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『レッド・デッド・リデンプション2』6時間のハンズオンデモで体験した大列車強盗の顛末とは!? プレイインプレッション【後編】 

text by マスク・ド・UH

公開日時:2018-10-23 21:00:00

 ローンチトレーラー公開、事前ダウンロード開始と、どんどん解禁が迫る『レッド・デッド・リデンプション2』。事前に6時間にも及ぶハンズオンデモプレイを体験した洋ゲー冒険家のマスク・ド・UH氏によるロングプレイインプレッション、前編では衝撃の幕開けと、ダッチギャングが生き残るためにコーンウォール財閥から奪うことを決断するシーンまでお届けした。

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 後編となる今回は、コーンウォール財閥の列車を強盗する大スペクタクルから、ハートランドに位置する粗野で騒々しい町・バレンタイン来訪までをお届けする。

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 愛馬にまたがり、山を下ったり登ったりしながら、列車強盗の現場に向かうダッチギャング一行だが、ここでコントローラのタッチパッド(デモプレイはPS4 Proを使用)をホールドすることで画面がシネマスコープ状態になる、“シネマティックモード”を体験。このモードになっているあいだ、馬は×ボタンをホールドするだけで自動運転となり、そのぶん仲間との会話に集中できる。この仕様は、じつに素晴らしい。もちろん馬に乗り続けていたいなら、シネマティックにしなくても構わない。ただ、移動距離が長い場合はかなり楽だし、風景も楽しめるのでオススメだ。

 襲撃現場となるトンネルの入り口に到着すると、すでに仲間がダイナマイトを仕掛けている。ダッチの命令で手伝いに向かうアーサー。導線を起爆装置にセットして準備完了! 迫り来る列車を前に、マスクを装着するダッチギャング。マスクのようなアイテムの装着は、ゲーム中すぐに呼び出せるアイテムホイールから選択できる。選択時に確認ボタンを押す必要はなく、アイテムを右スティックで選ぶだけで装着できるのだが、武器選択なども同じ仕様なので、前作を踏襲しているシステムが進化して、非常にスピーディーになったと感じた。アイテムホイールを使いこなすことで、さまざまな武器を瞬時に持ち替えられるようになるだろう。ここが操作におけるいちばんのキモかもしれない。

 マスクを装着して準備完了となったが、肝心のダイナマイトが起爆しない……! いきなりの作戦変更で、トンネルの反対側にダッシュする一行。しかし、何人かは追いつけずに脱落してしまう。無事、列車に飛び乗ったアーサーは、車窓に引っかかった仲間を助け上げて、いよいよ襲撃に。狭い貨車の中では銃よりもステルスによるナイフ戦や肉弾での殴り合いが適している場合もある。仲間に指示を出して倒してもらうのも効果的だ。肉弾戦では、パンチやキックをガードすることで敵がひるむため、そこで一気に反撃。貨車から放り投げてフィニッシュだ!

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機関車を止めようとすると機関士にスコップで反撃を食らうので、同じようにガードを駆使して倒す。ブレーキをかけて列車を停めたら、残党との地上戦にシフトする。残党の数もかなり多いので、ここでもデッドアイが火を吹く。しかし、岩場で停車したため、カバーされることが多いうえに、こちらがカバーばかりしていると、いつの間にか接近され、囲まれて蜂の巣という事態も待っているので、積極的に攻め込むのが重要に。

 最後尾にある、鋼鉄で固められた豪華車両にたどり着いたらミッションクリアー。車内を捜索して金目のブツを発見すれば一応の終わりだが、まだ降参した残党たちが残っている。彼らを口封じで始末するか、それとも他言無用と脅して解放するかはアーサー、つまりはプレイヤーの選択次第。ここで注目すべきが“名誉レベル”だ。

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 彼らを解放すれば、名誉レベルは善と判断され、その噂はワールドを駆け巡り、出会う人々の反応が変わる。全員を殺害すれば、悪の道まっしぐらだが、悪だからといってゲームプレイが不利になるわけではない。善には善の、悪には悪の道がしっかり用意されているのだ。街道で誰かを助けたり、物乞いに小銭を恵んでやったり、仲間を助けたり……さまざまな行動が名誉レベルに影響を与えるので、つねに行動の選択と結果を意識しておきたいところ。

 コーンウォールの列車強盗を成功させ、脱出資金を手に入れたダッチは、大雪が収束したタイミングでいよいよ新たなる野営地に向かう。荷馬車の隊列を組んでの目的地は、バレンタインと呼ばれる小規模な町の近く。小規模とはいえ、畜産業が盛んで人の往来も多く、駅馬車や汽車も通っている。何やら揉め事の匂いがプンプンする町だ。家畜の競売場や酒屋、各種よろず屋に保安官事務所に銀行と、必要なものは何でも揃っている。バレンタイン近くの森林にキャンプを張ったダッチギャングは、しばらくここで生活をすることになる。

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 ここまでがチュートリアル。いよいよ自由行動が解禁されて、本番を迎える。マップにマーカーが表示され、多彩なミッションが受けられるようになり、アーサーのテントでは服装のチェンジやヒゲの手入れ、武器の修理や保管が可能となる。ここで初めて着替えなどの身だしなみを整えられるのだが、一度決めたヒゲの形はまた伸びてくるまで直せないので、よく考えて決めよう。また、服装にはエリアの気温などの環境に適した装備が求められる。

 寒冷地では防寒着でないと寒さがスタミナに影響を与えるし、温暖な土地での厚着も同様だ。何でも着飾ればいいってもんじゃないのは現実と同じなので、見た目が良く、なおかつ自分好みのファッションを探そう。町の服屋に行けば新規のファッションが購入できるが、それにはもちろん金が必要だ。

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 とにかくアウトローの時代である。信用できるのは、金だけ。金が欲しければ稼ぐ手段はいくらでもあるが、そのためにはまずバレンタインの町にくり出す必要がある。自由に行動したい気持ちをこらえて、仲間とバレンタインの町へ。もちろん、ひとりで馬に乗って向かってもいいが、キャンプの古参メンバーであるアンクルといっしょに向かうと道中でいろいろなエピソードが聞けるので、ここはアンクルに声をかけるのがベターだ。

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 まずは町で、手に入れた物資を売却。動物の皮は結構な高値だし、調理した肉も売れるので、やはり狩猟は重要だ。回復アイテムも取り揃えられているが、回復系は持てる量に限りがあるので、よく考えて購入しなければならない。食料や服、ガンスミス(銃砲店)では修理アイテムやカスタマイズキットが入手できるが、どれもそれなりに金がかかるので、やはり金。金を稼ごう!

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 手始めに、足がかりとなるバレンタインをくまなく探索する。保安官事務所に行けば賞金稼ぎのミッションを引き受けられるが、生け捕りはまだ難易度が高い。手堅く稼ぐならば、野生馬を投げ縄で捕獲して調教し、町のはずれにある家畜の競売場で売却するのが、この時点ではもっとも資金を手に入れやすい。しかも、新しい馬もここで購入できるが、馬のカスタマイズも可能なので、誘惑が多すぎる。馬のたてがみの型のみならず、馬具も細部に至るまでカスタマイズできるので、気づいたら大金を得ていたはずなのにスッカラカンになりかねない。

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 この辺りの金銭感覚は『グランド・セフト・オートV』におけるクルマ泥棒のミッションに似ている。高級車を盗んで売り払い、その金でまたクルマをカスタムする行為の“馬バージョン”だ。相手がマシンではなく動物であることは、愛着の点でも重要。馬を撫でたりマッサージすることで心が通じ合い、馬そのものが成長してさまざまな恩恵をアーサーにもたらす。カスタマイズと育成と移動手段と積載重量とが混じり合った、『RDR2』ならではのシステムである。

 馬のつぎは酒場に向かうが、酔っ払いの溜まり場だけにトラブルは必至。いっしょに連れてきたキャンプのガールズたちも、何やら揉めているようだ。やれやれ、またもや俺の出番か。

 俺の名はアーサー・モーガン。今日もどこかで俺を呼んでいる奴がいる。火を吹くのは俺の拳か拳銃か……。運命は己の手で切り拓かねばならない。明日が来るまで、また生き延びるだけだ……。

09

 マスク・ド・UH氏による、6時間にわたるハンズオンデモのプレイリポートは以上。恐るべきはこのリポートでお届けした内容はほんの一部であり、操作や世界観に慣れるためのチュートリアルにすぎないということ。

 その膨大なデータ量も話題になっているが、それも仕方がない。いったい、どれだけの体験が待っているのか、想像もつかない。あとは事前ダウンロードで環境を整え、プレイ解禁を待つのみだ!

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