大火力と鉄壁の装甲を誇る艦隊の華“戦艦”。艦隊を組んだ戦艦に怖いものはない!

迫力の海戦が楽しめるPCオンラインゲーム『World of Warships』。強力な主砲と分厚い装甲で戦場に君臨する“戦艦”の特性を解説する。

公開日時:2015-12-01 17:00:00

●【艦種解説 Vol.4】戦艦 -Battle Ship-

 艦種紹介のラストは、『World of Warships』(以下、WoWs)に登場する4つの艦種でもっとも巨大な艦“戦艦”。圧倒的な火力と耐久力を持つ艦隊の華だ。

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▲強力な主砲を搭載した戦艦。とにかくでかい船体は戦場で目立つ。

 2015年11月現在、戦艦の技術ツリーが実装されているのは日本とアメリカの2ヵ国(いくつかの国の戦艦はプレミアム艦艇として実装)。日本の戦艦は“大和”や“金剛”、“扶桑”など、軍艦ファンには馴染み深い艦が多く、これらの艦の入手を目的にしている人も多いはず。

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▲高く積まれた艦橋が目印のTier6戦艦“Fuso(扶桑)”。連装砲を6基も搭載してる。

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▲アメリカのTier4戦艦“Wyoming(ワイオミング)”は、機動力を犠牲に攻撃力を高めた艦。

 いかにも強力そうな外見の戦艦だが、無敵の存在かというと、そういうわけではない。たしかに主砲は非常に強力で、弾を当てればどんな敵にも大ダメージを与えられるが、そう簡単にうまくいかないのも『WoWs』のおもしろいところ。戦艦は機動力が低く、主砲のリロードと旋回速度も遅いという弱点も抱えている。

 しかし、ひとたびその巨大な船体を活かした布陣を展開すれば、頼もしい海上の要塞に早変わり。本稿ではそんな戦艦の戦いかたについて解説する。

●砲撃だけが能ではない。ときには味方の盾になれ!

 戦艦を扱う際に注意しなければならないのは、味方との連携プレイ。前述したように、戦艦は単独行動には向いていないため、可能なかぎり巡洋艦や駆逐艦と艦隊を組んで戦おう。敵からすれば、ほかの艦が邪魔で戦艦に急接近できず、攻撃を仕掛けにくいため、簡単には攻め込まれない。戦艦はそこにいるだけで盾となれる存在なのだ。

 ただし、戦艦は機動力が低い点に要注意。加速にも減速にも時間がかかり、左右の転回も遅い。味方と共に行動していると思っていたのに、ふと気づくと取り残されている場合もある。攻撃に集中し過ぎず、周囲の状況やミニマップを見るクセをつけておこう。

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▲戦艦を使う場合、味方の駆逐艦や巡洋艦の後方に陣取って、味方が発見した艦を遠距離から狙うのがベター。

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▲単独で行動していると敵の砲撃のいい的になってしまう。雷撃機の魚雷は避けるのが難しいため、多少のダメージは覚悟しておこう。

●戦艦が得意な敵と不得意な敵は?

 戦艦は得意な敵と不得意な敵がハッキリしている。結論から言ってしまうと、巡洋艦には強く、駆逐艦には弱い。

 巡洋艦は手数の多さで攻める艦だが、戦艦は一撃がとにかく重い。巡洋艦クラスなら数発で沈めてしまうほどだ。戦艦は巡洋艦の射程外から一方的に攻撃できるため、敵の接近を許さなければ無傷で戦える。

 当然、駆逐艦にも同じことが当てはまるのだが、駆逐艦は近づかなければ発見できないため、戦艦自慢の射程を活かせない。しかも、駆逐艦は超強力な魚雷を持っているので、発見できる距離まで近づいてしまうと、今度はこちらが魚雷の餌食になってしまう。さらに、駆逐艦は船体が小型なうえに高速なので、主砲を外すとリロードしている間に接近される危険性も。そうならないためにも、戦艦は攻撃準備中に敵の駆逐艦から守ってくれる巡洋艦と行動する必要があるわけだ。

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▲格下の艦に肉薄して一斉射撃すれば一瞬で沈められる。ただし、魚雷を持っている艦の場合は注意しよう。

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▲最大の敵は魚雷。すべて避けるのが難しい場合は、減速をして被害を最小限に抑える工夫も必要だ。

●相手に応じて弾の種類を変えるべし!

 戦艦の主砲は、ほかの艦種と同様に、“HE(榴弾)”と“AP(徹甲弾)”の2種類を選択可能。HEは命中すれば堅実にダメージを与えられ、さらに火災を発生させる可能性がある弾。APは貫通力に優れており、当たりどころがよければ大ダメージを与えられる弾だ。弾種の切り替えにはリロードと同じ時間がかかるため、戦況を先読みして切り替える必要がある。

 HEとAPは敵の装甲厚に合わせて選ぶと効果的。自分が戦艦を使っている場合は、相手が戦艦と巡洋艦の場合ならAP、それ以外の場合はHEと覚えておくといいだろう。状況によっては例外もあり得るものの、使いながら徐々に慣れていけばオーケーだ。

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▲現在選択中の弾種に緑色のマークがつく。切り替えたい場合は数字キーを2回押して再装填しよう。

●遠距離の敵を狙うときが戦艦使いの腕の見せどころ

 弾種の選択以上に難しいのが遠距離射撃。ほかの艦種の場合は10~15kmで戦うのが一般的だが、Tier5“Kongo(金剛)”の射程はなんと20km以上! 巡洋艦に全弾命中させれば、敵の射程に入る前に沈められるというわけだ。

 とはいえ、『WoWs』は標的が遠いほどテクニックが必要になる。もちろん相手もこちらに狙われていることに気付くと回避行動を取るため、先読みが重要だ。

 遠距離射撃が苦手な人は、狙う場所を変えて撃つのがポイント。敵を発見しても焦って一斉射撃せず、少しずつ照準を動かして1発ずつ撃つ。すると弾を広範囲にばら撒けるので、少しくらいは命中するだろう。当然、全弾命中させるのがベストだが、すべて外すくらいなら1発でも当てることを心がけよう。

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▲ただでさえ射程の長い戦艦だが、消耗品の“着弾観測機”を使用すると、さらに20%延長できる。

●消耗品“修理班”がとっても重要

 すべての戦艦とTier9以上の巡洋艦だけが使用できる消耗品“修理班”は、戦闘中に指定回数だけ耐久力を回復できるアイテム。これを使用すると、火災や浸水、魚雷からダメージも大幅に回復できる。回復はジリジリと時間をかけて行うため、もしも序盤でピンチになっても前線から離れてアイテムを使用すれば、一定時間後に戦線復帰も可能だ。

 もちろん、これは敵対する戦艦も同じ。序盤で大ダメージを与えたはずの戦艦が、中盤以降にピンピンになって再出現するケースはよくある。もしも敵の戦艦と戦うときは、回復されないように一気にトドメを刺すように心がけよう。

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▲“修理班”はTキーで使用可能。デフォルトでは試合中に3回まで使用できる。

●【おまけ】ドイツ戦艦“ティルピッツ”に注意!

 2015年11月時点で実装されている戦艦のなかで、ただひとつドイツのプレミアム戦艦“Tirpitz(ティルピッツ)”だけは魚雷を装備している。しかも射程6km、雷速64ノットと、なかなかの性能。戦艦だと思って接近すると痛い目に合うので、この戦艦だけは注意して戦いたい。

 幸いなことに、現状ドイツの戦艦は“Tirpitz”しか登場していないため、国旗を見ればすぐにわかる。“ドイツ戦艦は魚雷持ち”ということを忘れずに。

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▲唯一魚雷を装備している戦艦“Tirpitz”。ドイツの旗が目印。

公式

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