スクウェア・エニックスが海外で発表しているアクションシューティング『Outriders』のプレス向けオンライン体験会に参加し、初公開となる第4のクラス(職業)“テクノマンサー”をプレイしてきたので、その内容をお伝えしよう。

 本作はTPS(三人称視点シューティング)スタイルのアクションRPG。2020年ホリデーシーズンにプレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X/Xbox One/PCでの発売が予定されている。なお現時点では日本での展開予定は発表されていないが、PC版デモの設定項目には日本語があることを確認した(ただしうまく動作しなかった)。

ガジェットと毒・氷の状態異常を操る一種のサポート系クラス

 さてテクノマンサーは、タレット(自動機銃)やロケット砲などのガジェットと、毒や氷による状態異常などを使いこなしてダメージを継続させていく、一種のサポート系クラス。

 発表時のプレイリポートでもお伝えした通り、本作では大量の敵がアグレッシブに前に出てくるシチュエーションにしばしば遭遇するので、効率よく戦わないと敵に押し込まれてしまう事もしばしばある。

 そんな時にテクノマンサーは、アクションスキルで出せるタレット等による自動のダメージ継続や、属性攻撃による状態異常、そして凍結による足止めなどでパーティーに貢献できる。“トリックスター”のスロー化能力や、“パイロマンサー”の炎上攻撃、“デバステーター”の急降下攻撃など、他クラスの能力との組み合わせも面白そうだ。

『Outriders』日本未発表のTPS型アクションRPGのプレイリポート第2弾をお届け。第4のクラス“テクノマンサー”やクラフト要素の詳細が判明_01
ミニボス級以上の敵は特殊スキルをガンガン使ってくる。
『Outriders』日本未発表のTPS型アクションRPGのプレイリポート第2弾をお届け。第4のクラス“テクノマンサー”やクラフト要素の詳細が判明_02
凍結は動きを止めてダメージも上がるので大事。カスタマイズの組み合わせによっては、通常攻撃で時折凍結させられるようにもなる。

 アクションスキルは8種類あり、うち3種類を任意に選んでスキルスロットに割り当て可能。オートで狙ってくれるガジェットや状態異常付与以外に、ロケットランチャーやミニガンなどの特殊武器を一時的に使えるようにする能力もあり、直接的に火力を上げたい場面があるような時はそれらを選ぶのもいいだろう。

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アクションスキルは概要ビデオつき。

レア度向上や特殊効果の入れ替えなども可能な装備カスタマイズ要素

 また今回は装備やキャラ性能の強化についてもいろいろと試すことができたので、そのあたりもご説明しよう。まず本作では、キャラの性能は大きく分けて、以下の5種類で決まってくる。

  • クラス
    • トリックスター、パイロマンサー、デバステーター、テクノマンサーの4種類からプレイ開始時に選ぶ
  • レベル
  • アクションスキル
    • クラスごとに8種類あり、うち3種類を装備可能
  • 銃や防具などの装備
    • レア度の高いアイテムはMODと呼ばれるサブ効果を持つ
    • “World Tier”と呼ばれる難度を上げると、より質のいいアイテムが手に入る可能性が高くなる
  • ポイント割り振り式のスキルツリー
    • 単なる体力や攻撃力などの向上以外に、特定のアクションスキルや条件で作用するものもある

 本作はハックアンドスラッシュ型のゲームということもあり装備アイテムによる強化は重要な要素なのだが、実はここにクラフト要素が入っていて、素材を使ってレア度を上げたり、MODを入れ替えしたり、アイテムのステータス値を上げるといったカスタマイズが可能になっている。

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レア度を上げてMODのスロットが開くと、そこにMODを指定できる。

 つまり、入手したアイテムのちょっと惜しい部分に手を入れたり、レベルが上がってももうちょっと使い続けたいアイテムを強化して寿命を伸ばすといったことができるのだ。

 本作を普通にプレイしているとWorld Tierが上がっていって戦いが厳しくなっていくが、新旧の装備で強化しつつ、スキルツリーやMODの入れ替えで特定のアクションスキルや条件に集中したビルドを組むことで、次第に上のレベルでも戦えるようになっていくというワケ。

 エンドコンテンツでもこれらのシステムがちゃんと機能するかは現時点でわからないが、今回プレイした限りではこのカスタマイズの幅は個人的に好み。いろいろとビルドを試してみたい所だ。