サモナースペルの組み合わせと使いどころを見極めよう!【Vol.3】

“サモナースペル”を使いこなすと戦いかたの幅が広がる。効果的な組み合わせについても紹介。

公開日時:2017-05-09 11:55:00

●サモナーレベルによって開放される要素を活用しよう

 『リーグ・オブ・レジェンド』では、試合で経験値を溜めるとプレイヤーのサモナーレベルが上がっていく。

 サモナーレベルが上がると遊べるコンテンツが開放されるほか、“サモナースペル”や“ルーン”、“マスタリー”が使用可能に。この3つは勝敗を左右する大切な要素だ。使いこなして戦いを優位に進めよう。

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●ここぞという局面で役立つ“サモナースペル”

 試合中は、チャンピオンのスキルとは別に“サモナースペル”という特殊なスキルを使用可能だ。サモナーレベルが上がるにつれて使えるサモナースペルが増え、戦いかたの幅が広がる。

 サモナースペルは全部で10種類あり、試合開始前のチャンピオン選択画面でふたつセットする。自分のポジションや役割によって有効な組み合わせは異なるが、ひとまず覚えてほしいのは、これだ!

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▲ずばーん!

 鉄板のサモナースキルは、ヒール、テレポート、フラッシュの3つ。これらは使い勝手がよく、どういうポジションや場面でもあって困ることはない。新しいチャンピオンを試したいときなどは、この3つからふたつを選べば無難に戦えるだろう。

 続いて、もう一歩踏み出すために、サモナースペルの詳細をひとつひとつ紹介する。

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▲ゲームに慣れてきたら、そのとき使うチャンピオンによって組み合わせを変えてみよう。

 
◆ゴースト(レベル1)
10秒間にわたって移動速度がアップし、ユニットのすり抜けが可能になる。一時的に移動速度が高まるので、敵から逃げるときや追撃に使うのが有効。

◆ヒール(レベル1)
自身といちばん近くにいる味方の体力を瞬時に回復し、1秒間だけ移動速度を上昇させる。大きく体力を減らされた際に、キルを取られないためにふんばるときに使うと便利。

◆クラリティ(レベル1)
自身のマナを最大マナの50%回復、周囲の味方のマナを最大マナの25%回復する。サモナーズリフトでは自軍のベースに帰還すると体力とマナを回復できるので、選ばれることは少ない。

◆バリア(レベル4)
2秒間、自身にダメージを軽減するバリアを張る。敵と正面からぶつかり合うときに使っておけば、バリアぶんだけ体力を減らされずに済む。

◆イグゾースト(レベル4)
指定した敵チャンピオンの移動速度と攻撃速度を下げ、さらに与ダメージを低下させる。おもに味方や自身を守るために使われる。攻撃力が高い敵を狙えれば非常に有効。

◆クレンズ(レベル6)
行動妨害やサモナースペルによる効果をすべて解除。その後の3秒間、敵から受けるデバフの効果を65%低減する。スタンやスネアなどの行動阻害のデバフを瞬時に解除できるので、敵の編成によっては重宝する。

◆テレポート(レベル6)
自身を自陣のオブジェクト、ミニオン、ワードの位置にワープさせる。再使用までの時間は長いが、指定したポイントまで一気にワープできるので移動の手間を省ける。集団戦に参戦したり、ベース帰還後にレーンへと戻る際に活用したりと、多彩な使いかたができる。

◆フラッシュ(レベル8)
射程距離内の指定の位置に瞬間移動する。瞬時に敵から距離を取ったり、距離を詰めることができるので、攻防の要となる。

◆イグナイト(レベル10)
対象の敵チャンピオンに5秒間にわたってダメージを与える。効果中は対象への体力回復効果が減少する。単純にダメージを与えるというよりは、キルを狙うときのダメ押しの一撃として使われることが多い。

◆スマイト(レベル10)
対象の敵ミニオンや中立モンスターに確定ダメージを与える。ジャングルの中立モンスターに使用すると自身の体力を回復する効果もあり、ジャングルを回ってゴールドや経験値を稼ぐ場合にはほぼ必須と言っていい。

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▲いずれのサモナースペルも再使用までの時間が長く、連発できるものではない。戦闘外でも重宝するテレポートやスマイトを除き、敵とぶつかり合ったときに少しでも有利な状況を生み出すためにも、なるべく敵チャンピオンとの戦闘中に活用しよう。

 
 使いかたに少し工夫が必要なものの、あらゆる局面で役に立つのが“テレポート”と“フラッシュ”だ。このふたつはぜひ練習してもらいたい。

【テレポートの使いかた】
 テレポート先は、自軍のタワー、ミニオンのほか、設置した地点の視界を確保する“ワード”というアイテムを指定してワープできる。テレポートの詠唱中にスタンやサイレンスなどの行動阻害効果のある攻撃を受けると詠唱がキャンセルされるため、安全圏に移動してから使うこと。

 ワードは設置した場所の周辺を見渡せるようになるアイテムで、“ワードトーテム”や“ルビーサイトストーン”などのアイテムを購入することで設置可能だ。チャンピオンやミニオンがその場にいなくとも視界を確保できるため、未然に敵の奇襲を察知することもできるのだ。

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▲ベース付近からトップのタワーへ一気にワープ。1対1で敵を抑え込んでいる味方をすぐにフォローできる。

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▲ジャングル内にワードを設置した様子。左上の暗くなっている部分の手前まで視界が広がったのがわかる。ここにもワープできるので、ベースで回復してから一気に奇襲をかけることも可能。

 
【フラッシュの使いかた】
 逃げるためだけでなく、攻撃時にも役立つのがフラッシュのいいところ。体力が残りわずかの敵がレーンに居座っていたら、フラッシュを使って瞬時に距離を詰め、トドメを刺すという使いかたは非常に有効だ。

 また、フラッシュの有効範囲内であれば壁を乗り越えることもできる。敵の視界外へと逃げ出せば、攻撃を受けることなく敵から逃れられるのだ。

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▲体力が減った敵チャンピオンにトドメを刺すため、フラッシュで一気に距離を詰める!

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▲壁越えは逃げるときに重要なテクニック。相手は壁を回り込まないといけないため、その隙に逃走しよう。

 
 これまでの記事でも書いたとおり、立ち回りの基本は“やられないこと”。ゴーストやフラッシュなどの機動力を高めるサモナースペルを、ひとつは選ぶのが現在の主流だ。

 基本の考えかたを踏まえたうえで、サモナーレベル10未満のプレイヤーにオススメの組み合わせを紹介しよう。

◆レベル1~ ゴースト+ヒール
 サモナーレベル1から使用できるので、ゲームを始めたばかりならこの組み合わせを使おう。敵チャンピオンとの交戦でピンチになっても即座にヒールで回復できるのが強み。ゴーストで移動速度をアップさせれば敵から逃げ切れることも多くなる。

◆レベル6~ ゴースト+テレポート
 敵との戦闘が苦手で、ベースで体力を回復する時間が長くなりがちな人は、スピード重視の組み合わせを試してみよう。ベースでの回復後にテレポートでレーンに戻れば、すぐに戦線復帰可能だ。

◆レベル8~ フラッシュ+ヒール
 サモナーレベルが8まで到達したら、ゴーストの代わりにフラッシュを選択。フラッシュは瞬間的に効果が得られるので、逃避や追撃の際に有用性を実感できるはずだ。フラッシュは上級者になった後も使う機会が多いので、慣れておくといい。

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●ポジション別のサモナースペル

 サモナーレベルが上がると、ジャングルを担当するプレイヤーと出会う機会も増えるだろう。ある程度ゲームに慣れると、プレイヤーそれぞれの役割が細分化されるため、サモナースペルの選択にも傾向が見えてくる。攻防に使い勝手のいいフラッシュを中心に、各ポジションの長所を伸ばせるものをセットしたいところだ。

※役割やポジションについてはプレイガイドVol.1を参照
試合の流れを知って迷わずにプレイ! 『リーグ・オブ・レジェンド』の世界に飛び込もう【Vol.1】

◆トップ
【フラッシュ+テレポート】

 トップは主戦場から離れた場所で戦うことが多い。集団戦への参加が遅れないように、瞬時に指定地点へとワープできるテレポートを持っていると便利だ。

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▲詠唱時間さえ我慢すれば、どんなに離れた場所でもワープできるのがテレポートの強み。味方の援護に回るなどして人数差の有利を掴めば、集団戦にも勝ちやすくなる。

 
◆ジャングル(ジャングラー)
【フラッシュ+スマイト】

 ジャングルに棲息する中立モンスターをスピーディーに倒すために、スマイトは必要不可欠と言っても過言ではない。“ハンターマチェット”や“ハンタータリスマン”などのジャングル用アイテムは、スマイトをセットしておかないと購入できないため、ジャングラーはこのチョイスが基本となる。

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▲スマイトを使用すると瞬時に中立モンスターの体力を削れる。同時に、自分の体力も回復するので、ジャングルを効率よく回るためには必要不可欠なサモナースペルなのだ。

 
◆ミッド
【フラッシュ+イグナイト or イグゾーストなど】

 ミッドは自分のチャンピオンや敵の編成によって使い分けたい。自身がアサシンなら与ダメージを高めるためにイグナイト、逆にアサシンを相手にするときはイグゾーストやバリア、ヒールなどを選んだりと、選択に幅を持たせておくといい。

 サモナーレベルが30になるまでは、ブラインドピック(試合が始まるまで敵の構成がわからない試合形式)で試合に挑むため、与ダメージを高めるイグナイトをチョイスするのがベター。

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▲瀕死のエズリアル(画面右上)をイグナイトで追撃! イグナイトを選んでおけば「もうちょっとで倒せたのに」という場面が減るはず。

 
◆ボット(ADC)
【フラッシュ+ヒール】

 ボットを担当することが多いマークスマンは、攻撃力は高いものの耐久力は低いため、少しでも生存率を高めるためにヒールを選ぶのが無難。回復効果はもちろん、移動速度アップの効果はレーン戦・集団戦のどちらでも役立つ。

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▲瀕死の味方が逃げていたので、横からヒールでサポート。体力や防御力が低いマークスマンにとっては、必須とも言えるサモナースペルだ。

 
◆サポート
【フラッシュ+イグゾースト or イグナイト】

 相方となるボット(ADC)を守ったり、敵軍のチャンピオンへのダメージを高めるために、イグゾーストやイグナイトの人気が高い。味方を守りたいときはイグゾーストで敵の攻撃能力を下げ、キルのチャンスを広げたいのならイグナイトを選ぼう。

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▲敵にイグゾーストをヒットさせると一時的に弱体化させられる。集団戦を仕掛けられたときに攻撃力の高いチャンピオンに使えば、被害を最小限に抑えることができる。

 
 サモナースペルは自分が使いやすいと感じたものをセットするのがいちばんだが、悩んだらひとまず上記の組み合わせを試してみよう。ここで挙げた例は一般的に広まっている組み合わせのため、ほかのプレイヤーも使っている可能性が高い。相手のサモナースペルを想定しておけば、より効率的に動けるはずだ。

 次回はチャンピオンの能力をカスタマイズする“ルーン”と“マスタリー”をピックアップするぞ。

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『リーグ・オブ・レジェンド』公式サイト

●GAME SPEC
タイトル:リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)
プラットフォーム:PC(Windows・Mac両対応)
メーカー:ライアットゲームズ
サービス開始日:2017年3月1日
価格:基本無料(アイテム課金制)
ジャンル:PCオンライン対戦ゲーム

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