良かった点
台詞が一切無いのに、なせか物語性を感じさせる。
シンプルな操作で遊べる。
結構怖い
悪かった点
仕掛けが解けないと詰まるしノーヒントなので結構悩む。
総評
あちらこちらで賞を取ったり、面白い、素晴らしいと大絶賛だったので気になっていたタイトルでした。とはいえ、どんなゲームなのかが全然わからない。
人に聞いても、記事を読んでもさっぱり。面白い、けど、説明しずらい、あと、ネタバレ避けたい、ということらしいです。
それなら、遊んでみようと買ってみました。
台詞も一切なくオープニングも無く突然ゲームスタート。
ガサッと左端から森のなかへ少年?が飛び出してくる。
辺りをキョロキョロ見渡して何かに怯えてるよう。
これが主人公みたい。
画面奥にはライトで辺りを照らしてる大人がいる。
このシチュエーションだけでもうこの大人から逃げなきゃいけない気がする。
主人公にできる事は 移動とジャンプのみ。あとは先々で掴むや開ける装置を操作するなどの簡単なものだけ。敵となるものを倒すことはできない。
画面は奥行きがあるけど右へ進むだけで進行していく。
まずはこの大人から逃げる。車で探しに来る人や犬を使ったりして捕まえにくる。というか、始末しにくる。
森を抜け、畑を抜け、倉庫を、謎の機械が動く場所、朽ちた工場、などなど不思議なエリアをひたすら進む。
進みながら、画面奥での出来事に仕掛けを解く鍵が。けど、ヒントというより、これかな?とか、あ、こうしなきゃだ!と直感に訴えてくる感じ。
ホントに必死に逃げてる感じになる。
さらに、この画面奥の出来事で物語性を感じさせる。
けど、一貫性があるわけでもないし、突然ステージが変わったり、謎が謎を呼ぶような世界観。全てはプレイヤーが、こういうことなんじゃないか?と物語を考える。
仕掛けは失敗すると即ゲームオーバー。色んな方法でプレイヤーを殺しに来ます。
最初の大人も、ただ捕まえるだけかと思いきや、よくみたら捕まりかたによって始末の仕方が違う。後ろから羽交い締め、正面から首を掴む、押し倒して絞める、、、銃で撃つ、、、うわぁ、、ってなります。
他にも 犬に噛み殺されたり、変な機器に刺されて引きずられる吊るされる、中でも衝撃波で木っ端微塵になるのと長髪の子供みたいのに水中で窒息させられたりするのはかなりの恐怖でした。犬も襲われ過ぎて吠えられると異常に恐怖心をあおられます。コントローラーの振動も恐怖に拍車をかける。
そして物語は後半では驚きの展開へ!!
ええっ!?なんで?え、こんなことに!?
それまで逃げていた恐怖から気持ち悪さと気持ちよさの入り交じった感じになります。
そして、クリア、、、え?クリア?
?
?
?
こんな結末、、、?
達成率20%。クリアしてもトロフィーを獲られない。けど、何のトロフィーか思い出してみると何かを壊してきた。
もう一周しながらそれらを探し回り、隠し部屋で最後の物語。画面奥に何かある。なんだろうな、と思いながら目の前の物を壊すと、、、
達成率100%。トロフィーコンプです。
このゲームは台詞がホントに無いため物語は全てプレイヤーの想像。
この隠し部屋での行動で、こんな話だったのかな?という感じはできました。
また、これがあるから最初のクリアもなんとなくだけど納得いくような、、。
ベースは2D脱出ゲームだと思います。ホラー要素もあります。
直感に訴えてきてプレイヤーに行動させるところと、不思議な世界観、そして謎解きが見事で楽しかったです。
ま、でも、コンプしたし、殺され方が結構トラウマだし後半やっぱり気持ち悪いのでもう遊ばないかな。
けど人にはオススメします。ゲームに惹き付けられる魅力があります。