『コール オブ デューティ ブラックオプスII』をプレイ! そこで判明した内容をこれまでのおさらいとともにお届け

公開日時:2012-11-21 00:00:00

北米ではすでに発売され、世界800万本、米GameStopだけでも100万本を販売し、史上最速の販売記録を達成している『コール オブ デューティ ブラックオプスII』。海外のパブリッシャーであるアクティビジョンのリリースによると、発売から24時間で5億ドルを売り上げ、初日の売上高は過去4作品連続で前作を上回るなど、その規模は拡大し続けている。また、リリースによると、シリーズ累計の売上は、映画『ハリー·ポッター』や『スター·ウォーズ』を、上回るものになったとのこと。そんな世界最高峰のエンターテインメント作品となった『コール オブ デューティ ブラックオプスII』字幕版の国内発売は明日、2012年11月22日。今回は、これまで明かされている物語をおさらいしつつ、キャンペーンのミニインプレッションを紹介しよう。



前作の主人公アレックス・メイソンは、テロを企てるニキタ・ドラゴヴィッチにより、謎の数列を刷り込まれたことで、無意識に謎の行動を取ってしまうわ、テロの手掛かりとしてCIA捜査官から尋問を受けるわ、ヒドイめに遭ってしまう。メイソンは尋問を受けるなかで、過去の任務の回想に誘われ、プレイヤーは(基本は)メイソンとして過去の任務を追体験していくことになる。そこでわかるのは、メイソンと戦友フランク・ウッズがいかにタフな戦いの数々をくぐり抜けてきたかということ。だが、ウッズはドラゴヴィッチの右腕クラフチェンコを道連れに生死不明になってしまう。

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そして本作。舞台は2025年。物語は年老いたウッズの回想と、2025年現在に起こっているテロ事件と交差しながら進んでいく。プレイヤーはウッズが回想する1980年代の戦場と、2025年に進行中のテロ事件を体験していくことになるのだ。ウッズの回想の聞き手はメイソンの息子、デイビッド・メイソン。JSOCという特殊部隊に属しているデイビッド(ゲーム中は作戦中のコードネーム“セクション”と呼ばれる)は、テロ事件を追っており、ウッズと浅からぬ因縁があるテロの黒幕ラウル・メネンデスについて聞き出そうとするが、ウッズの告白から意外な事実が明らかに……。そして世界は推定20億人もの人々に救世主とあがめられているメネンデスの陰謀によって、混乱を極めていく――。

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▲前作から数年後、メイソンは、まだ幼い息子のデイビッドとともに、アラスカでひっそりと暮らしていたが……。メイソンの姿を(モニターごしなどではなく)しっかり拝めるのは稀。

▲そこに前作にも登場したCIA捜査官ハドソンがやってきて、ウッズ救出をメイソンに依頼する。

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▲ベトナムの収容所に捕らえられていたウッズは、想像を絶する悪夢を味わった様子……。

▲メイソンとハドソンはウッズを救出し、脱出を図るが、その道中でメネンデスと運命の出会いが待ち受ける。

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▲若き日のメネンデス。こんなところにいずれ大物となる人物が潜んでいたとは、とはウッズの回想の弁。人質となるメネンデスだが、大物の片鱗をうかがわせる度胸満点のシーン。

▲不敵な笑みを浮かべるメネンデス。

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▲デイビッド・メイソン。アレックスとデイビッドのふたりの父子の関係、そしてメネンデスとデイビッドにも因縁が……。

■あるポイントで選択した行動で物語が分岐

と、物語の概要はそんな感じだが、本作の大きな特徴は、選択した行動によって、物語の展開が変化するポイントがあるということ。任務に失敗したり、ある行動で重要人物が死んだりすると、エンディングも変わってくる。多種多様なエンディングが用意されているわけではないが、あやしいポイントから物語をやり直したりと、くり返し楽しめる作りになっている。

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▲目的を果たせなかった場合、また、ある選択でどちらの行動を取ったかで物語が分岐し、その後のキャラクターの生死すらも変化。

■1980年代、アレックス・メイソンとウッズのコンビ再び

ウッズの回想で描かれる1980年代の戦場では、死んだと思われていたウッズの救出任務が最初の山場となる。その後、別の戦場ではメイソンとウッズという前作同様の名コンビでの胸熱な戦いが展開。戦場は砂漠やジャングルなどさまざまで、戦車や破壊などスケール感を味わえる展開もあり、『コール オブ デューティ ブラックオプス』シリーズのファンの期待に違わぬ戦いが楽しめる。

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■近未来兵器が登場しても、『ブラックオプス』らしさは健在

2025年では、敵をスキャンできるハイテクな銃器や各種ドローン(無人戦闘兵器)、滑空できるウイングスーツ、光学迷彩スーツなど、近未来的な兵器やアイテムが多数登場する。これらを使いこなすことで戦闘のバリエーションは増すが、銃器をメインに撃ちまくりながら進むことも可能。特定のシチュエーションで近未来兵器を強制的に使用させられる局面もあるが、基本的にはプレイヤーの戦闘スタイルは自由で、いままでどおりの感覚で戦場を駆け抜けることができる。

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2025年はデイビッドの活躍が描かれるが、その相棒となるハーパーはタイプ的にもウッズと同様、タフで頼れる存在。メイソンとウッズのコンビを彷彿とさせる。ハーパーの英語版声優は、ハリウッド俳優のマイケル・ルーカー氏だが、ハーパーの外見、仕草はルーカー氏にそっくりで思わずニヤリとさせられる。

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■新たなチャレンジ!ストラテジー的な“ストライクフォース”

物語を進めていくと、“ストライクフォース”という、新しいカテゴリーの特殊なミッションが登場する。このミッションでは、マップを俯瞰して確認しながら、部隊やドローン兵器を配置・移動させ、設定された時間内に目的は達成したり、防衛したりといったストラテジー的なミッションが用意されている。プレイヤーは部隊に指示する以外に、一兵士として戦場で戦うこともできる。

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本作のキャンペーンは物語のスケール感が増し、ドラマ性にも富み、未来兵器によって戦闘のバリエーションも豊富。物語の分岐という仕掛けなどもあり、完全に前作を超えたという印象。FPSだからと敬遠せず、というかむしろ敬遠してきた人にこそプレイしてほしい作品。キャンペーンの物語だけでも遊ぶ価値あり。スタッフロールのあとには、あるサービスがあるので、そちらもお見逃しなく! これにさらにマルチプレイ、ゾンビモードも用意されているのだから、たまらない。ちなみに、本稿執筆時はマルチプレイとゾンビモードは未プレイ。これらのモードについての感想も後日、お届けする予定なのでお楽しみに。


※『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の公式サイトはこちら
(C)2012 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

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コール オブ デューティ ブラックオプスII - ファミ通エクストリームエッジ

タイトル:コール オブ デューティ ブラックオプスII
対応機種:プレイステーション3、Xbox 360、Wii U、PC
字幕版発売日:2012年11月22日発売予定
Wii U版と吹き替え版発売日:2012年12月20日発売予定
ジャンル:FPS
プレイ人数:未定
価格:7980円[税込]
(C) 2012 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
※画面は開発中のものです。