『World of Warships』ゲームの流れや始めかたを解説! ビギナー艦長に送るスターティングガイド

2015年9月17日から正式サービスが始まったオンライン艦隊バトルゲーム『World of Warships』。基本的なゲームの流れや操作法等を解説する。

公開日時:2015-09-17 21:00:00

●『World of Warships』を始めよう

 軍艦ファンのみなさんコンニチハ! ついにこの日がやってきました。PC用オンライン艦隊バトルゲーム『World of Warships』(以下、WoWs)の正式サービスが、2015年9月17日より満を持してスタート。『WoWs』は全世界で1億人以上が遊んでいる『World of Tanks』を作った、Wargamingの最新作だ。

 じっくりバランス調整をするために長期間のオープンβテストが行われ、すでに多くのプレイヤーが金剛や睦月、妙高、飛龍といった名のある艦船に乗って海戦に参加している。

 そこで今回は、正式サービスから『WoWs』に参戦したいと思っている読者に向けて、本作の魅力と始めかたを解説する。

●『WoWs』ってどんなゲーム?

 『WoWs』は世界でもっとも有名なミリタリーゲームメーカー・Wargamingが手がけるオンライン艦隊バトルゲーム。登場する艦は史実に基いており、最新の研究結果を元にした詳細な3Dモデルで再現されている。最初は日本とアメリカの艦船がフィーチャーされており、アップデートでドイツやイギリスの艦などが続々と追加される予定だ。

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 プレイヤーは自分が所有する艦船の中から1隻を選び、最大12対12のオンラインバトルを行なう。ゲームモードは対人戦(ランダム戦)と対CPU戦(Co-op戦)の2種類が基本となる。どちらのバトルを選択しても、1試合は15分ほどで終了するので、ちょっとした空き時間にプレイできるのが魅力だ。

 バトルでは経験値とクレジットを入手でき、それらを消費して艦の強化を行える。主砲を強化すれば攻撃力が上がり、船体を強化すると砲塔の数やHPがアップ。強化も史実に忠実で、艦の建造や改修の歴史を遊びながら学べる。『World of Tanks』と同様に、とってもタメになるゲームなのだ。

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 すべての艦は“Tier”と呼ばれる1~10のランクに分類されており、数値が大きいほど強力。最初はTier1から始まり、Tierが上がると駆逐艦や戦艦、空母を選べるようになる。

 開発ルートは、艦船を管理する港画面上部の“技術ツリー”ボタンで確認可能だ。艦船の開発ルートは国ごとに独立しているため、日本艦で遊びたいならTier1巡洋艦“Hashidate(橋立)”、アメリカ艦ならTier1の巡洋艦“Erie”から進めていこう。

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▲Hashidate(橋立)のつぎはTier2巡洋艦“Chikuma(筑摩)”を開発できる。その後はTier3巡洋艦“Tenryu(天龍)”とTier2駆逐艦“Umikaze(海風)”に派生する。

 Tierはマッチングにも影響し、自軍と敵軍が対等の戦力で戦えるようになっている。そのため、Tier5戦艦“Kongo(金剛)”で出撃したらTier10戦艦“Yamato(大和)”に出くわした、なんてことは起きない。つねにゲームバランスが最適になるようにマッチングされるので、始めたばかりの初心者でも快適に遊べるのだ。

●ゲームの流れを解説!

 ゲームを開始したら、Hashidate(橋立)とErieのどちらかを選び、Co-op戦に出撃してみよう。バトルのルールはいくつかあるが、基本的には敵を全滅させるか、陣地を一定時間占領したチームの勝利。戦果に応じてバトル終了時に入手できる経験値とクレジット(ゲーム内通貨)が増減するため、なるべく多くの撃沈を目指そう。

 負けても経験値とクレジットは得られるので、何試合かこなすとそれなりの経験値が溜まっているはず。港画面上部のメニューから“モジュール”を選択すると、艦の強化が行える。どのパーツから強化させるかはプレイヤーの自由なので、必要だと感じたものから強化していこう。

 経験値を消費してモジュールを開発後、クレジットを支払って購入すれば、艦への搭載準備は完了だ。なお、特定のモジュールの開発は、つぎの艦の開発へのステップになっている。

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 以上をくり返して“艦船を強化”→“つぎの艦船を購入する”というのが基本的な流れだ。もしも出撃後すぐに撃沈された場合、試合を離脱して港に戻れば、別の艦を使ってつぎの試合に出撃できる。待ち時間があまりないのでサクサク遊べるのがうれしい。

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▲新しい艦を購入していくと、ドックがいっぱいになって艦を増やせなくなってしまう。その際はダブロン(課金用の通貨)でドック数を増やしたり、不必要な艦を売却してスペースを開ければオーケー。

●登場する4つの艦種とその特徴

 本作に登場する艦船は4つのタイプに分類される。どの艦をメインで遊ぶにしても、一度はすべての艦種をプレイして、基本的な動きや理解しておくのがオススメだ。特性を知ってさえいれば、敵対したときに対処しやすくなるぞ。


■巡洋艦■
 プレイ開始直後、初めて操作することになるのが巡洋艦だ。全体のバランスがよく、攻撃力も機動力もそこそこ。どんな戦況でも戦える順応性の高い艦なので、『WoWs』に慣れるには最適だ。ある程度開発を進めると魚雷を搭載する巡洋艦も登場。接近戦も強力になり、上位Tierにもなれば格下の戦艦に引けをとらないほど主砲の威力が高くなる。
 おもな戦いかたは、機動力を活かして索敵をしつつ、リロードの早い主砲で敵を攻撃。駆逐艦に対して強く、適正な距離で戦えば一方的に攻撃できる。

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■駆逐艦■
 機動力の高さはピカイチ。敵艦から見つかりにくいため、おもな仕事は敵艦の索敵。駆逐艦は主砲が非力な代わりに、超強力な魚雷を搭載している。魚雷は威力が高いほか、高確率で浸水を引き起こして持続ダメージを与える効果も併せ持っている。魚雷は速度が遅いので、機動力の高い駆逐艦や巡洋艦には避けられやすいが、戦艦や空母などの大型艦は比較的容易に命中させられる。
 また、駆逐艦は周囲に“スモーク”を焚ける艦種でもある。敵艦に狙われたらスモークを発動させ、敵の目をくらませよう。

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■戦艦■
 高威力&長射程の主砲を持つ大型艦船。好条件が重なれば、巡洋艦クラスなら1~2発で大破に追い込めることも。加えて分厚い装甲も持っているので、少しくらい砲撃を受けてもびくともしない。リロードが長く、小回りも利かないため、巨大な主砲を活かして敵の射程外から一方的に攻撃しよう。
 戦艦は“修理班”というアイテムを使ってHPを回復可能(高Tier帯の巡洋艦も使用可能)。1戦につき3回まで使用でき、もし序盤で大ダメージを受けても修理をくり返せば戦線に復帰できる。最後まであきらめずに戦おう。

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■空母■
 3種類の艦載機を指揮し、空から敵艦を攻撃する艦。敵艦への攻撃だけでなく、戦場の索敵や敵軍の艦載機の迎撃など、仕事は多岐に渡る。操作が忙しく慣れるのは少々たいへんだが、雷撃機や急降下爆撃機で敵の大型艦を沈めたときの達成感は何物にも代えがたい。ゲーム序盤で大型艦を沈めれば、チームメイトから賞賛を受けるはず。

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●『World of Warships』の操作方法

 『WoWs』の操作方法は一般的なFPSに似ていて、WASDキーで移動を行う。前進は4速ギアになっており、Wキーを入力した回数によってギアが固定され、その速度で航行を続ける。艦を旋回させる左右(AとD)キーも同様だ。

 初めてプレイすると戸惑うのが艦の挙動。地上を走る車とは異なり、艦は水面に浮いている。そのため、何をするにも水の影響を受け、エンジンをオフにしても急には止まれないのだ。これは左右の舵も同じ。障害物や敵の攻撃を避けようにも、舵を切ってから艦が方向を変えるまでには時間がかかるぞ。慣れてしまえば、ドリフトのような動きで魚雷を避けたり、巡航速度を落とさずに蛇行運転ができるようになる。

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▲操舵時のレスポンスの良し悪しには艦のサイズが影響する。駆逐艦は機敏に動けるが、戦艦はスピードに乗るまで時間がかかる。戦艦で島に衝突すると再び航行可能になるまで時間がかかるので注意しよう。

 バトル中に多用する射撃はマウスの左クリック。1回クリックすると砲塔ひとつずつ射撃し、ダブルクリックで一斉射撃を行なう。初心者が難しいと感じるのは、中~長距離からの射撃だろう。遠距離だと着弾までに時間がかかるので、敵艦が移動している場合は予測射撃をしなければ命中しない。画面には着弾までの秒数が表示されているため、その時間で敵艦がどの方向にどれだけ進むかを計算に入れるのがコツだ。

 主砲の種類によって弾道はさまざま。艦ごとの特性に慣れて、直感的に狙えるまで慣れると、格段に楽しくなってくるはずだ。

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▲敵艦の進行方向の先をめがけて砲撃するのが戦闘の基本だ。

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▲特定のキーを押すと、艦ごとに特殊なアイテムも使用可能。駆逐艦なら“スモーク”、巡洋艦は“水上戦闘機”、戦艦は“修理”などだ。使用回数が限られているため、使うタイミングが重要となる。

 以上の操作方法をマスターすれば巡洋艦と駆逐艦、戦艦は操作できるが、搭載している艦載機(飛行機)で戦う“空母”はまったく勝手が違う。巡洋艦たちの操作感は3Dアクション系だが、空母はまるでリアルタイムストラテジーゲーム(RTS)のようなのだ。

 艦の操作自体はほかの艦種と同じで、艦載機の操作は俯瞰画面で行う。艦載機は“戦闘機”と“雷撃機”、“急降下爆撃機”があり、どれも中隊単位で移動や攻撃の指示を出せるぞ。艦載機の移動はShiftキー+左クリックでウェイポイントを設定でき、任意のルートで進攻可能だ。

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▲戦闘中にF1キーを押すと操作方法を確認できる。

公式

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