祝・発売!!! 開発陣が『ウォッチドッグス2』の“革新”をさらに深く語るインタビュー第2弾を公開!

公開日時:2016-12-01 18:00:00

 2016年12月1日をついに迎えた『ウォッチドッグス2』。記念すべきこの日、サンフランシスコ取材動画のラストを飾るインタビュー企画の後編をお届けします! 本作の開発を手掛けたユービーアイソフトのモントリオールスタジオから、クリエイティブ・ディレクターとシニア・プロデューサー、ワールド・ディレクターといった中核を担ったキーパーソンの声をお伝えしてきましたが、今回はさらにディープな『ウォッチドッグス2』の魅力を語っていただきます。

『ウォッチドッグス2』のハッキングは“絵空事”ではない

 今回の動画で登場している“ヴァイオレット・ブルー”なる女性。この方はジャーナリストでリポーターで作家なのですが、サンフランシスコを拠点に、ハッキングやサイバー犯罪に関する本も執筆しており、本作でもコンサルタントとして参加されています。

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 ヴァイオレットさん曰く、『ウォッチドッグス2』で描かれているハッキングは「とても現実に近い」とのこと。実際のハッキングよりもゲームは時間を短縮していますが、ゲームでのツールやソフトウェア、ハッキングの実践方法は、現実そのままだそうです。私たちの周囲にあるいろいろなものがさまざまな手段で“干渉”される可能性は高いことを、『ウォッチドッグス2』では正確に表現されています。

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 さらに“ctOS 2.0”も決して絵空事ではないと、彼女は教えてくれました。犯罪予測システムですが、米国の大都市ではすでに使われていて、監視行為の商業化は多くの国に普及しているそうです。もちろん、それが正しく使われているとは言えないとも……。

 その危険性をプレイヤーに気付かせてくれるのも『ウォッチドッグス2』の魅力と言えるかもしれません。マジで。

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こだわりの“音”が生む没入感!

 オープンワールドにリアリティーをもたせるためには、グラフィックだけ素晴らしければいいとは思えませんよね。そう、音がスカスカじゃ、まったく没入できません。そのあたり、『ウォッチドッグス2』はしっかりと作り込んでいるので、問題ナシです。

 そのこだわりを解説してくれたのは、オーディオ・ディレクターのオリヴィエ・ジェラード氏。サンフランシスコ・ベイエリアの各所で膨大な量のサウンドデータを収録し、独自のツールでゲーム内に音を再構築していったそうです、その量は1週間で収録した音をチェックするのに1ヵ月はかかったほどという……。

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 サンフランシスコは公共の交通機関が非常に充実しています。ゲームでも市営鉄道のMUNIやバス、ケーブルカーの交通網が張り巡らされているので、オリヴィエ氏入魂のサウンドをじっくり聞いてみてください!

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 サウンドと言えば、メディアプレイヤーやラジオでいろいろな楽曲が聴けるのも、本作の注目ポイントです。開発チーム全体で選曲を行ったそうですが、外部のサポートもありました。エレクトロニック・ミュージックではあのWarp Records(!)が協力しているとのことで、サンフランシスコのレーベルもラジオで流れる曲をアドバイス。さらに、市内にある世界的に有名な巨大レコードショップのアメーバ ミュージック(Amoeba Music)も協力しています! アーティストもサンフランシスコをキーワードに選んでいるそうなので、音楽好きの方にはたまりません!

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▲こちらがアメーバ ミュージック。LPやらCDやらテープやらが、ボーリング場だった敷地を活かした店内に並んでいました。ロゴマークも有名ですね。店内の雰囲気はコチラで!

最先端への探究心が『ウォッチドッグス2』のリアルを生む

 ブランド・コンテンツ・ディレクターのトーマス・ジェフロイド氏は、ユービーアイソフトのブランドタイトルをディレクションしながら新規タイトルの開発を手掛けている方です。テクニカルコンサルタントも兼任しており、『ウォッチドッグス』シリーズにおけるハッキングの描写にも深く関わっています。

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 ハッキングのような日々進化するテクニカルな事象に関しては、ゲームを開発しているあいだにも新しい技術が生まれかねないものです。そこはやはり意識していて、動画でも説明していますが、世界中のハッカーが集まるイベント“DEFCON”のカンファレンスに参加したりと、最先端の技術をつねに追っているとのこと。自分たちのスタンダードを最先端にしているからこそ、『ウォッチドッグス2』のハッキングは“新鮮”なのでしょう。

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 トーマス氏はプレイヤーのクリエイティビティを刺激して、やりたいと思ったことが実現できる“自由”を楽しめるようにシミュレーションを重ねたことを熱く語ってくれました。クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・モーリン氏もインタビュー動画前編で「私たちを驚かせてくれるプレイに期待したい」と言っていましたね。みんな、お望み通りにビックリさせてあげましょう!

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この記事の個別URL

『ウォッチドッグス2』特設サイト “インサイド ウォッチドッグス2”

ウォッチドッグス2公式サイト

●GAME SPEC

タイトル:ウォッチドッグス2
ハード:プレイステーション4、Xbox One、PC
メーカー:ユービーアイソフト
発売日:2016年12月1日発売予定
価格:各8400円[税抜](各9072円[税込])
ジャンル:アクション
CERO:18歳以上のみ対象
備考:ダウンロード版は各7500円[税抜](各8100円[税込])、『デラックスエディション』は各8700円[税抜](各9396円[税込])、『ゴールドエディション』は各12300円[税抜](各13284円[税込])、PCはダウンロード版のみ発売

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