舞台は美しき神話の世界へ!『アサシン クリード オリジンズ』DLC第2弾を先行プレイ

公開日時:2018-03-13 12:00:00

 『アサシン クリード オリジンズ』本編のその後を描くダウンロードコンテンツの第2弾、『ファラオの呪い(The Curse of the Pharaohs)』。いよいよ日本での配信もスタートしましたが、以前にもお伝えした通り、海外版をひと足先にプレイする機会を得たので、そのインプレッションを公開しましょう。

 プレイできたのは、メインクエストである“テーベに道義なし(No Honor Amongst Thebes”と“優美なる婦人(The Lady of Grace)”。まずは、ざっくりとストーリーを解説していきましょう。

 バエクはアヤから聞いた、テーベで見つかった秘宝を調査すべく、テーベに降り立ちます。そこでいきなりネフェルティティに襲われるのですが、それは亡きファラオの幻影のようで、バエクはその幻影をエデンの秘宝と結びつけます。

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ネフェルティティとは、紀元前14世紀ごろのエジプト新王国時代、第18王朝のファラオであるアメンホテプ4世(アクエンアテン)の正妃であり、あのツタンカーメンの義母にあたる女性。胸像が有名です。

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いきなり冒頭でネフェルティティの幻影(?)と戦うことになります!

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新たなる冒険の舞台、テーベ。エジプト南東部、ナイル川中流に位置する巨大都市で、現在のルクソール付近にありました。当然、近郊にはかの“王家の谷”が存在します!

 アヤに情報を提供した女性は、バエクにふたつの情報を教えます。それが……

●大神官がファラオの呪いについて何かを知っている
●闇市場の商人が墓から持ち出された秘宝の情報を持っている

 ということです。バエクは秘宝の在り処を探すべく、市場へ向かいます。

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右の女性がアヤに情報を提供したメルティ。本DLCのカギを握るひとりでもあります。

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闇市場の商人から情報を聞き出すバエク。この感じ、既視感が……。

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まあ、こうなりますよね。わかっていましたが……許すまじ!

 闇市場の商人から賭博仲間が競売についての情報を引き出したバエクは、秘宝を追ってテーベを駆けまわることになるのです。

 ほかのクエストと同様に、目指すべき目標はマーカーで記されるので、迷うことなくストーリーを追えるのですが、合い間でいきなり戦闘が発生するので、気を抜くことは許されません。まあ、このDLCをプレイに適したレベルに到達している猛者なら、そんなことは言うまでもないでしょう。

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彼もまた本DLCの重要人物となる、ステカー。不思議な魅力のある青年ですが……。

 さて、秘宝を追うバエクは競売を取り仕切っていた男が、ハトシェプスの神殿に囚われていることを知ります。情報を聞き出すために神殿へ潜入するバエク。この神殿は広大かつ複雑で、かなりの数の衛兵が徘徊しています。男がいる牢獄は、神殿の建物の中。ここでどう立ち回るかはプレイヤー次第ですが、いったん見つかってしまうと周囲の兵士が大挙して押し寄せてくるので、あまり無理をせずに神殿から離れて、警戒度が落ち着いてから探索に向かうのも手です。ただ、死体の隠し場所も豊富にあるので、ステルスプレイの醍醐味が味わえる場所であることも確かです。

 そんなハトシェプス神殿での戦闘を動画で紹介しましょう。

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バエクの怒りは、『アサシン クリード オリジンズ』の根幹でもある叫び。グッと来ます。

 ここで衝撃の展開があるのですが、ネタバレになるので詳細は明かしません。しかし、ここからは怒涛のように物語が進みだします。

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ついに……かの有名な“王家の谷(Valley of the Kings)”が登場! 古代エジプトの新王国時代の王たちの墓が数多く存在する世界遺産を探索できるのです!!

 そう、死後……いや、再生のための楽園“アアル(Aaru)”へと、ついにバエクは到達します。一面が金色の麦に覆われ、巨大な神像が立ち並ぶあいだを船が通り過ぎる世界は、砂漠の大地からは想像できないほどの豊潤さに満ちています。

 古代エジプトでは死後に審判を受けた者は冥界“ドゥアト(Duat)”を通り、このアアルで再生を果たすと信じられていました。その冥界の神が、犬の頭部を持つアヌビスです。アアルの王であるオシリスを補佐すべく、ラーの天秤で死者の罪を量るアヌビス。バエクが訪れるアアルの神殿をアヌビスの姿をした兵士が守っているのは、そういうつながりがあるからなのではないでしょうか? そんなことを考えてしまうのは、本作で古代エジプト文化にハマってしまった人ならわかるはず!

 ここでは、ネフェルティティの墓から冥界らしき場所を通ってアアルへと向かうまでを動画で紹介します。アアルの美しい風景をご覧ください。

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バエクを待ち受けるアヌビスたち。ここが現世と楽園をつなげる冥界なのでしょうか?

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明らかにいままでの舞台とは異なる美しい風景が広がるアアル。金色の野を進む船ですが、うかつに近づくのは危ないです。

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巨大サソリやアヌビスなど、神話の世界を舞台にした戦いがバエクを待ち受けます。

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サイドミッションの“愛か使命か(Love Or Duty)”では、さまよう魂(Ren)を導くべく、アヌビス神と戦うことに。アアルをくまなく探索する内容なので、全容を把握するついでに挑んでおくと一石二鳥。ただし、アヌビス神の強さを侮ることなかれ!

 アアルで秘宝の足跡を追うなかで、ネフェルティティが現世でさまよう理由、そして秘宝を巡る陰謀の正体が明らかになっていく“ファラオの呪い”ですが、さらにプレイヤーを驚かせる(そして喜ばせる)事態が起こるようです……。しかし、2時間ほどのプレイではメインクエストの序盤まで到達するのがやっとでした(サイドクエストはひとつしか体験できませんでした)。

 そう、今回のDLCも、かなりのボリュームであることは確実です。『アサシン クリード』ファンならさらなるアサシン教団の秘密を知ることができ、古代エジプトファンなら“王家の谷”に死後の世界など、たまらないロケーションを舞台にした冒険が楽しめるDLC第2弾。バエクの戦いがさらなる局面を迎える本作は、絶対にプレイすべきコンテンツとなっています。さあ、さらなる深淵なる古代エジプトの世界へ!

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この記事の個別URL

『アサシン クリード オリジンズ』特設サイト-the Newest Origins-

UBI SOFT 公式サイト

『アサシン クリード オリジンズ』公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:『アサシン クリード オリジンズ』
ハード:プレイステーション4、Xbox One、PC
メーカー:ユービーアイソフト
発売日:2017年10月27日(金)発売
価格:8400円[税抜](9072円[税込])
ジャンル:アクション・RPG
CERO:18歳以上のみ対象

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