『アサシン クリード オリジンズ』の舞台は、史実と神話の境界が曖昧なほど過去――シリーズ初となる“古代”のエジプトだ。プレイヤーは警護組織“メジャイ”の一員である主人公・バエクとなり、渦巻く陰謀に立ち向かいながら、アサシン教団誕生の謎を追体験することになる。

　実写と見紛う美しい映像、シームレスなアクション、NPCのリアルな息遣い……あらゆる要素が没入感を高め、本当にオアシスの街を歩いているようなゲームプレイを実現している。さあ、時間を忘れて古代エジプトにダイブせよ。

ジャンルはアクション“RPG”！ 自由自在なスキル育成で唯一無二の暗殺スタイルを作り出そう!!†

　“アサシン教団”相伝の技であるステルスアクションの数々は、『アサシン クリード』シリーズの代名詞としてクールな体験を提供してきた。だが、『アサシン クリード オリジンズ』のテーマは“アサシン教団誕生の物語”。そうした暗殺のスタイルが生まれるのは、本作以降の出来事だ。もしかすると、バエクの戦いかたが、2000年以上続く伝統を生み出すことになるのかも……？

　したがって、主人公バエクが使えるアクションは非常に多彩。近接武器の扱いは闘技場のグラディエーター顔負けだし、弓を構えれば狙撃や同時撃ちで敵を翻弄する。生物の扱いにも長けており、鷲を使役して情報を集めたり、野生動物といっしょに戦うこともできるようだ。もちろん、音もなく敵を仕留めるステルスアクションも健在。

　自分好みにスキルを育成しながら、唯一無二のアサシン体験を堪能しよう。

オープンワールドで描かれる、多彩なエジプトのロケーション†

　ナイル川の周りには肥沃な緑の大地が広がり、恩恵を求めて人々は大都市を作った。活気あふれる街並みには、悩みを抱えた人々も住んでおり、ときにはクエストが発生することもある。

　また、砂漠にたたずむ墓所や寺院を当時の状態のまま探索できるのも本作の醍醐味だ。かの有名なピラミッドにだって入れてしまう。そうしたダンジョンに潜む強敵を倒しながら、よりレアな装備を集めるハックアンドスラッシュ的な楽しみかたもできる。

　どうやら、広大なオープンワールドには隠されたスポットも存在するらしい。謎と神秘が眠るエジプトの地を、こころゆくまで探索し尽そう。

歴史の狭間で描かれる、バエクの戦いとアサシンの“起源”†

　本作の時代背景をより詳細に説明すると、古代エジプト末期を飾ったプトレマイオス朝時代ということになる。ローマの権勢が地中海を越えてエジプトに迫っており、まさに激動の時代といえるだろう。

　かのクレオパトラとローマの実力者カエサルの出会いは、プトレマイオス朝だけでなく、ローマの権力争いにまで発展することになる。そうした歴史の転換点で、バエクは何と戦うのか？ その道が、アサシンの“起源”へとつながっていく。