世界中のゲーマーを熱狂させる『LoL』†

　ライアットゲームズが運営する『リーグ・オブ・レジェンド』（以下、LoL）は世界でトップクラスに人気の高いゲームである。

　ひと言で表すと“5対5でチームを組んで戦うPC用オンライン対戦ゲーム”。本作の魅力は、

◆戦略性が高く、戦闘が奥深い
◆試合の展開が毎回異なるため、飽きない
◆基本無料で遊べる
◆魅力的なキャラクターが多数登場する

　など、さまざまだ。どれもゲーム紹介でよく見かける言葉ではあるが、これらがすべて高いレベルで融合し、世界中のゲーマーを熱狂させている。

　
　『LoL』のプレイヤーは“サモナー”と呼ばれる。それぞれがキャラクターを操作し、味方と協力して目指すのは敵陣の制圧。戦略・戦術は無数にあるものの、基本ルールはとてもシンプルだ。

【『LoL』の基本ルール】
◆5対5のチーム戦
◆プレイヤーは“チャンピオン”と呼ばれるキャラクターを操作
◆先に相手陣営のネクサス（本拠地）を破壊したほうの勝利

　チャンピオンにはレベルや装備の概念がある。試合中に経験値を得てレベルを上げ、ゴールドを稼いでアイテムを買うことで強くなっていく。

　なお、レベルやアイテムはつぎの試合に持ち越せない。RPGでたとえるなら、1戦のなかにキャラ育成や装備の売買、戦闘のすべてが凝縮されているようなものだ。

▲装備を買ってチャンピオンを強化。RPG的な育成要素も備えている。

▲チャンピオンごとにまったく異なる能力を持っているので、組み合わせによって試合の展開は劇的に変化する。

●気に入るキャラがきっと見つかる！ キャラゲーとしても優秀†

　『LoL』はただの対戦ゲームではない。130種類以上の個性的なチャンピオンが登場する“キャラゲー”でもあるのだ。美女、忍者、ロボット、動物と、何でもごされである。公式サイトではそれぞれのストーリーも公開されており、読みものとしても十分おもしろい。

　それぞれが異なる能力を持ち、単純な強キャラは存在しない。勝ちにこだわって複数のチャンピオンを極めるのもいいし、お気に入りのチャンピオンをひたすら愛でるのも楽しいものだ。

●『LoL』は基本無料。お金を払う必要は（ほぼ）ない†

『LoL』は基本無料で遊べるタイトルだ。本作最大の魅力である“対戦部分”に関しては課金要素が入り込む余地がほぼない。

　いわゆるゲーム内通貨はゲームをプレイすることで貯める“IP（インフルエンスポイント）”と課金用の“RP（ライアットポイント）”の2種類があり（※）、IPさえあれば選べるチャンピオンを増やせるのだ。極論を言えば、1円たりとも払う必要がない。

（※2種類のゲーム内通貨：いずれも試合中にアイテムを買うためのゴールドとは別）

　世の中には「基本無料でずっと遊べる」を謳うゲームがあふれているが、変に警戒しなくて大丈夫。『LoL』は本当にそうだから。

▲週ごとにラインナップが変わるフリーチャンピオンは無料で使用可能。購入する前に試せるのがうれしい。

　
　課金通貨の“RP”はおもにチャンピオンの外見を変える“スキン”を買うために使われる。チャンピオンそのものや対戦後の入手IPなどを増やすブーストアイテムもRPで購入できるが、それは強さには直結しない。お金を払えば強くなるわけではない。

スキンを変えると気分も変わる。ひとつ買うとほかのもほしくなってしまうので要注意だ！

▲スキンごとに用意されたアートワークを公式サイトで眺めるのも楽しい。

●古めのノートPCでもプレイ可能†

　ここまでの紹介で『LoL』の魅力は伝わり、いますぐにでもプレイしたくなっていると思うが（なりましたよね）、“PCゲーム”というのがネックになっている人もいるだろう。

「PCゲームは難しそう」と感じる人にはこの特設ページをじっくり読んでもらうとして、「ゲームを遊ぶための高性能PCは高い」と思っている人に朗報だ。『LoL』は少し古めの安いPCでも動作するのである。

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【Windows必要動作環境】
CPU：2GHz（SSE2以上）
メモリ：1GB RAM（Windows Vistaより新しいOSの場合は2GB以上）
HDD空き容量：8GB
グラフィックボード：Shader version 2.0対応
画面解像度：最大1920x1200
DirectX：DirectX version 9.0以上
OS：Windows XP（Service Pack 2 または 3のみ） / Windows Vista / Windows 7 / Windows 8 / Windows 10

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　簡単に言うと、5年ほど前のノートPCでも大丈夫。新しいものなら4万円前後のモバイルノートPCでも何とかなる。自宅にネット閲覧用のPCがあるようなら試しにインストールしてみてほしい。

▲2015年11月に発売したWindowsタブレットでも動作した。当時の価格は3万円ちょっと。ネットにはWi-Fiでしか接続できないので有線に比べて安定性に不安は残るが、遊べないこともない。

　
　高性能PCなら快適に遊べるのは当然として、推奨環境もそれほど高くない。いま（2017年4月現在）買うとすると、だいたい8万円くらいのデスクトップPCで十分クリアーできる。

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【Windows推奨動作環境】
CPU：3GHz
メモリ：2GB RAM（Windows Vistaより新しいOSの場合は4GB以上）
HDD空き容量：12GB
グラフィックボード：NVIDIA GeForce 8600M GT または ATI Radeon HD 2600と同等、あるいはそれ以上
DirectX：DirectX version 9.0以上
OS：最新のService Packをインストール済みのWindows XP / Windows Vista / Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10
最新版.NET Framework（.NET Framework:Microsoft 提供）
Adobe Air：最新版Adobe Air（PVP.netへの接続に必要です）

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　ちなみに、PCゲームとしては珍しく、『LoL』はMacでもプレイ可能だ（※）。スタバでおしゃれにノマドサモナーというのも悪くない。

（Macでのプレイ：2017年4月現在、Macではゲーム内の日本語チャットができない。現在対応中とのこと）

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【Mac必要動作環境】
CPU：2GHz（SSE2以上）
メモリ：2GB RAM（4GBを強く推奨）
HDD 空き容量：5GB
グラフィックボード：NVIDIA GeForce 8600M GT または ATI Radeon HD 2600と同等、あるいはそれ以上
画面解像度：最大1920x1200
OS：Mac OS X 10.7.5以上

【Mac推奨動作環境】
CPU：2GHz（SSE2以上）
メモリ：4GB RAM以上
HDD 空き容量：10GB
グラフィックボード：NVIDIA GeForce GT 330M または ATI Radeon HD 4670と同等、あるいはそれ以上
OS：Mac OS X 10.7.5以上

●このサイト“Dive to LoL”について†

　各所で見かける『LoL』記事では、“プレイヤー人口は何千万人”や“世界大会の賞金総額は何億円”、“世界でプロリーグが開催されている”など、定型句のように派手な部分が語られている。

　たしかにそれは『LoL』の魅力のひとつではあるが、いちばん重要なのはシンプルに「『LoL』はおもしろい」ということ。規模が大きいから魅力的なのではなく、魅力的だから結果として規模が大きくなったのだ。

▲2017年4月1日には日本プロリーグ“LJL”の春季シーズン決勝戦“LJL 2017 Spring Split Final”が、東京ビッグサイトで開催。有料チケット制のイベントにも関わらず、2000人以上のファンが詰めかけた。

　
　多くのプロプレイヤーが人生をかけて向き合うほど、『LoL』は奥が深い。やれることが無数にあるため、難しそうに感じる人もいるだろう。始めたはいいが何をすればいいかわからない人も少なくないはずだ。

　この特設サイト“Dive to LoL”は、「何をすればいいかわからない」をできる限り減らすためのサイトだ。ある程度の定跡を整理し、具体例を交えて、こなすべき順番を明確にし、100点満点中60点のプレイをするための道筋を提案したい。すでにバリバリ遊んでいるサモナーにとっては物足りない内容かもしれないが、友だちを誘うときに活用してもらえれば幸いである。

　60点のプレイに満足できなくなったら、自分の手で、自分の目で、自分の頭で、楽しむための最適解を探してほしい。それはきっと、途方もなく愉快な体験になる。

　さぁ、『LoL』の世界へ飛び込もう。

※インストール方法や基本的な操作方法については公式サイトのガイドをどうぞ。
◆『LoL』入門ガイドはこちら

この記事の関連URL

• 『リーグ・オブ・レジェンド』公式サイト