ライターの西川くんが『GTAオンライン』の世界で裏社会をのし上がっていく連載企画“GTAオンライン プレイ日記2022”。カヨ・ぺリコ強盗をクリアーし、その報酬を元手に資金をどんどん増やしていくことで、よりロスサントスを楽しめる余裕が出てきました。

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　前回で資金を増やす方法のひとつとしてオートショップの事業に乗り出し、車両のフルカスタマイズが可能になったので、クルマに焦点を当てることに決めました。

　さらに、この時期はハロウィンの季節。『GTAオンライン』では季節に合わせた期間限定のイベントを実施しているのですが、10月いっぱいはハロウィンイベントが開催中です。ちょうどいいタイミングなので、まずはこのイベントに挑戦。

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　今回はハロウィンイベントの模様に加えて、車両のチューンアップとタイムアタックに挑んだ様子をお届けします。

■ハロウィンイベントをとことん楽しむ！

　ロスサントスを散策中、ふと家屋を見るとパンプキンの飾りが。「あれ？　あんなのあったかな？　カボチャ畑を持っている家は見たことがあるけど……」と近づいてみたら、なんとカボチャを取得できました。

見覚えのあるオブジェクトが置かれていることに気づきました。そうか、10月だ！　ゲームで季節を感じるのもオンラインゲームならではですね

　そう、ハロウィンシーズンのイベントが開催されていたのです！　南サンアンドレアスに隠されたパンプキンを10個集めるとホラーパンプキンマスクがゲットできたり、5万ドルのデイリーボーナスがもらえたりと、さまざまなイベントが楽しめます。詳細は以下の記事をご覧ください。

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　このパンプキン集めが超楽しい！　パンプキンを拾うたびに、いきなり自分が爆死する“爆破”や酔い始める“泥酔”などのデメリットが発動する“トリック”と、お金がもらえたり体力とアーマーが回復したりする“トリート”という効果が発動します。ちょっとしたイタズラですね。

酔っぱらうくらいならまだしも、爆発したときはマジでびっくりしました。ものすごいイタズラです。恐るべしハロウィン（笑）。

　ロスサントスのいたるところにパンプキンが隠されているのですが、ビルの隙間にあったりして探すのがなかなか難しい……。家の前の飾りを重点的にチェックしようと思い、バインウッドあたりの高級住宅街を巡ったら、なんとか10個集めることができました。ちなみに、1日200個集めると限定Tシャツがもらえるようですが、さすがに時間がなくて挑戦できませんでした。

バインウッドはカボチャの入れ食い状態！

10個収集を達成。カボチャ集めはデイリーチャレンジになっていて、お金も毎日もらえました。

　ほかにもハロウィンにまつわる催しは盛りだくさん。ほかにも体験できたので、その内容は次回お伝えします。

こちらがもらったパンプキンのマスク。某ロボットアニメを思い出しました（笑）。

■バイクを購入してカスタマイズ！

　5週目でお金稼ぎにチャレンジしたときから気になっていたのが、毎週更新されるタイムアタック。前にも説明しましたが、タイムアタックイベントを達成すると、1コースにつき1回限りですが高額報酬をゲットできます。コースは限られていますが、すべてのイベントを達成するまではウィークリーボーナス的な感じで挑めます。

　前に挑戦したときはコサトカ潜水艦の購入を第一の目的にしていたので性能の高い車両を持っておらず、クリアーするのが困難であきらめていました。そこそこ稼げるようになり、懐に余裕ができたいまこそチャレンジしてみようじゃないかと！　というわけで、まずはマシン選びから始めました。

　使用する車両はクルマとバイクのどちらかから選ぶわけですが、いろいろな要素を考慮しつつ、キャリア選択でバイカーを選んでいたこともあり、今回はバイクを選択しました。『GTAオンライン』において乗り物の選びかたはいろいろとあると思いますが、今回はタイムアタックに挑戦すること、一般車両のいる公道を高速で駆け抜ける必要があるという点を考えました。そうなると、バイクのほうが一般車両を回避しやすいな、と。

　実際に挑戦しはじめてから思ったのですが、確かに一般車両を回避しやすいのでバイクを選んだことは正解でした。ですが、バイクの場合は運転でミスをするとバイクから体が振り下ろされてしまう場合が多く、バイクに再度乗車するまでのタイムロスが発生してしまいます。クルマならミスしても運転は継続できるので、リカバリーが効きやすいんですね。ここは好みによるかも。

　また、後述する“ハオ・スペシャルワークス”に対応している車両は限定されていることがわかりました。これらの理由から、ハオ・スペシャルワークスに対応しているバイクとなる“ハクチョウ ドラッグ”を購入。値段は約100万ドルと、なかなか高級なバイクです。バイカーだから惜しむ必要は……ありません！

　手に入れたハクチョウドラッグを、まずはカスタマイズします。以前も説明しましたが、通常のカスタムショップであるロスサントス・カスタムなどで改造しようとしても、一部の項目がロックされています。カスタマイズできる項目の範囲は、おもにランクやレースミッションの勝利数で解放されます。ですが、自分のオートショップを用いると、一部の飾りを除いてすべてカスタマイズ可能となるのです。

　オートショップでは非常に幅広いカスタマイズ要素が用意されており、エンジンやブレーキなどの性能を上げられるほか、アーマーを強化すれば耐久性が大幅にアップします。さらに、パーツを変更することで見た目を大きく変えられるだけでなく、カラーリングやペイントなども可能。なお、バイクよりクルマのほうがカスタマイズ項目は多いです（車種にもよりますが）。

パーツなどを変更して……。

好みの見た目に変えていきます。

ペイントだけでなくヘッドライトやホーンなど、多彩なカスタマイズができます。

自分好みのちょいケバめなバイクにカスタマイズ！

　自分好みにあれこれイジった結果、フルカスタマイズで約30万ドルを消費！　うーむ、そこそこのお金が掛かりましたが、満足のいくカスタマイズができました。なお、カスタマイズ費用も車種によって変わるようです。

さっそく街中で試乗し、向上した速さやブレーキの効きを実感しました！　ハクチョウドラッグはもとから高性能マシンなのですが、性能が低めのマシンをカスタマイズで劇的に進化させるというのも楽しそうです。

ふつうのカスタムショップではロックされている要素も。しかし、試乗していたらヘルメットが気になるように。うーん、このマシンに合っていないような……。

というわけで、服屋でヘルメットを調達しました。ついでにレーサー衣装も購入。

しかし、うーんなんかこう……自分のセンスだとレーサーっぽくならないんですよね。

そういえば、オートショップ開業を目的に訪れたロスサントス・カーミーティング会場でレーシングスーツを売っていたことを思い出しました。かなりイカすのですが、約15万ドルとお高め！

悩んでいても仕方ないので、ヘルメットのカラーリングも変えてグローブも購入しちゃいました。実際はクルマ用のレーシングスーツだと思いますが、自分が満足できればいいんです。

■拡張版限定のハオ・スペシャルワークスがアツい！

　プレイステーション5とXbox Series X|Sに対応した拡張版のみの要素として登場するのが、車両のさらなるカスタマイズを可能にするハオ・スペシャルワークスです。ゲーム開始時からじつはハオから何度も連絡があって、解放ミッションに誘ってくれていたのですが、「いずれプレイ日記で扱おう」とあえて放置していました。ハオ、ごめんね（笑）。

『GTAV』のストーリ－でも登場するハオは、空港近くにある“ロスサントス・カスタム”の従業員で、フランクリンの友人です。ラマーもその腕を認めるほどの整備士で、夜な夜なストリートレースで街を駆け巡っています。

　ハオが記録したレースタイムを更新するというミッションを達成すると、ロスサントス・カーミーティング会場で対応車両をハオ・スペシャルワークス（HSW）化させることができるようになります。このミッションの内容は、HSW車両を使用してのタイムアタック。制限時間は約8分という長距離コースになっています。しかも、操作するHSWマシンはとにかく速いのですが、最初は“街中を走るのには不向きではないか”と感じたほどピーキーというか、繊細なセッティングになっています。

指定された地点に行くと、ハオのマシンがあるガレージにたどり着きます。

ハオがカスタムしたクルマでタイムトライアルに挑戦することに！

　端的に言うと速すぎて扱いに困るマシンなのですが、操作に慣れていくうちにブレーキの効きがかなりよく、加速力も高いことに気づきました。これならカーブまで一気に走って、直前でドカンとブレーキを踏んでコーナーをグイっと曲がるのがよさそうかな、と。1回目は派手に事故って失敗しましたが、2回目はかなり安全運転を心掛けて、ていねいに走ってもじゅうぶん間に合いました。直線でどこまでアクセルを踏み込めるのかがポイントですね。

すべての性能がマックスレベルゆえ、ハンドリングが難しい。

アクセルの反応がよく一気に加速するので、コーナーであわててしまいがちに。1回目は9分を超えてしまいました。

失敗をしてもすぐリスタートできるのがやさしい。2回目は安全気味に運転して……。

無事に突破できました。段階を踏んだていねいなブレーキング、少し失敗してもあわてずにリカバーを試みるというドライビングの基本を忘れなければクリアーできます。

　タイムトライアルミッションを成功したことで、ついにハオ・スペシャルワークスが開放されました！　しかも、最初のHSWカスタマイズはなんと無料です。ハクチョウドラッグをHSWでチューンアップすると140万ドルもかかるというのだから、かなりお得です!!

　なお、一回HSWのカスタマイズを施すと、エンジンやブレーキ、サスペンションにトランスミッション、さらにターボまでHSW仕様にアップグレードできます。こちらは有料ですが、6万ドルと比較的お手頃なプライスでした。

ハオ・スペシャルワークスの場所はこちら。

HSW化できるマシンのリストは、ロスサントス・カーミーティングで確認できます。

ハクチョウドラッグをHSW化。初回無料の大サービスですが、さらなるHSW化は有料です。

　タイムトライアルミッションで乗ったHSWチューンのクルマがかなり繊細なセッティングだったので、「乗りやすさに特化してチューンアップしたハクチョウドラッグもそうなるのだろうか」と思いましたが、とりあえずHSWフルカスタマイズを達成。実際に乗ってみたところ、ハクチョウドラッグの加速性とトップスピードが大幅にアップした、異常なまでに速いモンスターバイクに進化しました！

　あまりにも速すぎて、事故ると1発でオダブツになると言う意味でも文字通り“モンスター”になったわけですが、ここで効力を発揮したのが、バイクの“愛車”システム。ひとつのバイクにずっと乗っていると“愛車”扱いとなり、バイクに乗車しているときの体力回復度や防御力がアップするのです。このおかげでよほどヒドい事故（最高速度で反対車線を走る車両に突っ込むとか）じゃなければ、軽傷程度で済むようになりました。これで思う存分、HSWでチューンアップされた愛車のパワーをフルで楽しめるというものです！

バイクの醍醐味のひとつに主観視点での運転の迫力もあるかと。速度がよりダイレクトに感じられます！　主観視点でタコメーターを確認すると、だいたい安定して最大160mp/h（マイル表記）。キロメートル表記だと270km/hほど出ているようでした。これはクルマもHSW化もしてみたいところ。

■愛車でふたつのタイムアタックに挑戦！

　マシンも用意できたので、さっそくタイムアタック（タイムトライアル）に挑戦することにしました。タイムアタックは制限時間内にゴールすれば成功となるもので、使用するマシンは自由に選べますが、もちろん飛行機やヘリは使えません。チャレンジを達成すれば約10万ドルをゲットできる！　これはなかなかおいしい稼ぎになります。

　コースは週替わりで設定されるのもポイントで、おおまかに言えば“山などを自由に登りながら目指すアスレチックコース”と“とにかくスピード勝負のコース”の2種に分かれている印象です。アスレチックコースのほうはバイクだとかなり挑みやすいと思います。

自分ならではのルートを構築するのが楽しい！

ロングコースを走るタイムアタックもあります。

　また、ハオ・スペシャルワークスを解放している人の特典として、“HSWタイムトライアル”に挑戦できるようになります。これはHSW対応車両でのみ挑めるタイムアタックです（マシンのHSW化は条件ではありません）。車両によってクラスが分かれており、クラス別に目標タイムが変わります。基本ルールは通常のタイムアタックと変わらず、成功すれば通常のタイムアタックを超える報酬の約25万ドルが獲得できます。超おいしい！

　さて、タイムアタックに何度か挑戦してみたところ、いくつかのコツに気づきました。まずはスタート時。タイムアタック開始と同時にゴールが表示されますが、ナビは自動で目標を設定してくれないので、手動で設定する必要があります。これ、若干ですがタイムロスにつながるんです。なので、目標の場所を設定したらリスタートしちゃいましょう。これで目標をナビに設定したまま、レースを開始できます。秒単位で勝負するタイムアタックには必須の動きだと思います。

HSWタイムトライアルの内容は通常のタイムアタックと同じですが、時間制限がきびしめです。

　そして、ナビに従ったほうがいいこともあれば、従わないほうがいいコースもあるということも忘れてはいけません。ナビはあくまで目標まで道筋を示すものなので、最短ルートを教えてくれるものではありません。反対車線を走ったほうがよかったり、ナビのルートを外れて山を越えたほうが速かったりと、さまざまな事態がよく起こります。要は、臨機応変に対処することが大事ということです（これはふだんのプレイでも同じことが言えますが）。

　ただし、レースに慣れるまではナビに従いながら安全運転に徹することも重要です。無理なコースを狙ってミスすることも多いですし、ショートカットを狙いすぎてタイムロスすることはよくあります。ナビが示すルートに従っていれば目標を達成できるコースは、意外と多いんですよ。

約25万ドルをゲット。ドライブを楽しむ感覚で高額報酬が手に入るのがいいですね。

　もうひとつ、一般車両をあまり信用しないほうがいいです。メチャクチャな運転をするロスサントス市民は多く、合図もなく路線変更するクルマに何度突っ込んだことか（笑）。いや、まあ異常な速度で走っているこっちが悪いんですが……。バイクの場合は、難度は高めですが路肩や中央線を走れば、比較的安全に進めます。これはバイクならではの走法ですね。

ゴールして喜びのバーンアウト。ちなみにバーンアウトの煙の色もカスタマイズできます。

何度もがんばってくれたハクチョウドラッグ。ゴールできたのがうれしくて、愛車と記念写真を撮ってみました。自分のSNSで自慢するのもアリかと。

　今回はここまで。次回は、盛りだくさんのおもしろさが詰まったシーズンイベントのハロウィンにまつわる催しを紹介させていただきます！