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「どうせ遅延するんでしょ?」と思っていたライターが驚愕!美麗な映像が快適にプレイ可能な“GeForce NOW Powered by SoftBank”レビュー

たまたまクローズドベータテストに当選したライター・西川くんが“GeForce NOW Powered by SoftBank”をプレイ。
文:西川くん

公開日時:2020-02-27 17:00:00

 第2次クローズドベータテストの参加者の抽選が順次発表されている“GeForce NOW Powered by SoftBank”。本当にたまたまではあるが、筆者は無事にクローズドベータテストの抽選を引き当てた。

 それを雑談中に担当編集に伝えたところ「応募してたの!? なんでキミが当選して、僕が落ちるんだよ!」と言われた。……いやぁ僕に言われましてもね……。その流れで「じゃあ実際遊んでみて、記事書いてよ」となったわけだ。というわけで、本記事では実際に“GeForce NOW”を使用し、いくつかのゲームを遊んでみた感想をお届けしよう。

っていうかGeForce NOWってナニ?

 その前に、“GeForce NOW”とは何なのか、筆者も遊ぶまではイマイチ理解していなかったので、改めて簡潔に説明したい。

 “GeForce NOW”とは、送信されてくるゲームの映像を通してゲームを遊ぶといった、いわゆる“クラウドゲーミング”だ。なお、正式サービス時は、有料サービスとして提供される。

 また、ゲームの入手は、SteamやOriginなど、各プラットフォームで販売されているゲームで、実際に購入して遊ぶ。クラウド上の仮想PCに、ユーザーが自分でインストールする方式なので、独自のプラットフォームを持つGoogle Stadiaなどとは異なるわけだ。

 最大の特徴は、ハイスペックPCを用意せずとも、ハイスペックPCと同等レベルの映像を、遅延などもなく、そのまま楽しめるという触れ込みである。……マジ? さすがにウソでしょ……。以前、別のクラウドゲーミングサービスでゲームを遊んだ際の印象もあり「どうせ遅延するんでしょ」なんて、“考えていた”。

体験するにあたって

 さて、今回は普段使いしているゲーミングPCから、有線LAN接続での状態でプレイリポート。高価なグラフィックボードなどを積んでいるくせに、クラウドゲーミングで遊ぶという、ゲーミングPCの無駄遣いである。

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ちなみに回線テストはこんな感じだった。いわゆるPing:5という結果。

 また、プレイするタイトルがシミュレーションやRPGといったジャンルの場合、入力遅延などがさほど意味をなさない。というわけで、今回は『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』、『鉄拳7』、『DOOM』と、アクション性の強いかなり尖ったタイトルをチョイスした。

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

 フロム・ソフトウェアの骨太アクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、『SEKIRO』)と言えば、ゲームアワード“The Game Awards 2019”では、最優秀賞となるゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)を受賞した2019年を代表するタイトルだ。

 選んだ理由は、ゲーム性が“タイミングが命”のゲームだからである。この記事を書き始める前は、「まあ『SEKIRO』遊んでみて、タイミング勝負のゲームはちょっとキツいね、とか書かないとな」と、ある程度結果を予想していたからだ。

 それが遊び始めた瞬間、超驚いた。筆者のPCとほぼ同等のグラフィックで、スイスイとゲームが遊べるからだ。これがもう、マジでスイスイなのである。敵の攻撃を直前でガードする“弾き”もまったく問題ナシ。これには本当に驚いた。おそらく、最後まで卒なく遊べるだろう。いやほんと、ナメてました。

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 映像と操作のラグというのは、コントローラーの入力遅延、回線の遅延、モニターの遅延など些細な積み重ねで必ず発生はしているものなので、もちろん微々たるラグは感じる(気のせいかもしれないレベルで)。でも意識しないと、おそらく分からないだろう。

 もちろん映像を送信しているので、木の葉が生い茂った細かな描写が重なるシーンはブロックノイズが発生し、全体の画質がやや落ちるということもあった。ただしゲームの入力には支障がないので、画質の上下で調整することにより、ゲーム操作の回線帯域を担保しているのではないだろうか。

 しかもそこをうまく“ごまかしている”のか分からないが、ゲーム中は注視しないと画質が落ちたことにも気づかないレベル。とはいえ、クッキリと映る必要があるテキストなどは、さすがに少し画質が落ちていた。

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鉄拳7

 全世界で累計500万本の売り上げを記録した対戦格闘ゲーム『鉄拳7』。対戦格闘ゲームの敵といえば、そう、“ラグ”である。

 対戦格闘ゲームというのは0.1秒単位の世界で読み合いをくり広げるジャンルなので、ラグや遅延などはもってのほか。この記事を書き始める前は、「まあ格ゲー遊んでみて、さすがに格ゲーはキツいね、とか書かないとな」と、またまたある程度結果を予想していたからだ。ひどいヤツだ。

 というわけで『SEKIRO』ですでに驚いていたわけだが、これまた驚いた。普通に遊べちゃうのである。やはり本当に微々たる遅延はあるっぽいのだが、回線のラグのように不安定に遅延するわけではない。ゲーム向きではないモニターで遊んだときよりも遅延が少ない程度の、微々たる遅延だ。

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 まさかオンライン対戦は無理だろうと思っていたが、これが普通に対戦できてしまった。専門的なことを言うと、相手の攻撃をガードした際に13フレームの隙があるので、その間に攻撃発生が13フレームの技を当てたりすることを“確定反撃”と言うが、それも普通に可能だった。

 対戦格闘ゲームのPC版というのは、ある程度PCスペックがないと、描写能力が足りないせいでラグが発生してしまったりするのだが、“GeForce NOW”はクラウドゲーミングなので、そんな心配は一切ナシ。

 家庭の回線の問題で微々たるラグが発生することもあるが、もし回線のラグが発生しても“GeForce NOW”なら、ラグが発生した際に映像画質が落ちるだけで対戦には支障はないだろう。オンライン対戦に使用している回線自体はクラウド上の仮想PCのものだから、当然安定しているからだ。そういう面からは、新たな対戦ツールの幕開けかもしれないと、筆者は感じた。

DOOM

 上記2作はUSB接続したコントローラーで遊んだもの。つぎはマウスとキーボードを使用して、FPSを遊んでみようと考え、2016年版の『DOOM』を選択した。無造作に選んだわけだが、おそらく筆者は続編である『DOOM Eternal』の発売が待ち遠しいのだ……。

 ここまでお伝えしてきた通り、遅延などはほとんどなし。ただ、『DOOM』は銃をぶっ放しまくって敵を倒していけば、敵の血しぶきや肉片が飛び散る細かな描写の多いゲームなので、上記2作よりもやや画質が落ちやすいかなという印象。モーションブラーがかかるとより細かい描写が必要になり、クラウドゲーミングとは相性が悪いと思うので、グラフィック設定の変更もプレイフィールに大きく関わるのではないだろうか。

 また、マウス操作での視点操作が、ゆっくりに動く印象。遅延というよりは、微々たる違和感だ。これはマウスセンシを早めることで、通常のPCで遊んだ際のマウス操作の感覚に近づけられた。『SEKIRO』と同じように、とくに問題もなく最後までプレイできるだろう。

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高価なゲーミングPC要らずの時代が来るか

 さて、最後にまとめると、“激しいシーンは画質が落ちるが、そのほかの問題はない”という印象。ノートPCで、無線ルーターのWi-Fi回線を使用して試してみたところ、操作遅延はないが画質は極端に違った。ただ、快適性だけはつねに担保されているわけだ。違うとすれば、ゲーミングPCと比べてしまうと、全体のロード時間などはやや長め。と言っても、普通に早いほうなので、これは重箱の隅を突くようなお話。

 現状クローズドベータテストなので、当選しなかったユーザーが試してみる手段はいまのところナシ。今後オープンなテストをおこなうのかは不明だが、もし触れる機会があれば、ぜひ1度は遊んでみてほしい。自分の中のクラウドゲーミングの概念が、大きく変わるはずだ。

※環境によって快適性は異なる可能性があります。


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