守るための壁を築け!【第5回】

公開日時:2017-10-16 18:00:00

壁の中で生きる!

 苦労してゲットしたプテラノドンを、ものすごい早さで失ってしまった前回。せっかく仲間にした恐竜たちをこの弱肉強食の世界で失わないためにも、拠点には壁が必要だ……というわけで、自宅の周囲を壁で囲い、恐竜やドードーたちの安息の地を確保することに。

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地道に領土を広げていく……。

 強度を考えると石がいいのだが、調達と運搬の問題から、ひとまず木製に。余裕が出てきたら、部分的に解体して石に置き換えていけばいい。

 しかし写真を見ると分かるように、建築を始めてからすぐに、ブロントサウルスが自宅周辺をウロウロし始める。草食だし、こちらから手を出さない限りは襲ってこないので、とりあえず放っておいたものの……。

02

ちょ、ちょっ、ブロントさん!

 壊そうとしたわけではないと思うが、「進行方向に障害物アリ」とみなしたのか、壁を上から踏んづけまくるブロントさん。「ちょっ、作ったばかりで壊れ……」と思ったが、意外と耐える壁。期せずして木製の壁の耐久テストとなった。

03

ブロントさん……。

 ブロントさんはしばらくモゴモゴと動いていたが、最終的に、家にめり込む形で動かなくなってしまった。移動する気配がなく、「ウーン、困ったな……まあ無害だし放っておくか」と、そのままにして木材調達へ。

 木材調達先の森でプテラノドンを発見したので、すかさず麻酔矢からのテイム。サドルの材料が全然足りないので、まだ騎乗はできないが、ひとまず拠点にキープしておく。「この辺で待機しておいてもらうか……」とプテラノドンの設定をいじっていると、なんと間違って「周囲の恐竜に積極的に攻撃する」設定にしてしまった。

04

悪夢、再び。

 プテラノドンのファーストアタックにより、家にめり込んでいたブロントさんが覚醒。ドシンドシンと足踏みしながらプテラノドンを瞬殺し、「しまっ……」と思ったときにはトリケラトプス(2号)も殺されていた。仕方なく全力でブロントサウルスを始末にかかるも、途中でドードーもやられ、そして誰もいなくなった。Oh……。

 たとえおとなしい恐竜であっても、どんなハプニングが起きるか分からない。やはり油断は禁物だなぁ……と反省しつつ、拠点のチェック。前回は拠点から離れたところでの戦闘だったが、今回はモロにここが戦場になっていたので、損害が気になるところ。

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戦いが終わり……。

 まず、入口付近にカバンが置かれていて「何だこりゃ」と思ったが、外に置いていた食料保存庫が破壊されたようだ。中に入っていた物はカバンに入れられて、こんな感じで放置される。消滅するまでの一定時間内に中身を回収すればセーフ、というわけだ。食料保存庫を作り直して、ササッと食料を移動。

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破損した箇所の修理。かなり近付かないと表示されない。

 壁や土台は、意外にも壊れていなかった……が、よく見ると耐久値がちょっと減っていた。近付くと「△ 修理」と出るので、材料が手元にあれば、△ボタンを押すだけでカンタン修理。建物の被害は意外と少なくホッとしたが、万が一の可能性も考えると、壁も二重三重にしておくのがいいのかなぁ……と、某巨人漫画のようなことを考えてしまうのであった。

 気を取り直して、建築再開。自宅前にフラリと現れたトリケラトプス(3号)も捕獲し、巨大ガレージのようなこの場所にいてもらうことに。

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なんだか格納庫みたいだな……。君の家は、ここだ!

 周囲をだいたい取り囲み終わったが、2階からだと、壁のせいでオーシャンビューに支障が出始めたので、3階を増設。

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安全と引き換えに、眺望が……。3階ならナントカ!

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入口は大型恐竜の捕獲にも対応すべく、巨大ゲートに。この要塞感……。

 写真奥に伸びる橋は、釣り用に作ったもの。最初は橋なしで釣りを試みたのだが、実際にそこに魚がいる場所でないと釣れないらしいので、浅瀬よりもっと先まで橋を延ばす必要があったのだ。……まあ、こんな高さに作る必要はないのだけど、ついつい、そのまま勢いで。

 釣りに関しては第3回目の生活安定の回で紹介したかったのだが、このゲームの釣りは、最初のハードルがちょっと高め。釣り竿はそうでもないのだが、釣り餌に使えるのが「樹液」か「ヒルの血液」で、序盤だと、これの入手難度が高い。樹液は、金属を加工して作る蛇口が必要だし、ヒルの血液は、沼地でヒルを倒しまくる必要がある。筆者も第4回で運良く沼地を見つけられなければ、今頃はまだ釣りに手を出せていなかったかもしれない……。

 釣り竿と餌が揃ったら、あとはカンタン。まずはイスを作って設置する。このゲームの釣りは、イスに座らないとできないのだ。イスに座ったら、あとは水面に向かってR2ボタンを押すだけ。

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「木の椅子」はレベル19でアンロックできる。

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あとは、魚がかかるまで待つだけ……。

……しかしこれが、なかなか釣れない。浅瀬に近いので場所も悪いのかもしれない……が、水面を見てみると、いるんだよなぁ。

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赤いのが魚。おるやんけ!

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潜りからの……獲ったどー!

 業を煮やして、ザブーンと飛び込んで殴り殺して「獲ったどー!」と釣り(近接物理)してみたが、これでは魚の死体から魚肉しか取れないので、グッとこらえて再度、釣りに挑戦。

 ……しかしやっぱり、なかなか釣れない。ついには完全によそ見しながら「ARK 釣り」といったキーワードで検索をかけていたところ、突然、画面に変化が。

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むっ!

 やっと魚がかかった! 制限時間内に、画面に表示されるボタンを押していくと釣れるらしい。ちょうど空が白くて分かりづらいが、画面中央に「0:16」の文字。16秒以内か……!

 次から次へとボタンが表示され、なかなか終わらないまま残り2秒に。ヤ、ヤバい……と思った、その瞬間。

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キター! 釣れた! 超分かりやすい!

 釣れた! 釣れちゃった! あぶなかった!

 このゲームの釣りはちょっと変わっていて、普通に魚を倒すと獲れる魚肉以外にも、レアアイテムの類が一緒に釣れる。今回だと「黒曜石」や「レアフラワー」、そして「有機ポリマー」なる、希少っぽい素材もゲット。しかし腐敗までの時間が表示されており、食料保存庫に突っ込んでも時間は増えず。なかなか扱いづらい素材のようだ。

 釣りのついでに、水中の話題も。この世界にはメガロドン(巨大ザメ)やイクチオサウルス(イルカ似)といった水棲生物もいて、それらもテイムできる。水中・水上を高速移動できて便利なのだが、ハードルは高い。何せ、陸上に上げると死んでしまうので、水中でテイムしなければいけない。さらに、テイムするにも水中に檻を作ったり、浅瀬にプールのような場所を作ってそこへ誘い込んだり……と、事前準備がたまらなく大変。ここまでのプレイ日記を見て頂くと分かるとおり、現在の筆者ではその域にはまだまだ。読者の皆様は、とりあえず知識として覚えておいて頂きたい……。

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水中を潜ると、時折、メガロドンらしきシルエットは見える。怖いなぁ……。

新たな命の誕生

 恐竜は交配が可能で、新たな命を生み出すこともできる。交配で生まれた恐竜は基本的に野生よりも強い個体になるので、戦いを念頭に置いた恐竜部隊の編成には欠かせない要素だといえる。

 ひとまず、交配とはどんなものなのか、ドードーちゃんで試してみよう……というわけでオスとメスを捕まえて、柵の中に放り込んでみた。

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交配させるには、恐竜の設定で「放浪モード」をONにしておく必要がある。

 しばらくすると、交配が始まった。交配ゲージがちょっとずつ高まっていき、これが100%になると卵が生まれるようだ。たまに交配を途中でやめてしまうこともあるので、根気よくチェックし続けるしかない。

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卵、爆誕!

 卵が生まれた……が、ここからが本番。たいまつなどで周囲の温度を充分に高めて、またまた根気よく待たなければいけない。孵化ゲージが0.1%進むのにだいたい3秒ぐらいだったので、1%は約30秒。完了までにはその100倍だから3000秒。つまり……約50分。ソワソワしたり、ほかのことをやりつつ時計をチラチラ見たりして50分後。

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生まれましたぞ!

 ついに卵が孵化! とにかく最初が肝心で、生まれてすぐインベントリに食料を入れてやる必要があるらしいので、構えていた……のだが、ドードーが邪魔で近付けない。「ちょっ、ど、どいて……」と手間取っていると……。

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!?

 無慈悲な「(Dead)」の文字。嘘ー!? 生まれて8秒くらいなんですけどー!? どんだけ儚い命なんだよ……と涙しつつ、卵が生まれた時点でドードーがいない場所に持って行って育てるべきだったなぁ……と反省。読者の皆様は気をつけられますよう……。

防衛に適した地形を探そう

 ところで、筆者は最初に浜辺に作った家をベースにプチ要塞を作ったが、これはこれで結構大変なので、できれば、最初から防衛に適した地形を探したほうがいい。たとえば……。

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なかなかない、良地形。

 この写真の地形は、周辺を探索していたときに、たまたま見つけたもの。三日月形で、周囲を高いガケに囲まれているので、天然の要塞といえる。

 一度、拠点をここに作り直そうとしたのだが、どうも肉食系の恐竜が頻繁に出没する場所らしく、断念。建築中に襲われるのがカンタンに予想できてしまうので、ここに移るとしても、もう少し余裕ができてからにしよう……と浜辺に戻ろうとしたところ、壁面に洞窟の入口を発見。

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おっとぉ……?

 何やら水晶も採れるし、おいしい大発見の予感……と奥に進んでみる。

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溶岩の滝!

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小さくて分かりづらいけど、ぼんやりと青く光る謎のオブジェクト。

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溶岩の向こうに見える、大勢の翼竜らしきシルエット。

 道はだんだん地下へ向かっており、溶岩も相まって地獄に続く道のように見える。島の秘密にまたひとつ近づいた気はしたが、進めば進むほど、この洞窟に入ったことを後悔する展開。これ絶対死ぬやつですやん……とダメ元で引き返し始めるも、当然のように迷子。第1回から迷子には定評のある筆者だけに、「なくなったら困る物は持ってきてないな……よしよし」と早くも死ぬこと前提で持ち物チェックを始める。しかし意外にも恐竜は1匹もおらず、上へ向かっている坂道を見つけては上がっていくだけでいいので……。

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ああっ、あの光は……!

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出れたよママン!

 ああ、無事に出られて良かった……。青い空って、もうそれだけで素晴らしいよね……と生きていることを噛み締めつつ、自宅の方向へ走る。ふと、「大型恐竜を伴わない生活ならば、洞窟内に拠点を作るのも意外に安全でいいのかもなぁ……」と思ったが、本作の仕様として洞窟内での建築はできない。我々は、恐竜と共存してこそナンボ、なのだ。

 1点補足すると、木やベリーもそうなのだが、資源類は拠点の一定範囲内には再生しない。拠点を作るということは、そこにある資源の再生を止めてしまうので、貴重な資源を見つけたときは、そこの近くに拠点を作るのは避けたほうがいいだろう。

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見間違えようもない自宅要塞。

 帰ったら恐竜たちの謎の死体が……というホラー展開もなく、ドードーとトリケラトプスはヒマそうにしていましたとさ。

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『ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)
ハード:プレイステーション4
メーカー:スパイク・チュンソフト
発売日:2017年10月26日(木)発売予定
価格:6800円[税抜](7344円[税込])
ジャンル:オープンワールド恐竜サバイバルアクション
CERO:17歳以上対象
開発:Studio Wildcard

©2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement..