シリーズ過去作のよさがすべて詰まった最新作『ヒットマン』開発インタビュー【E3 2015】

公開日時:2015-06-20 00:00:00

 スクウェア・エニックスから、2015年12月8日にダウンロード配信という形態での販売(エピソード完結後にまとめた形での販売も視野に入れられている)からスタートするプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『ヒットマン』。
※日本での発売は未定。

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 本作は、プロの暗殺者として全盛期を迎えた“エージェント47”を主人公とする、ステルスアクションゲーム。プレイヤーはこのエージェント47として、ファッションの都パリや太陽が降り注ぐイタリアの海岸や、砂埃の舞うマケラシュの市場など、世界中のさまざまなロケーションに赴き、ターゲットとして指定される権力者や重要人物を始末していくことになる。マップはかつてないほど大きく、より緻密に描かれ、NPCの数も前作から大幅に増加。すべてのNPCには名前があり、無意味な通路・部屋などがない(工夫しだいでさまざまなことに利用できる)。

 ゲームのおもな目的は、指定されたターゲットを始末すること。その手段はプレイヤーに委ねられ、どこに行き、いつ行動を起こし、誰を始末するのかなど、すべてはプレイヤー次第だ。

 さらに本作では、オンラインによって一定期間ごとに新たなロケーションや任務、ターゲットが提供され、ゲームが進化していくという。また、プレイヤーのフィードバックを参考に、つねにゲームプレイを調整し、新たなコンテンツも追加される予定。

 新たな試みが満載の『ヒットマン』。そんな本作について、開発を手掛けるIo-InteractiveのクリエイティブディレクターChristian Elverdam氏に少しだけ話しを聞いた。

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――本作はダウンロード配信とのことですが、どんな形態の配信になるのでしょうか。

Christian エピソードごとの配信になると思います。また、オンライン要素についても説明すると、一度、指令をクリアーした場所であっても、新たに指定されたターゲットが設定され、何度でも新鮮に楽しめるような展開、いわゆるオンラインイベントのようなものも考えています。たとえば、タイムリミットを48時間で指定されたターゲットを始末せよ、というミッションが出され、チャンスは1回きり。逃げられた場合は、二度と姿を現さない、といったような。本作では、ライブな体験もプレイヤーに楽しんでもらいたいと思っています。

――今回のは、どちらかと言うと、ストーリーではなく、『ヒットマン』らしい暗殺の楽しみかたに主眼が置かれているのでしょうか。また、本作は、いつごろのエージェント47を描いたものなのでしょうか。

Christian 物語の柱となるものは、もちろん、あります。また、本作の舞台は『ヒットマン アブソリューション』の数年後という設定になっています。我々は、本作の47は暗殺者として脂が乗り切った最高の時期を迎えていると考えていて、その時期の彼を描きたかったのです。

――本作でもコントラクトがあるとうかがったのですが。

Christian 基本的には、エピソードの舞台となったサンドボックス型のステージを使って、NPCを任意にターゲットに指定して、ほかのプレイヤーにそのターゲットの暗殺に挑戦してもらう、という形になります。

――最後に。今回、『ヒットマン』というシンプルなタイトルにした理由は?

Christian 確かにこれまでの『ヒットマン』には、すべてサブタイトルがついていました。本作では、過去の作品のいいところをすべて盛り込んだ「これこそが『ヒットマン』」というものを目指しているからです。

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