スーパー原始人のワールドツアー【第7回】

公開日時:2017-11-30 15:20:00

まずは序盤のガイドをおさらい!

 これまで、プレイ日記ということで筆者の体験や失敗をそのまま産地直送でお届けしてきたが、これから始める人にしてみれば、なるべく失敗はしたくないだろう。
 というわけで、ここまでに得た教訓をもとに、いきなり死なないための序盤のガイドのようなものをまとめておきたい。

1:石のピッケルと石の斧を作れ!

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何をするにも、まずこれがないと始まらない。

 材料となる「わら」や「木材」を入手するには素手で木に殴りかかり、石は地面にポツポツと落ちているので、それを拾えばいい。石のピッケルさえ作れれば、デカい岩に向かってピッケルを振り下ろすことで、大量に石をゲットできる。石の斧の材料に使う「火打石」も、ピッケルで岩を破壊していれば手に入るだろう。

 木を伐るとき、石のピッケルだと「わら」が多く採れ、石の斧だと「木材」が多めに採れるということもおぼえておこう。恐竜や生物の死体からは、石のピッケルだと「生肉」多め、石の斧だと「皮」多め。欲しいアイテムによって使い分けていこう。

2:小さくてもいいから家を作れ!

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とりあえずは、こんなもんでいいさ!

 これは「家が欲しい」という理由からではなく、防壁として。気温差から身を守ったり、恐竜に襲われた際も、とりあえず家に逃げ込んでドアを閉めれば一時しのぎにはなる。恐竜たちの視界からプレイヤーも消えるため、新たな恐竜が寄って来る危険もなくなるというわけだ。とくにオンラインの場合だと、ログアウト中も時間が進んでいるため、しばらく経つと恐竜たちもどこかへ行ってしまっていることも。

 ただ、オフラインだと、いつまで経っても恐竜がいなくならないこともある。応戦するにはやはり武器がほしいので、家を作った後、収納ボックスを作り、武器のスペアなども入れておき……といった感じで、家にはいつでも戦えるだけの準備を備えておきたい。

 最初の家を建てるオススメの場所としては、海岸。恐竜の生息数が少なく、比較的安全であることが多いことと、海に飛び込めば水分補給ができることが利点だ。

3:ベッドを作れ!

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ベッドはメチャメチャ大事!(経験者談)

 ベッドは、死亡した際の復活地点の役割を果たす。これがないと、全地域からだいたいのエリアを指定してのランダム地点復活になってしまうので、ベッドは超重要だ。

 順序としては家よりもこれを真っ先に作りたいところなのだが、材料となる皮40枚の調達がネック。「シンプルなベッド」を作るためのエングラムの関係上、レベル7に上げておく必要もある。
 なので、まずは小型でいいので家を作り、そこを拠点にレベルを上げつつ、ベッドの材料も確保しておくのがいいだろう。皮はドードーからも手に入るので、無理に恐竜を狙わず、ドードーでコツコツ集めてもよし。

 ベッドの下位的存在として「皮の寝袋」があるが、これは1回復活するとなくなってしまうので要注意だ。

4:食料保存庫を作れ!

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発火粉を入れて、湯気が出ればOKな保存庫だ。

 ベリーや肉をたくさんゲットしても、時間経過でどんどん腐敗していってしまう。食料保存庫があれば、腐敗までの時間を10倍に延ばすことができる。

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食料保存庫はレベル18で開放だ。

 食料保存庫の保存機能を発揮させるには「発火粉」が必要になるので、エングラムレベル6で開放できる「すり鉢とすりこぎ」も作っておこう。発火粉自体は火打石で作れるので、カンタンだ。

5:各地にベッドを置け!

 ベッドに近付くと「ファストトラベル」と出る。これはベッドの機能のひとつで、各地に設置したベッド間をワープできるのだ。

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うかつに飛んでしまうと、アイテムをすべて失うので注意だ。

 ただし、ワープ時に所持しているアイテムはすべて失ってしまう。北方のエリアで集めたアイテムを持って南方エリアにワープ、ということはできない。

 恐竜に追われているときや、迷ってしまったときに「ここにさえ来れば、いつでも拠点に戻れる」という安心感は絶大なので、島の各地に、できるだけ多くのベッドを設置しておこう。

 ひとまず、これだけおぼえておけば序盤は一安心だろう。

トロフィーを狙ってみよう

 本作のような、何をしてもいい系サバイバル生活ゲームの場合、逆に「何をすればいいか分からない」となる人が結構いる。そこで、目標のひとつとしてトロフィーを狙ってみるのをオススメ。

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カンタンなものから、相当やりこまないとムリなものまで、さまざま。

 今回は試しに、「生命の起源(最も深い海底に到達)」と「最高峰の頂(最も高い山の頂上に到達)」を目指してみたい。この島の上から下までをしゃぶり尽くすッ!

 しかし、ちょっと出歩いただけで恐竜に殺されまくってきた筆者なので、普通にやっていたら達成はいつになるやら。そこで、最初のメニュー画面でいくつかの項目を調整。

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オンラインの場合はサーバーごとに決められているため、自分でサーバーを立てない限り、こういった項目はいじることはできない。オフラインの場合のみだ。

 経験値倍率を上げ、お腹の減り具合や被ダメージなどをグッと下げる。なお、この調整はスライダー式になっているが、数字の部分にダイレクトに数値を入力することもできる。300倍とか無茶な数値も可能だ。

 そうして準備万端にしてログイン。経験値倍率を上げまくったため、スゴい勢いでレベルアップしていく。

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 レベルアップで得たポイントは、「体力」「酸素量」「近接攻撃力」「移動速度」などに振っていく。これで、恐竜を素手の一撃で殺し、過酷な環境にも対応できるスーパー原始人の誕生だ。

 まずは、最も深い海底とやらを目指してみよう。酸素量をかなりブーストしたので、海女さんもビックリの長時間を潜水していられる。

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むむっ、何だ、あれは……?

 水中を進むと、何やら黒いものが浮かび上がる岩を発見。壊してみると……。

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げ、原油だー!

 なんと、原油だった。なるほど、こういうところから採る物だったのね……。採取量もいじっているので、石が80個も採れているが、それに対して原油は7しか採れていない。なかなかのレア素材か……。

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この光る貝は「シリカ真珠」だ。

 水中もいろんな発見があっておもしろいなぁ……とキョロキョロしていると、サメが出現。海中の王者、メガロドンである。
 以前は遠めに見てガクブルしていただけだったが、今はスーパー原始人。「来いよ……」と待ち受けて……。

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ハァァ……アタァ!

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テーレッテー

 拳の一撃でメガロドンをあの世へ送った。す、すげぇ……。一体、何神拳の伝承者なんだ……。

 そんな感じで、襲い来るメガロドンを次々と指先ひとつでダウンさせていくと、海底の様子が少し変わる。

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むっ、あそこから先は何もない……?

 線を引いたように何もなくなっているので、おそらく、あそこがエリアの端なのだろう。というわけで、ブクブクと潜っていき、海底に足をつけてみると……。

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キター!

 トロフィー「生命の起源」ゲッツ! しかしこれ、ノーマル状態の設定で達成しようとすると、スゴい難度だよね……。

 さて、お次は高い山に登るわけだが、この島には高い山がいくつかある。とくに目立つのは、岩山と雪山。

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この2つが有力候補だろうか……。

 一見、高さに差がないようにも見えるので、どれが一番高い山なのか判断が難しい。とりあえず冒険心を大事にするため、片っ端から登ってみることに。まずは岩山から……。

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おおお……。

 これは岩山の内側。すり鉢状になっていて、ところどころにマグマが流れる高温地帯になっていた。山の内部は、こうなっていたのね……。近付いてみないと分からないってのはイイネ。

 何やら、謎の装置と扉があったが……。

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ふむふむ……。

 ううむ、どうやらいろいろなアイテムを集めてここへ持ってくれば、キーアイテムが作れる……のかな。必要アイテムに「アルファ・メガロドンのヒレ」とかもあるので、アルファ個体をかなり狩りまくる必要がありそう。すべて揃えることができれば、この扉が開くようだ。扉が開ーく、ARK……なんつってなガハハ。

 この周囲を取り囲んでいる壁のような岸壁には登ることができなかったので、一旦、下山。今度は、雪山のほうへ向かってみよう。

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おおっ!

 マンモスと初遭遇。積載量がスゴいらしいので仲間にしたいけど、ここは遠いなぁ……。南方エリアまで連れてくるには、なかなか大変そうだ。

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ここにも装置が……。

 山頂にて、またまた謎の装置を発見。調べてみると、ここも、かなりの数のアイテムを用意する必要があるらしい。うーむ、生き抜くのに必死でそれどころじゃなかったけど、この島にはまだまだ謎が多い。トロフィーにも、「〇体目の究極生命体を倒した!」というのがあったしな……。

 さて、両方の山に登ってみたものの、トロフィーは獲得できず。仕方なくネットで情報を漁ってみると、場所としてはマグマの流れていたあの山で合っているらしい。登れそうな箇所は見当たらなかったため、あきらめていたが……と、ここで、第6回のオンラインで見かけた、あの大階段を思い出す。あそこまで立派なものでなくとも、要は足場を作ってやれば……。

 というわけで一度下山して材料を集めまくり、再度登山。装置と扉があったマグマ地帯付近から、この辺りからなら行けるんじゃないか……という場所に狙いを定めて、足場とハシゴを建設していく。

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えっほ、えっほ……。

 これで、ハシゴから落ちると、やや高い場所にある岩の上に着地することができる。ここに足場をもうひとつ作り……。

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なんかスゴいハシゴの塔。ここから、さらに……。

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小屋のような2階建てを作って……。

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こんなカンジに。

 完成。写真だと分かりづらいかもしれないが、ちょっとずつ高い位置へ上がれるようにしている。最後に、ここからダッシュジャンプすれば、この山の外周部に上がれるはずなのだ。

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到達!

 なんとか登ることができた。すり鉢状になっている山の外周部に立てているのが分かるだろうか。ここをしばらくウロウロしていると……。

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キター!

 やっと、トロフィー「最高峰の頂」ゲッツ! ついに、この島の上と下を完全制覇である。

 しかし、スーパー原始人仕様でも、結構な時間がかかってしまった。おそらく、まだまだ未踏の洞窟や秘境があるに違いない。この島全体をしゃぶり尽くすには、一体どれほどの時間が必要なのか……。

 今回の冒険の過程で、思わぬ収穫もあった。

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水の色がホントにキレイなんですよ……。

 滝と湖が美しかった、隠し海岸的に窪んだ地形。恐竜がいなかったら高級リゾート地だよねコレって感じの雰囲気で、この近くに家を建てたいなァと真剣に考えた。

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陽射しが美しい……。

 こちらは、森の中を走り抜けていたときのワンシーン。森の薄暗さと、差し込む陽射しの明るさが絶妙で、思わず足を止めてしまった。ちなみに、これらの大木も伐採することができる。木材がモリモリ採れるのでオススメ。伐採すると、この絶妙な陽射しは崩れてしまうけど……。

 今回のように、設定をいじって島を探索してみたり、お気に入りの場所に自分好みの建築物を建ててみるのも、『ARK』の楽しみ方のひとつだ。採取量を大きく設定すれば、建材にも困らないだろう。個人的には、まだ金属類を使ったアイテムを満足に作れていないので、クラフトをもう少しやり込みたい。ちょうど今回登った山では、金属鉱石が多く採れる岩をたくさん発見することができた。

 すべてを知り尽くした後でデフォルトの設定に戻してサバイバルを楽しんだり、オンラインの世界に突撃したりしてみるのもいい。遊び方も自由だ。今後もアップデートで進化していく『ARK』というおもちゃ箱を、存分にひっくり返して楽しんでほしい。

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『ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)
ハード:プレイステーション4
メーカー:スパイク・チュンソフト
発売日:2017年10月26日(木)発売予定
価格:6800円[税抜](7344円[税込])
ジャンル:オープンワールド恐竜サバイバルアクション
CERO:17歳以上対象
開発:Studio Wildcard

©2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement..