『JUST CAUSE 3』は破壊手段の自由度、爽快感がさらにパワーアップ!【E3 2015】

公開日時:2015-06-23 00:00:00

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 北米・欧州では2015年12月1日発売予定(日本発売は未定)のスクウェア・エニックスのプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『JUST CAUSE 3(ジャストコーズ3)』。ここでは、E3 2015会場のスクウェア・エニックスブースで行われていた、『JUST CAUSE 3』のプレゼンテーションのリポート、開発会社Avalanche StudiosのクリエイティブディレクターFrancesco Antolini氏の合同インタビューも併せてお届けしよう。

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 本シリーズは、軍事施設や建造物などを、ド派手に破壊しまくれる爽快感がウリ。主人公は前作と同様リコ・ロドリゲスで、舞台は地中海をモチーフにしたメディチ諸島。島はDi Ravello将軍の冷酷な支配下にある、という状況だ。

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 プレゼンでは、

・Di Ravello将軍の像をどうやって倒すか
・Di Ravelloの施設をどう破壊するか
・橋をどう破壊するか

 といったお題にどんな手段で挑戦するか、それぞれ3パターンが用意され、ギャラリーの反応で決められていった。

 たとえば、橋の破壊では、ガンボートから支柱を攻撃するか、ヘリコプターから橋を攻撃するか、ハイドラミサイルで橋を攻撃するかといった3択が提示され、記者が見ているときは、ハイドラミサイルで橋を攻撃するシーンが多数のギャラリーに支持され、そのシーンがお披露目された。

 このように本作では、陸海空の乗り物の種類が増え、さまざまな手段で破壊に挑むことができるようになっている。また、その他のデモから、本作では下記のような特徴があることが紹介された。

・Di Ravelloの像を破壊すると、Di Ravelloの支配力が下がる
・グラップリングフックとパラシュートに加え、ウイングスーツが新たに登場
・飛行機に関しては、翼の上を歩くことも可能
・車輌を運転中に武器を使用することも可能
・大規模な爆発を巻き起こせるC4爆弾は無限に使えるようになった

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 さらに自由度が増し、破壊手段、破壊のパターン、壮大さもアップした『JUST CAUSE 3』。日本での発売もぜひ決定してほしいところ。

 最後に、クリエイティブディレクターFrancesco Antolini氏(Avalanche Studios)のインタビューをお届けしよう。

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――『3』では、どんな点にフォーカスして開発しているのですか?

Francesco 自由度の高い破壊です。プレイヤーが何千通りの破壊の楽しみが味わえるようにデザインしています。グラップリングフックは、前作では移動手段のためのアイテムでしたが、本作では同時に複数のグラップリングフックを破壊に使用できるようにしています。現在、開発中のため、変更する可能性もありますが、グラップリングフックは同時に最大6つまで使って、破壊の連鎖に利用できるようにする予定です。

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――島の大きさは?

Francesco 400平方キロマイルで、島の隅々までシームレスで行くことができます。さらに、前作より高さは2倍あり、縦方向の自由度も増しています。高さを活かしたアクションなども体感していただけると思います。

――新たな移動手段として加わったウイングスーツは、縦方向の自由度を体感するために用意したのですか?

Francesco 開発を始めたころ、スタントマンがウイングスーツを着て飛び回っている動画をYouTubeで見てインスパイアされました。ウイングスーツを用意することで、プレイヤーに、行動の自由を与えられるだろうという確信もありました。たとえば、岩山の空洞を飛び抜けて行ったり、スリルと快感も味わえると思います。

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――オープンワールドで縦軸もある、というゲーム開発の難度は高いのでは?

Francesco はい。とても難しいことです。私はクリエイティブディレクターですので、クリエイティブなことに関して、いろいろなアイデアを出すことがおもな仕事でしたが、テクニカルな苦労は傍で見ていてもたいへんそうでした。

――本作の物語はどういったものに? 何を目的に破壊していくのでしょうか。

Francesco まず、舞台は地中海にある島をモデルにしています。なぜ地中海の島をモチーフにしたかというと、いろいろな自然地形があって、先ほども述べた縦方向の自由度を活かせる場所である、というのが大きな理由です。また、地中海を舞台にしたゲームがあまりない、というのも理由のひとつとしてありました。そして、リコがこの島に来る理由ですが、じつはこの島は彼の故郷なのです。旧友から故郷が独裁者に牛耳られ、家族や友人が虐げられていることを聞かされます。リコは故郷に戻り、独裁者を打倒するために、軍事施設などを破壊をしていくことになります。ちなみに、軍事施設は一度破壊するとその場からなくなるのですが、橋などの公共物などは壊しても再生するので、いくら破壊しても大丈夫です(笑)。

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――破壊し甲斐があるオススメの施設は?

Francesco 個人的には、トレーラー映像でも紹介していますが、橋がオススメです。橋に敵をおびき寄せて一度に倒すというのはかなり快感ですよ。

――武器や乗り物はどのくらい増えているのでしょうか?

Francesco 陸・海・空さまざまな乗り物を用意しています(プレゼンでは、陸・海・空あわせて80以上の乗り物が登場すると説明)。また、乗り物をただ増やしただけではなく、バリエーションも意識しました。たとえば、クルマでは、一般的なクルマはもちろん、スポーツカーやF1カーなども用意しています。武器はハンドガン系、アサルトライフル系、スペシャルウェポンの3つのタイプの武器を同時に使うことができます。それぞれにバリエーションがあり、ロケットランチャーひとつ取っても、追尾するもの、ロックオンするもの、連射できるタイプのものなどさまざまな性能の違う武器を用意しています。武器は敵を倒して奪ったり、敵の支配地域を解放すると、そこで使われていた武器や乗り物などが入手できます。

――本作でもゲームの進行は自由度の高いものに?

Francesco はい。ゲーム開始15分過ぎたあたりから、プレイヤーには自由度が与えられ、島のいたるところに行けるようになります。ミッションをこなしてストーリーを進めていくと、新たなミッションがアンロックされていくので、目的を失うことはないでしょう。プレイヤーには、ストーリーも破壊も、すべてを楽しんでほしいと思っています。

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※『Just Cause 3』公式サイト
Just Cause 3 (C)2015 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios. Published by Square Enix Ltd. Just Cause 3 and the Just Cause logo are trademarks of Square Enix Ltd. Square Enix and the Square Enix logo are trademarks or registered trademarks of Square Enix Holdings Co. Ltd. “PlayStation” and the “PS” Family logo are registered trademarks and “PS3”, “PS4” and the PlayStation Network logo are trademarks of Sony Computer Entertainment Inc. The rating icon is a registered trademark of the Entertainment Software Association. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

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