イタリアを模して作り込まれた街と、そこで生活する人々。歴史上の人物も物語に絡むリアルな世界観に驚嘆する。目立たぬよう群集に紛れ、追跡したり暗殺したりと、プレイにはつねに緊張感がともなう。序盤はチュートリアルを兼ねたミッションが多く、スムーズに世界に入り込める。
週刊ファミ通1095号より
ルネッサンス期特有の雰囲気は独自性があって、街並を歩くだけでも楽しい。金をまいたり、娼婦を雇うなど、任務へのひと工夫も多彩で考えるのがおもしろい。ただ、暗殺した際の演出が少し淡々としすぎている印象。行ったことのある街に一瞬で飛べる施設は、便利でいいですね。
週刊ファミ通1095号より
街並みの造形がハンパなく美しく、人混みに紛れて街を探索するだけでも楽しい。主人公が暗殺者になる過程から丁寧に描くシナリオも非常に興味深く、プレイの大きなモチベーションとなる。サブミッションの内容やバトルシーンは淡々としている気もするが、遊び応えはタップリ。
週刊ファミ通1095号より
ミッションの内容やアクションが豊富になる中盤以降から、ゲーム性にバリエーションが生まれ、俄然おもしろく。シナリオだけを追いかけると若干単調さを感じるが、創意工夫をすれば十分な楽しさが味わえる。高所から一望できるイタリアの街並は、美しさ以上に存在感を感じるほど。
週刊ファミ通1095号より
本編にダウンロードコンテンツと短編映画などの映像が付いて、初プレイの人ならお得感がある。わかりやすく物語が展開し、徐々に技や装備などが増えていくため、ゲームに入り込みやすいのがいい。広大なフィールドで行う収集要素などのやり込み要素も豊富で、長く遊べる1本。
週刊ファミ通1130号より
グラフィックの質感や街並の雰囲気は、ルネッサンス期らしさがうまく出ています。どこにでも上れるフリーランは爽快で気持ちいいですね。また、演出は地味だが、暗殺などのアクションが豊富で、工夫を凝らすのが楽しい。ダウンロードコンテンツが入ってこのお値段もうれしい。
週刊ファミ通1130号より
歴史を感じさせるイタリアの街並の構築度は見事のひと言。完成度はすでに折り紙付きで、本作でしか味わえない爽快なアクションとゲーム性は格別。時代によって色褪せることのない、数少ない作品のひとつ。新たなミッションと特典映像を加え、お得感も満足度も高い1本になった。
週刊ファミ通1130号より
発売済みの本編とダウンロードコンテンツをセットにしたもの。美しく、高低差を効果的に活かしたマップを自由に進む楽しさはやはり秀逸。戦闘、探索、収集などの多彩な要素を堪能できます。特典映像は本編のプロローグ的な内容の実写映像で、気合の入った作り。一見の価値アリ。
週刊ファミ通1130号より
良かった点
・1のときと比べて、アクション性がかなり向上した。
戦闘のアクションもそうだが、フリーランも1のとき以上に駆け巡る幅が広がり自由度が増した。
・グラフィックが綺麗。
1のときと比べると、人によってはグラフィックの質が落ちたと思うかもしれない。
しかし今回は全体的にグラフィックが安定していると思う。キャラクターの顔、服装のテカり、水面、金属の光沢など、全体的にグラフィックが向上している。
1は表面的?な綺麗さがあり、PS3の初期の頃の作品とは思えないようなグラフィックだが、2はそれとはまた違ったグラフィックの精密さがある。
・やり込み要素が抜群!
1でも旗を集めたり、テンプル騎士を倒すやり込み要素はあった。しかしPS3版においてはトロフィーすらなく、探すのがとてつもなく難しいのもあり投げ出した人も多いと思う。
2では、羽根を集めたり拠点の街を発展させたり、装備を集めたり宝箱を探したりと、やり込み要素が飛躍的に増えた。
羽根集めはいわゆる1でいう旗集めでマップに印は表示されないが、街ごとに残り個数や地区ごとに残り個数が分かったりして集めやすくなっている。タカの目を使えば羽根が目立って見えるようにもなるので、だいぶ親切なつくりになったと思う。
・声優がとても豪華。
デズモンドの声優は1と同じく東地宏樹さん、そしてエツィオは関智一さん。
他にも有名な声優がキャラを演じていて、声優ファンの方にはとても嬉しいと思う。
・ストーリーのつながりが面白い。
1から続いたストーリーとなっており、物語の展開がとても面白い。
更に物語の真相、そして新たな課題がうまれ、この作品を機にアサクリにのめりこむ人も多いと思う。
ただし、1をやっていないと面白さの半分も分からないと思うので、是非とも1からプレイしてほしい。(始まり方も1のエンディングからなので)
悪かった点
・思った場所に上手く行ってくれない。
これは箱庭ゲー、アサクリのような縦横無尽に駆け回るゲームにはありがちなのだが、やはり思い通りの動きができないときはストレスになる。
たとえば、自分は右にジャンプしたいのに後ろにジャンプしてしまう、とか・・・。
こればかりは、慣れが必要になってくる。
・街が広く、収集アイテムを回収したりする際はかなりの労力が必要。
羽根集めや宝箱集めは、広い街を行ったり来たりしながら集めるので結構大変。
攻略サイトなどを見れば効率よく集められるだろうが、それなりの根気が必要です。
総評
良い点が多く悪い点が少なくなってしまって、何ともポジティブなレビューになってしまいました。
ですが、それほど自分は楽しめました。
ただ、やっぱり1をプレイしていないと2の面白さは100%分からないと思います。
2の始まり方も1のエンディング後からですし、1の話を回想する場面などもあります。
ラストの真相も、1の頃から続いてる話だったりしますし。
トロフィー集めも割と簡単だと思いました。
大半は、じっくりとプレイしていれば自然と取れるようなものばかりです。
武器や防具の種類も豊富で、見た目もちゃんと変わってくれるので楽しいです。
服の色を変更することもでき、色んなエツィオを堪能することができます(笑)