ドイツを拠点に活動するテクノ系音楽アーティストのRemuteが、「ゲームボーイアドバンスで聴く」ニューアルバム『Unity』の予約を音楽販売サイトBandcampで開始した。タイトル曲“Unity”のサンプルも公開されている。

 このアルバムは全15曲を収録し、価格は通常版(自作カートリッジ+デジタルアルバム)が34.99ユーロで、さらに7インチレコードがついた限定版が44.99ユーロ。発売は2022年8月を予定している。

 “ゲームボーイアドバンスで聴く音楽アルバム”ってどういうことなのかというと、単にデジタルアルバムのように楽曲の音声データの“完成品”が入っているわけではない。

 この自作カートリッジには曲に使用されている音色データやその演奏のためのプログラムが収録されていて、GBAのゲームのようにプログラムを実行する形で毎回曲を実際に“演奏”して聴かせてくれるのだ。

 ちなみに演奏プログラムはXM形式のトラッカー(音楽プログラムの一種)を組み込んでおり、また圧縮した3Dアニメ映像によるPVつきの曲も収録しているとか(PVもリアルタイム処理だったらカッコよかったのだが)。なおゲームボーイアドバンス以外に、ニンテンドーDSなどGBAカートリッジが動作するハードウェアでも再生可能とのこと。

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unityModul
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 Remuteは2000年代から活動するベテランテクノアーティスト。TresorやTrapezといった名門レーベルからのリリースもあるものの、近年はゲーム機で再生する自主制作のゲームカートリッジ型アルバムというスタイルを開拓。『Technoptimistic』(メガドライブ)、『The Cult Of Remute』(スーパーファミコン)、『Electronic Lifestyle』(PCエンジン)、『Living Electronics』(ゲームボーイ)、『R64』(Nintendo 64)に続くのが今作となる。