この地に降り立ち、まず何をすべきか【第1回】

公開日時:2017-08-21 12:30:00

 恐竜が跋扈する原始時代さながらの世界に放り出され、サバイバル生活をすることになるゲーム、『ARK: Survival Evolved』。PS4版の発売も近づき、「興味はあるけど、どないやねん」という人も多かろう本作を、サバイバル生活ゲーが大好物なくせに「コンビニがないと生きていけない」とほざく軟弱な筆者の体験談を交えつつ、ご紹介。第1回は、実際にゲームを始めてみてから「なんとか一息つけたかな……」というところまでを、ご覧いただきたい。

まずはキャラクターメイキング

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キャラクターメイキング画面は、こんな感じ。

 ゲームを開始すると、プレイヤーキャラのメイキング画面に。画面左のメニューを見ると分かるように、体の各パーツをかなり細かくいじれる。

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(結果にコミットする、例のBGM)

 ここまでいじれる必要はあるのかというほどにメイキングの自由度は高いが、これから長く付き合うことになる我らが主人公がこんな新型クリーチャーなのもアレなので、初期のノーマル状態に戻す。男性と女性も選べるので、当然の如く女性に大決定。

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男らしすぎる髪型が気になるけど、サバイバル生活で髪型なんて気にしていられない。

 ゲームをスタートすると、南国の無人島のような場所に放り出された。

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手首には何やら菱形のクリスタルのようなものを埋め込まれており、かゆそうに掻く主人公。

 舞台となる島には恐竜を始めとした古代生物が多数生息しており、原始時代にタイムスリップしたような景観。それでいて遠くには明らかに近代的な建造物が見えたりと、ストーリーが気になるところだが、その辺りはまったく語られない。ミステリアス!

 それに、そんなことを気にしている場合でもない。このゲームの第一目的は"生き抜くこと"。ゲームスタート直後から、空腹、気温の寒暖、のどの渇き、好戦的な恐竜の脅威……。プレイヤーにはさまざまな危機が刻一刻と迫っているのだ。

まず、何をすべきか

 まず必要なのは、オノやピッケルといった道具。それらを作るための木材確保が、最初にすべきことだ。というわけで某サンドボックスゲームでおなじみ、素手で木に正拳突きじゃーい!

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押忍! サバイバル生活!

 よーし、木材は取れてる……けど、おびただしい量の流血が気になるので、必要最低限の数を確保したらサッサと道具を作ることに。

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最初に作れるものは、これだけだ。

 クラフトできるアイテムはレベルアップによって種類が増えていくのだが、とりあえず“石のピッケル”や“たいまつ”は、最初から作れる。

 材料を見てみると……どうやら木材のほかに“繊維”と“石”があれば“石のピッケル”が作れるようだ。石は結構落ちているのでカンタンに集まるのだが、繊維とな……? と、ウロウロ。植物をあさっていると、食料になりそうなベリー類とともに、繊維が採れることが分かった。

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砂浜だと、石はモリモリ落ちている。シダのような植物からは繊維とベリーを入手。

 素材を取りきってしまうと、木や植物は消滅してしまう。だが、周囲に建築物を設置していなければ一定時間で再出現するようなので、とりあえずはガシガシと取ってしまって大丈夫だろう。
 そんな感じで素材集めをしていると、ついでに何やらレベルアップもした模様。

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むっ、レベルアップとな。

 レベルアップしたら、まず、ステータスの割り振りを済ませること。レベルが上がるごとに作れるアイテムが増えていくのだが、ポイントを消費してのアンロック方式になっていて、ステータスの割り振りを済ませないと、このポイントがもらえないのだ。

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とりあえずスタミナにでも振っておこう……。

 ステータスを振ってからエングラム画面を確認すると、新たに“たき火”、“石の斧”、“槍”が出現。

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まだ到達していないレベルのエングラムは、シルエットだけしか分からない。

 画面上部に「8」という数字が見えるが、これが今回のレベルアップで得られたポイントで、これを消費して、“たき火”、“石の斧”といった新クラフトアイテムをアンロックしていくわけだ。

 各アイテムに「3」という数字が書いてあるが、これが消費ポイント。つまり、現在8ポイントなので、各3ポイントの“たき火”、“石の斧”、“槍”を全開放するには1ポイント足りない。どれを作れるようにしていくか……は計画的に考えたほうがいいだろう。

 集めた素材で、まずは“石のピッケル”と“石の斧”を製作。試しに木を攻撃してみると、素手よりは明らかに少ない回数で壊すことができた。

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ピッケルで木を殴る! 殴る!

 しかも、回収できる素材の量も増えているようだ。もう素手には戻れない。血ィ出るし……。

 なお、アイテム説明にも書いてあるが、ピッケルで木を殴ると“わら”を、斧で木を殴ると“木材”を多く入手する。動物や恐竜の死体からは、ピッケルだと生肉、斧だと皮……という具合だ。欲しいアイテムによって使い分けていくといいだろう。

 そんな感じで一心不乱に素材集めをがんばっていると、「体温が低下。温まる必要あり」と表示された。

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まあ、この服装だしね……。

 南国っぽい島とはいえ、たしかにこんなほぼ全裸状態では寒かろう。というわけで、レベル3でアンロックできる布装備を作り、“たき火”も作って設置してみることに。

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布装備着用。文明人ぽくなってきた。

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たき火の製作に必要な「火打石」は、そのへんにある岩をピッケルで殴ると手に入る。

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 たき火は、たき火独自のインベントリを持っており、ここに“わら”や“木材”といった燃料を入れることで着火が可能になる。必要なのは燃料のみで、火を点けるための何らかのアイテムは不要のようだ。

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ボウッ! 人類の進化の第一歩である。

 火が点いた! これで暖がとれる! 主人公も、あまりの興奮に出血である……鼻血かな? と思ったら、たき火に近すぎたことによる炎ダメージだった。落ち着け。皆さんも、たき火の設置時には気を付けていただきたい。

 ピッケルや斧を持ち、服も着て、たき火も作って……と人間らしくなってきたが、しだいに辺りは夜になり、「空腹だ! 食事する必要あり!」と表示された。

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ついに空腹が襲い掛かる……。

 植物をあさって繊維集めをしていたときに大量のベリーを手に入れていたので、片っ端からムシャムシャと食してみることに。とりあえず赤い実の“ティントベリー”を12個一気に食べてみたところ、食料ゲージは徐々に回復していき……14.2でとまった。

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 現在、最大値は100。14/100は、さすがに心もとない。ほかのベリーも食べてみたが、似たような感じ。全部食べたので今はなんとかもっているが、このままではまた早々に空腹に悩まされることだろう。
 やはり、腹がふくれる食べ物といえば……肉、なのではないか……? ということで、動物を探しに行くことに。「槍」もアンロックして製作し、準備万端。

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画面が暗くて申し訳ない。だって、夜だから……。

 初遭遇したのは“パラサウロロフス”という、舌を噛みそうな名前の恐竜。幸い、近付いても向こうから襲い掛かってくるタイプの恐竜ではないので助かったが、レベル24とか表示されているので、こんなのにケンカを売ったら逆に食料にされる未来しか見えない。

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小さいし、おとなしそう。これなら……。

 次に遭遇したのは、“オスモスコプス”。レベルは4だ。これならいけるんじゃね……? ということで、槍をブッ刺してみることに。

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ンオアァーッ!

 てっきり反撃してくると思っていたのだが、なんと全力で逃げ出すモスコプス。ちょ……待てよ! と、キムタクっぽく追いかけるも、意外に足が速く、こっちもダッシュして槍で攻撃→距離を離される→またダッシュして槍、の繰り返し。しかもかなりタフで、相当ブッ刺しているのに逃走スピードに衰えが見えない。かなり走ったので、たき火のある場所まで無事に戻れるかなこれ……と心配していたら、なんと、槍が壊れる!

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早々に槍が壊れたことも衝撃だったが、「Your 槍 Broke!」というロックなカタコト表示にも衝撃を隠せない。

 「まだ恐竜1匹も倒してないのに壊れるのかよ!」と、槍の強度に失望しつつ、すぐには作り直せないので、モスコプスはあきらめることに。

 問題は、たき火の位置まで戻れるかどうかだった。たき火自体はまた作ればいいっちゃいいのだが、燃料として「わら」を80個ほど突っ込んでいたため、むしろそっちが惜しかった。

 「そうだ、たしか手帳で地図が見れたな」と思い、開いてみると……。

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……。

 ざっくりすぎる……。大まかすぎる。そして大方の予想通り、歩いても歩いてもたき火は見つからず、拠点と決めたあの場所はあきらめることに。いわゆる、たき火ロスである。

 気を取り直して、新たに拠点と決めた位置にたき火を再設置し、今度は“収納ボックス”も作ってみる。素材を集め直していると、インベントリがいっぱいになってきつつあり、これ以上持てなくなる可能性が出てきたのだ。

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“収納ボックス”はレベル4でアンロックできる。

 収納ボックスはひとつで15個のアイテムが収納可能。材料も集めやすいので、しばらくはこれを複数作ってアイテムを保管していくことになりそうだ。

 ……と、ここまで作ったところで夜が明けた。こうして無事(?)にサバイバル1日目を終え、2日目に突入していくのであった……。

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また陽は昇る……。

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『ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)
ハード:プレイステーション4
メーカー:スパイク・チュンソフト
発売日:2017年10月26日(木)発売予定
価格:6800円[税抜](7344円[税込])
ジャンル:オープンワールド恐竜サバイバルアクション
CERO:17歳以上対象
開発:Studio Wildcard

©2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement..