アメリカ・ボストンで開催されているゲームイベント“PAX East 2023”にて、2023年6月22日に発売されるプレイステーション5(PS5)向けソフト『ファイナルファンタジーXVI』(以下、FF16)の吉田直樹プロデューサーが登壇。世界初解禁となる映像の公開や2023年1月末に行われたメディアツアーのフィードバックがQ&A形式で行われた。
※画像は配信をキャプチャーしたもの。
JP 4:34 / 1:05:07 Yes, You Can Pet the Torgal: A Final Fantasy XVI Panel at PAX East 2023
画面の暗さ、マップの狭さについて回答
まず多くの指摘があった「画面が暗すぎるのではないか?」「マップが狭いのではないか?」という印象について吉田氏が「暗いだけでも狭いだけでもない」と回答した。
メディアツアーに参加した記者にアクションのおもしろさを体験してもらうべく公開したステージが、たまたま夜の暗いステージだったそうだ。もちろん「それなら明るいステージを公開すればよかったのでは?」という指摘もあるだろうが、最初に完成したステージがあの暗さだったとのこと。吉田氏も可能ならもっと明るいステージを体験してほしかったとコメントしていた。
暗いステージばかりではないということで、実機プレイで一部フィールドが公開。今回公開されたマップは2km×2km四方のエリアになるという。
なお、以下のスクリーンショットはフレームレート優先の設定となる2K解像度のもの。システム設定でグラフィック優先かフレームレート優先かは変更することができる。
カットシーンはQTEではなく、失敗してもゲームオーバーにはならない
メディアツアーの画面写真やプレイ映像などでQTE(クイックタイムイベント)に見える画面を確認できた。
吉田氏は「『FF16』のカットシーンはQTEではない」と説明し、QTEのように見えたシーンについて以下のように解説した。
- 『FF16』のボスバトルには多数のフェーズが存在
- 敵のHPをある程度削るとバトルのフェーズがロードを挟まず進む
- フェーズが変わるとステージが壊れたりボスが変身したりするなどのさまざまな変化が発生
- このフェーズ切り替わりのタイミングで主人公・クライヴのアクションを演出するために、攻撃か回避を選ぶことで臨場感を出している
- このときの操作でゲームオーバーになることは一切ない
- 操作は以下の3つ
- ひとつの攻撃ボタンを押す
- ひとつの回避ボタンを押す
- 攻撃ボタンを連打する
- 入力受付時間も非常に長いので、クイックではなくSTE(スロウタイムイベント)と言える
『FF16』メディアツアーでわかった“16”のことまとめ。バトルから各種システムまでを一挙に紹介
『FF16』メディアツアー映像“ほぼ”ノーカット版
召喚獣ボスバトルはイベントバトルではない。ボス毎にテーマが変化
さまざまな召喚獣ボスバトルの映像が初公開。召喚獣ボスバトルはイベントバトルではなく、ボス毎にテーマが異なるバトルシステムを楽しめる。
公開された映像ではテュポーン戦や超巨大なタイタンとの戦い、まるでシューティングゲームのようにフェニックスを操作していると思われるシーンなどを確認できた。
やり込み要素もアリ
多くの質問があったというやり込み要素について。吉田氏は「もちろん、あります」と回答したが、イベントの時間が残りわずかとなったため詳細までは明かされなかった。
おあずけとなったやり込み要素については、4月以降に公開される予定だという。