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まだまだ楽しんでおります!

 
 早くも5回目となった、大塚角満の『サイバーパンク2077』プレイ日記。日々、3D酔いの気持ち悪さと戦いながらも、

 「吐きそうになってもいい……! 俺はまだまだ、この世界にいたいんじゃぁぁああああ!!><」

 というナゾの気合のもと、根性でゲームを続けている。

 だって……おもしろいんですもの、『サイバーパンク2077』。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 リズムに乗ってくると、本当にやめどきがわからなくなっちゃうんですもの。

 というわけで(どういうわけだ)今回は、攻略記事も参考に序盤の正しい歩み方を研究していきたいと思う。

サイドジョブをやろう!

 とはいえ、この手のオープンワールドRPGは“自由であること”が最大のウリなので、

 「ここまでは必ずこうして、そこまでできたら絶対にコレに手を付けて!!! じゃないと死ぬ!!! ホントに終わるから!!!(怒)」

 なんていう、強迫的な約束事があるわけでもない。

 ぶっちゃけ、何をやろうがプレイヤーの勝手だ。

 メインストーリーをいっさい進めずに道行く人に一生話し掛け続けてもいいし(ウザいヤツだなw)、夢のレジェンダリー武器を求めて地面だけ見続けて徘徊してもいい。

 そう、このナイトシティって、ホントにあちこちに「おや?」と目を引くアイテムが落ちているからな。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 ファミ通.comの攻略記事によると、これらのガラクタのごときブツの数々も、使い方次第では宝の山に化けるらしい。

 具体的には、灰皿だろうが花瓶だろうが空き缶だろうが、分解してクラフト用の素材にしてしまえばいいのだ。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 ……じつは俺、最初のころは、

 「攻略記事を見ながらゲームをするのは、俺のポリシーに反する!! わしは、自分の力だけでナイトシティで生きていくのじゃ!! 俺が攻略本だッ!!!」

 フンガフンガと鼻息荒く豪語してメモなんか取ったりしていたんだけど、ゲーム開始から4分ほどですべてをあきらめ(苦笑)、

 「ま……今回はカンベンしてやるか。特設サイトもあるし、3D酔いでツライし」

 わけのわからない理由を付けて攻略記事を見ることを解禁したのでありました^^;

 いらなそうなものは片っ端からぶっ壊して素材にすると、まもなくクラフトで武器などを作れるようになる。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 コレはまだまだ序盤のショボい武器だけど、鉄砲店でクラフト用の設計図を購入すれば作れるモノも増えていく。当然、レアリティーの高いブツを作るための設計図ほど高価なので、そのためにも“サイドジョブ”という突発的なお仕事を積極的にこなしてお金を貯めていかねばならないのだ。

 そう、“何をするのも自由だ”と書いたけど、この“何かをする”ために先立つもの(つまり、お金)が必要なのは、リアル世界もナイトシティもまったく同じってわけだ。

 そこでさっそく、マップを開いて現在の街の様子を確認する。じつはマップを開くの……このときが初めてだったwww

 すると……!

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 やっばwww 俺がマップの存在を知らずにテキトーに街をウロウロしているあいだに、あっちこっちで事件が勃発してるwww これ、ビックリマークが飛び出しているところはすべてサイドジョブなんでしょう? さらにクエスチョンマークが出ているところでもひと悶着ありそうだし……! ……揉めごと最高!!ww 騒動が起こるところに多くの金が生まれるのはリアル世界もナイトシティも同じなので(今回、このフレーズが多いなw)、しばらくこれらのマークを追い掛けることにしよう。そうすればおのずとお金が貯まっていって、クラフト用の設計図や、超絶強いレジェンダリー武器なんかもお店で買えるようになるかもしれんからな!

 というわけで、目的の場所を目指してテクテクと歩き出してみる。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 この段階では、現地で何が起こっているのか、詳細な情報が入っていないんだけど、さらに目的地に接近すると……↓こんなことになった。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 またまた、レジーナから打電だ。「なんか……厄介そうだなぁ」と思いながらしぶしぶ受話器を取ると……。

 「サイバーサイコが暴れているので、何とかして。でも、殺しちゃダメよ」

 ってことらしい。やっぱり……かなりの面倒事である。

 現地の周辺には規制線が張られていて、遠巻きに見るとビルの地下で何かが起こっているのがわかった。ポリスの車両も出動しているので、一瞬、

 「これ……警察に任せたほうがいい案件じゃね??」

 弱気になって、そんなことをつぶやいてしまう。というのも、当連載の2回目で書いたんだけど、俺はただ見つめていただけでポリスを激怒させ、そのまま射殺されて天国に旅立った……という苦い過去があったので、あまり警察関係者がいるまわりをウロつきたくないのだ。完全に、トラウマになっているのである(苦笑)。

 しかし……金稼ぎのためには、そうも言っていられない。

 「仕方ねえなぁ……。でも、あまり行きたくないなぁ……」

 煮え切らない態度ながら、問題のビルに近寄っていった。すると、そこでようやく、今回の事件の全容を知ることができた。

 なになに……?

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 ターゲットは……あのモウワー中尉!!(いや初耳だけどw)

 そして……見過ごせないのが“脅威度”の項目だった。そこには……なんと……!!w

 “深刻”

 「あかーーーーん!!!!><」

 レジーナの野郎、なんて仕事をあっせんしてきやがるねん!(怒) こちとらほぼ初期装備の、歩き始めたばかりのシカの赤ちゃんみたいなもんだぞ!!! そ、そんなルーキーを……深刻な問題に向かわせるんじゃねええええ!!!

 「さあ逃げよ^^; 揉めごとは御免でござんす^^;; 警察さん、あと頼んます^^;;;」

 踵を返して来た道を戻ろうと思ったんだけど……こういうときに、一人称視点を避けて通ってきたノウハウのなさが露呈するのだ。俺は慌てるあまり一瞬で操作方法を忘れ、ほぼパニックの状態に。

 「あ、あれ?? い、いま俺、どっち向いてるんだ?? え、こっちでいいの?? だだだ、ダイジョブですか……?」

 気づくと、目の前には……(((( ;゚д゚)))

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/第5回 深刻な事態に、首を突っ込んでみた(1)

 (((( ;゚д゚)))

 「ぜんぜんダイジョブじゃねぇぇぇえええええ!!!!(驚愕)」

 モウワー中尉との、激闘が始まった(苦笑)。

 続く。

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大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。

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