ファミ通.comでは、『ポケットモンスター ソード・シールド』をこれから始める人に向けた基礎的なアドバイス記事を掲載中。
本記事では、冒険をともにする手持ちのポケモン、いわゆる“旅パ”におすすめのポケモンをご紹介する。なお、すでに以下の記事にてガラル地方で新たに見つかったポケモンたちについては紹介しているので、先にこちらをご覧いただきたい。
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ストーリーの進めかた&ポイントまとめ 最初のパートナーたちの特徴や進化系を紹介今回は、以前の記事でフォローし切れなかった、これまでに発見されているポケモンたちの中からピックアップしていく。
冒険の序盤から頼りになる旅パにおすすめのポケモンたち
そもそも、旅パの構成はどのように考えるべきか。もちろん、各々が好きなポケモンを連れて冒険すべきというのが前提だが、基本的にはなるべくさまざまなタイプのポケモンをバランスよく手持ちに入れたい。
その理由はジムリーダーたちが身をもって証明してくれている。彼らは腕利きのトレーナーだが、ひとつのタイプに偏っているため相性のいいタイプを持つポケモンを連れていくだけでかなり有利に戦える。一方、チャンピオンのダンデなどは、使うポケモンのタイプがさまざまで、対策が取りづらい。
また、旅パにおいてはそのポケモンがいつから活躍できるのかも重要だ。たとえば、通信対戦でも人気のサザンドラは能力がかなり高いポケモンだが、モノズからジヘッドに進化する条件はレベル50。ジヘッドからサザンドラに進化するためにはレベル64にまで上げなければならない。
仮にモノズを序盤に手に入れられたとしても、真価を発揮するのがレベル64になってからでは、ストーリー攻略においてはあまりバトルで活躍させらない可能性も出てくるというわけだ(それでも敢えて旅をともにする遊びかたも、もちろんアリ)。
そんなわけで以下では、レベルが低いうちに進化でき、旅パに加えると冒険が進めやすくなるポケモンたちをピックアップしてご紹介する。
ピックアップその1 アゴジムシ
タイプ:むし
生息地:1番道路など
冒険を始めてすぐに出会えるアゴジムシは、レベル20でデンヂムシ(むし・でんきタイプ)に進化。さらに“かみなりのいし”を使えばすぐにクワガノン(むし・でんきタイプ)へと進化する。
クワガノンの“とくこう”は非常に高く、なんと伝説のポケモン・ムゲンダイナに匹敵するほど。そんなポケモンを序盤に手に入れられれば、かなりのアドバンテージになるのは間違いない。なお、“かみなりのいし”はワイルドエリアのミロカロ湖・北に落ちているので拾っておこう。
また、でんきタイプでありながら、特性“ふゆう”によってじめんタイプの攻撃を無効化できるのもかなり強力。さらに、レベルの低いうちは威力の高い技が覚えられないポケモンが多い中、クワガノンは進化時に威力90の技“10まんボルト”を覚える。旅パに加えるポケモンとしては非の打ち所がないほどに優秀なのだ。
ピックアップその2 コイキング
タイプ:みず
生息地:2番道路(釣り)など
図鑑の説明文でも散々な言われようだが、レベル20になるとギャラドス(みず・ひこうタイプ)に進化し、能力が飛躍的に高くなる。上述のアゴジムシも同様だが、進化するまではバトルには出さずに経験値だけもらっておくといいだろう。
ギャラドスも、“たきのぼり”や“かみくだく”などの強力な技を進化後すぐに覚えられる。また、技の思い出しによって覚えられる“こおりのキバ”も、みずタイプの攻撃が半減されるくさタイプやドラゴンタイプのポケモンに有効なので、覚えさせておきたい。
ピックアップその3 タネボー(『ポケモン ソード』でのみ出現)
タイプ:くさ
生息地:2番道路など
タネボーはレベル14でコノハナ(くさ・あくタイプ)に進化し、さらに“リーフのいし”を使うことでダーテング(くさ・あくタイプ)に進化する。なお、“リーフのいし”はターフタウンに落ちている。
ダーテングも技の思い出しで多くの技を習得可能。おすすめは、“リーフブレード”や“ふいうち”。コノハナへの進化も早く、ターフタウンに到着した時点で確実にダーテングへと進化できるので、2回進化するポケモンとしてはトップクラスに早く進化できるポケモンといえる。
ピックアップその4 ハスボー(『ポケモン シールド』でのみ出現)
タイプ:みず・くさ
生息地:2番道路など
ハスボーはレベル14でハスブレロ(みず・くさタイプ)へ進化。さらに“みずのいし”を使うことでルンパッパ(みず・くさタイプ)に進化する。なお、“みずのいし”はワイルドエリアのハシノマ原っぱに落ちている。
ルンパッパに思い出させられる技のうちおすすめは、“エナジーボール”や“ハイドロポンプ”。また、与えたダメージの半分を吸収して回復できる“ギガドレイン”も、連戦になりやすいストーリー攻略ではとても重宝する。
ピックアップその5 ロコン(序盤で手に入れられるのは『ポケモン ソード』のみ)
タイプ:ほのお
生息地:3番道路など
ロコンは“ほのおのいし”を使えばレベルに関係なく進化が可能。“ほのおのいし”は、ワイルドエリアのエンジンリバーサイドに落ちている。
キュウコン(ほのおタイプ)に進化させると、技の思い出しで多くの技を覚えさせられる。“かえんほうしゃ”や“だいもんじ”、“じんつうりき”に“わるだくみ”などがおすすめ。
また、キュウコンは特性“もらいび”によって相手のほのおタイプの技を無効化できるため、ほのおタイプのポケモンにも強い点が優秀だ。
ピックアップその6 ガーディ(序盤で手に入れられるのは『ポケモン シールド』のみ)
タイプ:ほのお
生息地:3番道路など
ロコンと同様に“ほのおのいし”を使うと進化する。進化系のウインディ(ほのおタイプ)は全体的に能力がバランスよく高いポケモンで、どんな状況でも安定して活躍してくれる。
進化時に覚える“しんそく”は先制技の中でもかなり威力が高く、“でんこうせっか”や“ふいうち”など、ほかの先制技よりもさらに速く使える優秀な技。ほかにも、“かえんほうしゃ”や“もえつきる”、“フレアドライブ”など優秀な技を多数思い出し可能。
ピックアップその7 モグリュー
タイプ:じめん
生息地:ガラル鉱山など
モグリューはレベル31になるとドリュウズ(じめん・はがねタイプ)に進化し、“HP”と“こうげき”が大幅に伸びる。レベル34で覚える“あなをほる”や技の思い出しで覚えられる“いわなだれ”くらいしか序盤に覚えられる強力な技がないのが玉にキズ。
ワイルドエリアのワットショップなどで“じしん”や“アイアンヘッド”の技レコードを入手できた場合は、迷わずドリュウズに使いたい。なお、進化時に覚える“つのドリル”は、命中すれば“いちげきひっさつ”で相手を倒せる。相手のポケモンよりもレベルが高ければ高いほど命中しやすくなるので、レベル上げをしっかり行えば、現実的な命中率になる。
ピックアップその8 バルキー
タイプ:かくとう
生息地:ワイルドエリア・うららか草原など
バルキーはレベル20になるとその時点の能力によって3種類のポケモンに進化する。“こうげき”が“ぼうぎょ”より高ければサワムラー(かくとうタイプ)に、“ぼうぎょ”より“こうげき”が高ければエビワラー(かくとうタイプ)に、“こうげき”と“ぼうぎょ”が同じならカポエラー(かくとうタイプ)に進化するのだ。
中でも筆者のおすすめはエビワラー。進化時に覚える“ドレインパンチ”を始め、“バレットパンチ”や“マッハパンチ”などの先制技、相手を攻撃しながら“こうげき”を高める“グロウパンチ”など、優秀な技を思い出し可能だ。
さらにレベル24になると、いっきに“かみなりパンチ”、“れいとうパンチ”、“ほのおのパンチ”を覚えられるので、さまざまなタイプのポケモンに有利に戦えるようになる。
なお、特性は“するどいめ”と“てつのこぶし”の2種類があるが、パンチ技の威力が上がる“てつのこぶし”との相性が非常によい。“こうげき”より“ぼうぎょ”が高く、特性が“ふくつのこころ”であるバルキーを捕まえられれば……というところではあるが、ここに時間をかけてしまうのは本末転倒かも。
ピックアップその9 イーブイ
タイプ:ノーマル
生息地:4番道路など
イーブイは“みずのいし”でシャワーズ(みずタイプ)に、“かみなりのいし”でサンダース(でんきタイプ)に、“ほのおのいし”でブースター(ほのおタイプ)に、“リーフのいし”でリーフィア(くさタイプ)に、“こおりのいし”でグレイシア(こおりタイプ)に進化。
また、十分になかよくなった状態で夜にレベルアップすることでブラッキー(あくタイプ)に、それ以外の時間ならエーフィ(エスパータイプ)に、フェアリータイプの技を覚えさせていた場合はニンフィア(フェアリータイプ)に進化する。
イーブイは進化先によってタイプを選べるポケモンなので、自身の手持ちに足りないタイプを選ぶといいだろう。
さて、くり返しになるが、どのポケモンと旅するかはプレイヤーそれぞれの好みで決めるのがいちばん。本記事で紹介したのは、あくまでも筆者の独断と偏見による“ストーリーをスムーズに攻略するためにおすすめの旅パ”なので、参考程度に留めつつ各々の旅パを作成してほしい。
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