『ジャストコーズ3』はただ破壊するだけじゃない! 破壊の美学、遊び心が凝縮【ファミ通EE】

公開日時:2015-09-18 00:00:00

 スクウェア・エニックスから2016年1月21日に発売予定のプレイステーション4、Xbox One、およびPC用ソフト『ジャストコーズ3』。同作の開発を手掛けるAvalanche Studios(アバランチスタジオ)のゲームディレクターRoland Lesterlin氏(下写真)が、2015年9月17日から開幕した東京ゲームショウ2015に合わせて来日。会場近くのホテルで最新ビルドのデモを披露してくれるということで、その内容を紹介しよう。

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 本作の魅力は、広大なオープンワールドの世界を自由に駆け回り、さまざまなオブジェを破壊できるところ。移動にはクルマ、ヘリなどの乗り物のほか、前作にもあったパラシュート、本作から追加されたウイングスーツなど上空を滑空でき、横方向はもちろん、縦方向への移動も自由自在。パラシュートは飛んでいる状態から、ボタンひとつでグラップリングフックを使い、引っ張る力を利用して加速や浮力を得られる。パラシュートからウイングスーツに切り替えると高速移動も可能。Roland氏は、グラップリングフック、パラシュート、ウイングスーツを切り替え、ほぼ上空を飛びながら移動していて何だかカッコイイ! しかも、ガスボンベに一発撃ち込み、その直後にガスボンベにグラップリングフックのワイヤをフックさせると、打ち上がったガスボンベといっしょに上空に上がるといった使いかたも。とにかく、いろいろな手段で移動が楽しめるのだ。ただ、実際にやらせてもらうと、ほかのゲームではあまりない移動方法なので、地面に激突したりすること多数。慣れが必要かと。

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 ちなみに、Roland氏によれば、パラシュートで飛んでいる状態での武器の使用は、前作より安定していて、狙いも定めやすくしているとのこと。

 プレイヤーキャラである主人公リコは、飛んでいる状態から地面にグラップリングフックを打ち込むと、スライディングしながら着地するなど動きもスムース。このリコの動きを表現するために、2500ものモーションが用意されているという。「注目してもらいたいのは、彼にちゃんと重みがあり、それが感じられるモーションになっていること。それでいて、グラップリングフックを使ってスライディングしながら着地しても、すぐに走り出せるので、もっさりした感じは受けないと思います」(Roland氏)。

 ちなみに、本作のグラップリングフックは複数設置でき、その引っ張る力で看板や銅像を倒す、といった利用もできるようになっている。

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■前作からの破壊の違い

 前作では、破壊できる対象物にはHPのようなゲージが設定されており、攻撃を加えるとそのゲージが減っていき、ゼロになると破壊されるという仕組みだった。だが、本作では「物理エンジンを使って、使う武器の破壊力によって一気に壊れたり徐々に壊れたといった表現になり、よりリアルな破壊が楽しめるようになっています」(Roland氏)。大きな橋を破壊した際は、徐々に、そしてダイナミックに崩れ落ちていく。しかも攻撃方法、攻撃方向によって壊れかたが異なる。拠点制圧とは無関係のオブジェはエリアを移動して戻ってくると復活するので、何度でも千差万別の破壊が楽しめるというワケ。破壊マニアには堪りませんな。

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■GEAR MODを使って、ひと癖ある破壊アイテムを

 本作の舞台であるメディチ諸島は、いくつかの地域に分かれており、地域の中にはさらに多くの拠点が存在する。地域にある拠点をすべてを解放(将軍の支配下にあることを表すモノを破壊して、最後に旗を掲げれば解放できる)すると、その地域が解放される、という仕組みだ。拠点を解放すると、その拠点にゲリラ軍が常駐するようになり、たとえば、敵に追われて解放した拠点にやって来ると、ゲリラ軍が援軍として戦ってくれるようになる。

 拠点を開放すれば“ガレージ”がアンロックされる。そのガレージにコレクションしたクルマやバイク、ボートなどを設定すれば、その拠点でいつでもそれらの乗り物を呼び出す(呼び出すとコンテナが空から降ってくる)ことができる。

 また、武器のアップグレードに“GEAR MOD”という要素がある。本作にはチャレンジという友だちとスコアなどを競い合える要素があり、そのスコアで“GEAR”というものが手に入る。そのGEARを集めた数によって、アイテムがアンロックされていく。今回紹介されたのは、ブースターというアイテム。これはC4爆弾にブースター機能を加えるというシロモノ。どういうことかと言うと、たとえば、止まっているクルマにブースター機能を付けたC4を複数設置すると、C4からブシュッーと火花が噴射され、その推力でクルマが走り出して、その後C4が爆発するといった感じ。クルマをロケット花火にする感じ、といったらイメージできるだろうか。デモでは、クルマの右前、左後ろにブーストC4を設定し、チョロQのようにクルマを回転させて、爆発させる、といったことも披露してくれた。なんとも遊び心ある破壊だろうか。

■東京ゲームショウではステージも!

 そんな他に類を見ない作品『ジャストコーズ3』。東京ゲームショウのスクウェア・エニックス ブースでは“ジャストコーズ3 サマー オブ カオス in TGS”と題したステージイベントが20日15時から開催される。Roland Lesterlin氏も登壇し、リコ役を務める声優の白熊寛嗣さんがゲストに登場する。また、前日19日11:15からは、“ジャストコーズ3 サマー オブ カオス in TGS & EXTREME EDGES 新作紹介生放送!”が放送予定となっている

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※『ジャストコーズ3』公式サイト
Just Cause 3 (C)2015 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios. Published by Square Enix Co., Ltd. Just Cause 3 and the Just Cause logo are trademarks of Square Enix Ltd.

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ジャストコーズ3 - ファミ通エクストリームエッジ

タイトル:ジャストコーズ4
対応機種:プレイステーション4、Xbox One、WindowsPC
発売日:2018年12月6日
価格:各7980円[税抜](各8618円[税込])

JUST CAUSE 4 (C) 2018 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios AB. Just Cause, EIDOS, the EIDOS logo, SQUARE ENIX and the SQUARE ENIX logo are registered trademarks or trademarks of the Square Enix group of companies. Avalanche and the Avalanche logo are trademarks of Fatalist Entertainment AB.