命の道を確保せよ! 『サドン ストライク 4』のソ連軍キャンペーンモードに挑戦【動画あり】

公開日時:2017-11-24 17:30:00

文・写真・動画・4コマ:猫野カタリ

 スクウェア・エニックスから2017年11月9日に発売されたミリタリー リアルタイムストラテジー(RTS)『サドン ストライク 4』の日本語版。これまで、連合軍キャンペーンの4ステージ目“マーケットガーデン作戦”とドイツ軍キャンペーン序盤のミッション“セダンの戦い”を紹介してきたが、今回はソ連軍キャンペーンの“レニングラード包囲戦”に挑戦。

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 史実では、ドイツ軍がソ連の大都市レニングラードを約900日もの長期間にわたり包囲し続けたこの戦い。補給が途絶したことによって市民への食糧の配給も削減され、レニングラードでは飢餓による大多数の死者が出た。しかし、冬季に入ってレニングラードに隣接するラドガ湖が氷結したことにより、氷上の連絡路“命の道”が確保され、ようやく市民の脱出や物資の輸送を行うことができるようになった。レニングラード包囲戦は、この“命の道”を進む輸送車両を防衛するミッションとなっている。市民の悲願と都市の命運を懸けた戦いだけに、プレイする手にも自然と力が入ってしまう……。

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 レニングラード包囲戦では、列をなして氷上を移動する輸送中隊の防衛が目的となる。ドイツ軍はマップの西方から攻めてくるので、まずは最初の目標地点となる防衛陣地へ移動し、ユニットを西向きに配置しよう。また、このミッション特有のギミックとして、湖に張った氷を爆発や砲撃などで破壊し、その上に乗っている敵ユニットを湖に落としつつ、後方から来る敵も足止めできる点がおもしろく、戦術としても非常に有効だ(ただし、地面が白く見えている部分は氷が厚く破壊できない)。

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グレネードや戦車の砲撃などにより、氷に穴を開けることができる。ついつい多めに穴を開けてしまったり。

 ミッション中盤以降になると敵の重爆撃機が投入され、こちらの車両を狙って広範囲の爆撃を行ってくる。爆撃に伴い足場の氷も破壊され、放っておくと甚大な被害を生んでしまうため、可能な限り迅速に撃墜したい。爆撃機は北側の目標ポイント付近を飛行するので、あらかじめ高射砲を集めて配置しておくといいだろう。もし爆撃を受けてしまった時のために、機甲部隊をなるべく広範囲に散らせるように配置しておくのも悪くない。

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一度の爆撃で3台の戦車を破壊されるという大惨事が起きてしまい、「重爆撃機が接近!」という警告がトラウマに。こうならないためには、対空攻撃のできる高射砲の配置が非常に重要だ。

 増援によって動かせるユニットが増えるミッション終盤は戦いも安定しやすい。だが、稀にこちらの防衛網を強行突破して輸送車両を狙って来る敵装甲車なども現れるため、犠牲ゼロを狙う場合はマップ全体に広く目を光らせておきたい。

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捨て身の覚悟で輸送車両を狙う敵装甲車と、必死に追いすがる味方ユニット。ここまで強引に攻めてくる敵がいるとは予想しておらず、あっさり防衛ラインを突破されてしまった。

 氷結した湖上が舞台となる今回のレニングラード包囲戦のように、作戦によって史実と大きく違ったシチュエーションを楽しめるのも本作の魅力のひとつ。ギミックとしての楽しさはもちろん、ゲームを遊ぶことによってそうした状況が生まれた歴史的な背景が垣間見えるのもおもしろい。さまざまな難局に対してどのように立ち向かったのか、かつての戦争に思いを馳せつつプレイしてみるのも一興かもしれない。

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ゲーム中でも味方が湖に落ちてしまうことはある。なるべく頑丈な足場を選んでユニットを配置しよう!

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