインより『DFF』のデザインラインに合わせやすかったかもしれません。毎回発表時の反応にドキドキしますが、好評だったので一安心です。青木さんとは、最近はコラボものが多いので、スタジオでお会いする機会がちょいちょいあるのですが、今日のイベントではかなり緊張されていました。でもファンの方々のユウナへの反響を直接感じていただけて、よかったと思います。

――来年初頭にはさらに新たなキャラクターを発表する予定がありますよね。その後、追加キャラクターを発表する予定はありますか?

鯨岡 詳細は現時点ではお話はできませんが、いままさに検討している段階です。ただ、現時点で発表している予定が終了したら、その後しばらく何もないとなると、プレイヤーの皆さんはがっかりするでしょう。そこは安心して、続報をお待ちください。

――今回の3周年イベントではもうひとつ大きなニュースとして、基本無料版の発表がありました。これはどのような経緯で配信を決定したのでしょうか?

鯨岡 コーエーテクモゲームスの早矢仕(洋介)さんからお話をいただいたのが直接的なきっかけですね。早矢仕さんがプロデューサーを務める『デッド オア アライブ5』シリーズも基本無料版を配信していて、新規プレイヤーがつねに入ってくる環境を作れていると聞き、これはぜひやるべきだろうと。ちなみに、『DFFNT』の当初の企画書には、販売形態は基本無料って書いていたんです。結果としてパッケージでの販売になったのですが、そうした経緯があったのですんなりと配信を決めることができました。

 新しいユーザーを増やす方法って、ほかにもいろいろあるとは思います。ただ、基本無料版を配信してユーザーの流入を循環させられるというのは、本当にいい仕組みだと感じました。コーエーテクモゲームスさんが、『デッド オア アライブ5』シリーズで、その実績を示してくれているので。

鯨岡 ゲームセンターなら100円、200円入れるだけで遊べるので、じつはつねに新規プレイヤーはいるんです。ただ、家庭用となると値段が高めなので、やはりちょっと遊ぶにはハードルが高いと感じていて。

――だからこそ、基本無料版でお試しして、気に入ったらキャラクター使用権や、パッケージ版を購入してほしいと。

鯨岡 その通りです。パッケージ版って、お試しで対戦すること自体難しいですよね。体験版という手もありますが、体験版では本作の持つ対戦の奥深いところまで感じ取るのは難しいでしょう。ならば、ガッツリと対戦してもらって、無料でもいいからハマってほしい、という気持ちが込められています。

 本作は3人でチームを組んで遊ぶ、というのが特徴のひとつです。たとえばひとりの『DFF』プレイヤーが、友だちを誘っていっしょに遊びたいってなったとき、やはり対戦ゲームのパッケージ版を購入してもらうっていうのはなかなか難しい。ましてや、『FF』シリーズのファン層から考えるとなおさら。ですが、無料ならば誰でも気軽に誘えますよね。そこも魅力だと思っています。

――なるほど。ちなみに、ずっと無料で遊んでも大丈夫ですか?

鯨岡 もちろんです! なぜならば、遊びたいというプレイヤーがいるだけで、ほかのプレイヤーにとっては相手がいるというメリットがあるわけです。お金を掛けたくない人も、ぜひ無料でガンガン対戦しちゃってください!

――プレイヤーがさらに増えることを願います! それから、イベントの最後で野村さんが言いかけたことがありましたよね。あれは何を?

野村 一部ネット上で、『FFVII リメイク』に関する誤情報が出ているようで、そのことについて少し触れようかと。

――ああ、『キングダム ハーツIII』(以下、『KHIII』)後に『FFVII リメイク』の展開が本格的になるという記事を、“『FFVII リメイク』の開発はこれからで、進んでいない”と曲解した情報ですね。

野村 はい。それは公式なものではありません。E3の時にお話した通り、開発は順調に進行しています。先日のARTNIAでのイベント(※リポートはこちら)でも、現在PRの優先は『KHIII』ですが、その後は『FFVII リメイク』になるので安心してお待ち下さい、とお伝えしようと。『DFF』には関係ないのですが、自分が直接お話しできる機会はここくらいしかなく、時間を少しいただこうと思っていたところ……かなり押していたので(笑)。

――確かに、最後は時間的に皆さん駆け足でコメントされていましたから、あの場ではきちんと説明できなさそうでしたね。『KHIII』と『FFVII リメイク』も今後の続報が楽しみです。では最後に、皆さんから『DFF』4年目に向けた意気込みをお聞かせいただければ。

野村 もし4周年があったら、忙しい時期と被らないことを祈るばかりです(苦笑)。

鯨岡 僕は……あぁ~、1回ちょっと、休暇が欲しいですね!

――キャラクターのみならず、鯨岡さんも“リフレッシュ”が必要と(笑)。

 なるほどね! 3月のキャラクターリフレッシュ予定は“鯨岡”って発表されるかも!!

鯨岡 いいですね! まあ冗談ですが……(笑)。いまはそれより、新キャラクターの実装と、ヤ・シュトラや召喚獣のリフレッシュが先です! 皆さんがもっともっと楽しめるように、まずは4年目の最初をがんばります。そこから本当に休暇をもらって僕がリフレッシュするか、そのまま続けるのかは先のお話です。

 鯨岡はこの3年間、つねに走り続けてきました。上司としても、プロデューサーとしても、どこかで一度休ませてあげたいのは正直な気持ちです。そして、お客さんの熱がまだまだ高いタイトルなことはもちろんわかっていますので、4年目も引き続き皆さんに楽しんでもらえるように、いろいろとがんばっていきます!

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