さまざまなテクニックを駆使して、バイクを始めとする各種マシンを乗りこなすという、『トライアルズ』シリーズの醍醐味は健在。大胆かつ繊細な操作が求められるが、ステージクリアーを目指し、夢中になって遊んでしまう。そこに付加された世界観やストーリー、人物を操作するアクションパートは、かなり破天荒でハチャメチャなノリ。新鮮に感じられる部分もある反面、人によって好みが分かれそう。
週刊ファミ通1440号より
『トライアルズ』のファンは、バイクの独特の操作感や難度に惚れ込んだ人が多いから、ガンアクションなどの追加要素は、あまり受け入れられないようにも感じる。世界観も、海外版『ファークライ3 ブラッドドラゴン』のものなので、理解しにくい部分も。とはいえ、海外B級アニメ的な独特のノリと価格の安さは魅力だと思うので、『トライアルズ』にこだわりすぎず、軽い感じで遊ぶならアリかな。
週刊ファミ通1440号より
『トライアルズ』シリーズにストーリー要素が加わっているのがユニークだけど、B級映画のような雰囲気や、バイク以外のアクションが多い点など、シリーズのファンはやや困惑しそうな作風。バイク以外にも操縦する乗り物が複数登場するのは楽しいし、クリアーするだけならテクニカルな操作がさほど必要なく、手軽に遊べる。字幕を読みながらの操縦するのは難しく、話がすんなり入ってこないのは難。
週刊ファミ通1440号より
シンプルかつシビアな操作でダイナミックな離れ技をくり出す、シリーズのおもしろさは相変わらず。これに、バイクを降りてのチマチマした動きが楽しいアクションを加えた構成は、テンポを損なう面もありますが、変化が感じられて好印象です。何度ミスしても攻略意欲を削がれない設計は◎。パロディーを織り交ぜたクレイジーな表現も好き。操作中に字幕で物語が進むことがあるのは、少々残念。
週刊ファミ通1440号より