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【連載最終回】闘技大会は優勝してからが本番……だと!? 

キングダムカム・デリバランス』プレイ日記 第6回(最終回)。

公開日時:2019-09-06 12:00:00

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秘密を聞き出すために神父と酒を飲みまくる! そして、神父ヘンリー爆誕! 

 ノイホフを襲った犯人のひとりである脚の悪い男を見つけるために、ウージッツへとやってきたヘンリー。村民に脚の悪い男について聞き込みをすると、その男の名はルボシュと判明。ヘンリーはルボシュの家へと向かうが、そこにはすで無残な姿に成り果てたルボシュの姿が。襲撃事件の重要な手がかりを失ったヘンリーは、村で再び聞き込みを開始。そして、教会でヘンリーはルボシュにまつわる重要な情報を持つ男・神父のゴドウィンと出会う。

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 どうやらルボシュは、襲撃事件のあった日に教会で神父に何かを懺悔したらしい。しかし、ゴドウィンは、「話すことを禁ずる制約に縛られている」と言って、ルボシュのことを一切話してくれない(グヌヌ……)。 「これ以上、被害が出るのを抑えたい」と必死に説得を試みるが、神父は話せないの一点張り。するとゴドウィンは、ヘンリーに対して「ふたりでワインを飲みながら楽しく話せば妙案が浮かぶかも」と飲みに誘ってきた。「これは神父と仲良くなって情報を聞き出すパターンか」と察した筆者は、さっそく酒場へ! 酒だ! 酒だー!

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説得が成功すると、酒場で神父と飲むイベントは発生しないらしい。

 酒場では、神父から最近の説教事情について聴ける。話としてもおもしろいが、じつは、この説教の話は本クエストの終盤で役立つので覚えておくといいかも。

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ゴドウィンの横にいるのは、彼の愛人。

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神父の説教は、おもに時事問題や罪を戒める内容が多い。ふたりの教皇を辛らつに批判する説教、実話に基づいて聴衆に道徳を説くもの、姦淫や同種の不道徳といった話はとくに反応がいいらしい。

  酔いも回り、すっかり意気投合したふたり。ダイスで盛り上がったり、酒屋の娘にちょっかいを出したり、とやりたい放題(ヒャッハーッ!) 。でも楽しい時間は長くは続かない……。ベロンベロンに酔った彼らの前に執行官とその部下が登場。ふたりは酒場からつまみ出されてしまうが、酔っ払いに怖いものなし! なんと執行官ら相手に殴り合いの喧嘩をおっぱじめた! とりあえず目に入る男を片っ端から殴る! 酔っぱらい最強説!(プレイ日記第1回をご参照ください)

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 執行官らを撃退したふたりは、酒場の娘とゴドウィンの愛人を連れて、村の大鐘へ。夜中にも関わらず、大鐘を鳴らして、テンションマックス! 明らかに中世ヨーロッパのDQNだ! そのまま画面が暗転し……子どもには聞かせられないようなピンクボイスがスピーカーから飛び交う!(メモ:風呂屋で聴けるものよりも少しだけ生々しいぞ!)

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 夜が明けるとそこは羊の群れの中だった。視界がボヤけて真っ直ぐ歩けないふたりの前に朝日が登る。そして、ふたりは互いの顔を合わせてほくそ笑むのだった(何だこの画)。

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 無事、ゴドウィンの信頼を得たヘンリー。これでクエストクリアーと思いきや本番はここから! なんと今日はミサの日! しかし、二日酔いがひどいゴドウィンは「説教はムリ!」と言い出す。しかたなくヘンリーが神父の代わりに説教することに(ワイも二日酔いや!)。ここで昨晩聞いた説教の話が役立つのだ! プレイしていたときはうろ覚えだったけど。

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ミサを始めるための典礼を行うゴドウィン。ぐだぐだ過ぎて村民はあきれ気味。

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ヘンリーに手を振る酒場の娘(昨晩楽しんだ相手)。ちょっと気まずい……。

 さぁ、ついにベロンベロン二日酔い神父ことヘンリーが壇上に! 説教は3択になっていて、ヘンリーのステータスが関係する選択肢が多い。自分のステータス値が高い選択肢を選んでおくのが無難。

■今回筆者が選んだ選択肢
1)堂々とした説教を始める(ステータスが影響)
2)教会の最上におわすのは神である
3)荒々しく続ける(ステータスが影響)
4)姦淫の罪について話す
5)荒々しく続ける(ステータスが影響)
6)締めくくりに少し引用する

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神父ヘンリーは、母教会とそこに属する高位聖職者は、私利私欲のために神の名を利用していると糾弾した(二日酔いとは思えない饒舌ぶり)。

 説教後、村民が「大酒飲みのわりには、ちょっとはいいことを言うな」、「お酒は控えたほうがいいと思うけど、話は本当に上手」とヘンリーを絶賛(?)。どうやら説教イベントは凌ぎきったようで、ホッとひと安心。そして、ようやくルボシュの話が。

 どうやらルボシュは友達に誘われて盗賊の一味に加わったものの盗みだけではなく、人殺しにも手を出し始めたメンバーに不信感を抱き、仲間割れを起こしたとのこと。さらに、ゴドウィンから“レデチコの鼻曲がり”、“パイオス”、“ティミー”という盗賊メンバーの名前を教えてもらったヘンリーは、犯人を捜すべく、鼻曲がりがいるレデチコへと向かうのだった。

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 ゴドウィンと酒を飲み交わすイベントは筆者のお気に入り! かなりおもしろいので最初の説得をわざと失敗してぜひ見てもらいたい! というわけでこの連載でのストーリー攻略はこれにて終了なのだが、物語はまだまだ続く! ちなみにストーリーの進捗度としては、ここまでで30%ぐらい(まだまだ遊べるぜ!)。 果たしてヘンリーは、父の形見である剣を奪い返せるのか!? この続きは、ぜひプレイして確かめてほしい。

闘技大会で優勝して逆恨みされる!

 前回は1回戦敗退という情けない結果に終わった闘技大会にリベンジ。結論から言うと見事優勝を果たした! 今回の闘技大会では、クリンチ戦法を多用したのだ。クリンチ戦法とは、壁際に敵を誘導後、クリンチで押し勝ち、敵が一瞬のけぞった隙に強攻撃を叩き込むという立ち回り(ちょっと卑怯だけど強い!)。

 ひとり目とふたり目には、驚くほど簡単に勝利!(クリンチ恐るべし)。問題は3人目の黒鎧を身にまとった、ブラック・ピーター。彼はかなりの強敵で、クリンチがなかなか成功しなため、マスターストライクも交えながら時間をかけて少しずつ体力を削っていった。長期戦の末、なんとか勝利し、初の闘技大会優勝をもぎ取った!

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彼が闘技大会の最後に戦うことになるブラック・ピーター。壁際でクリンチすれば、敵が大きくノックバックすることはないので強攻撃による追撃が狙いやすい。なお、この戦法を使う場合は、パーク“クリンチの達人”を必ず習得しておきたい。

 ハヌシュ卿から優勝報酬を受け取り、ラッタイの製粉所に帰宅。闘技大会優勝の余韻に浸りつつ、ベッドでグッスリ。そして、翌朝、何気なく製粉所の裏道を通ると、なぜかブラック・ピーターの姿が! 「なぜここに?」と思った矢先、剣で斬り付けられ、焦る筆者(逆恨みだ!)。しかも剣には毒が塗ってあったらしく、ヘンリーはあっという間に力尽きてしまった。ふざけるな! 

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あと、馬で通ったヘンリーを落馬させるための罠も用意してあった。コイツやべーやつだな。

 ここからは、いわば闘技大会延長戦! 大会のときよりも明らかに強いうえに毒の効果(移動速度低下+徐々に体力減少)がえぐい! 移動速度が落ちると思うようにクリンチができず、体力がジワジワと減っていくので長期戦にも持ち込めない(かなりツライ)。試行錯誤の末、製粉所の裏手にある小さな橋に誘導して、手すり越しにクリンチ戦法を行うという立ち回りをしてみたが、どうしても毒を受けてしまう。

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クリンチが成功しづらく、こちらの攻撃をマスターストライクで返してくることが多い。少しでも操作をミスすると毒状態に。狭い橋上であっても毒状態でクリンチを狙うのは至難の業だ。

 逆恨み野郎ことブラック・ピーターとの戦いは、なんと1時間以上にもおよび、筆者の疲労もピークに。ヤケクソになった筆者は、ブラック・ピーターに突っ込み、彼が剣を引き抜くと同時に「うぉぉぉ!」とリアルで叫びながら、ひたすら強攻撃を連打! ヘンリー、怒りの猛攻撃! すると、ブラック・ピーターが怯みまくり、いっさい反撃をしてこないではないか! そのまま赤子の手を捻るが如くブラック・ピーターを圧倒するヘンリー。敵にいっさいの反撃を許すことなく、強攻撃10連打でまさかの勝利! 時間にして約10秒で決着!(このオレが正真正銘の闘技大会の優勝者だ!)

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ヤツが着ていた黒鎧もちゃっかり回収。

 「これまでの苦労と試行錯誤は何だったのか」と思えるほどあっさり勝ってしまった(汗)。とりあえず逆恨み野郎を返り討ちにできたし、闘技大会にも優勝できたので、めでたしめでたし! ということで。

 さて、『キングダムカム・デリバランス』の魅力をお届けする連載企画もこれにて終了(寂しくなるなぁ)。 最初は独特の操作感と理不尽とも言える難度に不安を抱きながらプレイしていたが、ヘンリーが成長していくにつれてその不安は消え、リアルさを追求した独自の戦闘システムが癖になってしまった(慣れると超楽しい!)。

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 ストーリー面でも最初はボンクラだったヘンリーが、さまざまな経験を経て一人前の兵士となり、多くの人から信頼される存在になっていく、そんな姿は見ていて感慨深かった。

 個人的には、ほかのロールプレイングゲームよりも主人公(ヘンリー)の成長過程が色濃く感じられ、育成させることが非常に楽しみになるゲームだと思う。本作をまだプレイしていないという人は、PC版やプレイステーション4版でヘンリーの成長や、15世紀のボヘミアの空気感をぜひとも体験してほしい!

(Text by Qマイン)

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タイトル
『キングダムカム・デリバランス』
対応機種
プレイステーション4、PC
ジャンル
オープンワールドRPG
価格
PS4版 8180円[税抜](8834円[税込])、ダウンロード版は7360円[税抜](7949円[税込])
PC版 通常版(ダウンロード版のみ)は7360円 [税抜](7948円[税込])
CERO
Z(18才以上のみ対象)