2019年11月15日に発売された、ニンテンドースイッチソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』。本作には、これまでのシリーズにはなかった新たな要素として“ミント”が追加されている。

 ポケモンには“性格”が存在し、性格の違いによって、成長しやすい能力と成長しにくい能力(“こうげき”や“ぼうぎょ”など)が決まっている。だがこのミントを使えば、ポケモンの性格はそのままに、能力の成長しやすさを変更できる。

 本記事では、ミントの入手方法および具体的な使いかたについて解説していこう。

※クリアー後の要素を扱うため、ストーリーのネタバレが含まれます。

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性格が向いていないからダメ? ミントがあれば、そんな悩みとはもうおさらば!

 ミントが入手できるのは、ストーリークリアー後のシュートシティにあるバトルタワー。カウンターにいる女性に話しかけると、ひとつにつき50BPと交換で手に入れられる。

ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_02

 なお、交換に必要なBPはバトルタワーでのポケモンバトルに挑戦して勝利することで獲得できる。詳しくは、以下の記事を参考にしてほしい。

 ちなみに、バトルタワーで何度も勝利を重ねているとランクが上がっていくのだが、そのランク上昇時には特別な報酬としてミントがもらえることがある。バトルタワーではシングルバトルとダブルバトルでそれぞれランクが分かれているので、どちらもマスターボール級(最高ランク)まで上げれば欲しいミントが手に入るかもしれない。

ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_03
ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_04

 入手さえしてしまえば使いかたはいたって簡単で、バッグからミントを選んで使うだけ。これだけでポケモンを望みどおりに成長させられるというわけだ。

ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_05

 さて、こんなに気楽に使えてしまうミントだが、入手にはやや手間がかかる。バトルタワーでは1戦勝利するごとに2BPがもらえるので、50BPを集めるには単純計算で25勝しなければならない。さらにBPはほかにも使い道がたくさんあるので、あまり簡単に使えるものでもない。

 ではどんなときに使うべきなのだろうか。もちろん各々が使いたいときに使えばいいのだが、マスターボールももったいなくてどのポケモンに使えず、最後までバッグに眠らせてしまうくらい貧乏性な筆者としては、ミントもここぞのタイミングまで温存したくなってしまう。

 そんな筆者でもお勧めできる使い道は、伝説のポケモンのような入手が困難あるいは1匹しか捕まえられないポケモンだ。本作ではほかにも“キョダイマックス”できるポケモンたちも似たような立ち位置だと言えるだろう。

ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_06
実際に、早期購入特典のキョダイマックスできる特別なニャースに“ひかえめミント”を使ってみた。このニャースの性格はおっとり(“とくこう”が育ちやすく、“ぼうぎょ”が育ちにくい)だったが……。
ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_07
ミント使用後のステータス画面を見てみると、ひかえめな性格のポケモンと同様に“とくこう(ピンク)”が育ちやすく、“こうげき(青)”が育ちにくくなっていることが確認できる。

 これまでのシリーズ作品をプレイしたことがある方なら、偶然出会った色違いのポケモンが望みどおりの性格ではなくて少し残念だった場合もあるだろう。しかしこのミントを使えば、そんな悲しい体験ともおさらば! どんなポケモンでもバトル向きのポケモンに育成可能なのだ。

 また、ミントにはひとつ別の使い道があるので最後にこちらを紹介しよう。ちなみに、かなりテクニカルかつニッチな使い道なので、変なウンチクだと思って聞き流しつつ、頭の片隅にでも置いてもらえると嬉しい。

 その使い道は、相手が持っているきのみを奪って食べる技“むしくい”や“ついばむ”と関連がある。“むしくい”や“ついばむ”で食べたいきのみとしては、“フィラのみ”や“イアのみ”などのHPを回復できるきのみが挙げられるが、これらは大幅にHPを回復できる反面、食べたポケモンのきらいな味だと混乱してしまうデメリットがある。

ミントの入手方法&使いかたを解説!【ポケモン剣盾/入門講座】_08

 この“きらいな味”は、じつは性格によって決まっているのだ。“むしくい”や“ついばむ”は物理攻撃の技であるため、これらを使うポケモンは“ようき”や“いじっぱり”などの性格であることが多い。そのため、それらの性格のポケモンがきらいな味である“ウイのみ”を持たせておくことで対策を行なっているプレイヤーが一定数いた。

 そこで、このミントだ。まず、“まじめ”や“がんばりや”といったどの能力も均等に育つ性格のポケモンには、きらいな味が存在しない。そして、ミントはあくまで育ちやすさを変えるだけで性格は変わらない。つまり、味の好みも変わらない。これによって、“ようき”や“いじっぱり”とおなじステータスを持ちながら、“ウイのみ”を食べても混乱しないポケモンが育てられるのだ。

 熱く語ってみたはものの、そもそも“むしくい”や“ついばむ”自体があまり使用率の高い技ではないため、正直なところ気にしなくても問題ない。とはいえ、新要素であるミントのおもしろい使いかたなので、覚えておくと何かに応用できることがあるかも……?

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