クロスレビュー
フラグ立てのシンプルなアドベンチャーながら、グラフィックやキャラクター性、演出などのセンスがよく、この世界観にハマるとグイグイ引き込まれる。セリフのひとつひとつにシャレが効いてておもしろく、ローカライズの秀逸さも感じる。字幕が少々ジャマだったり、突拍子もないストーリー展開ゆえに謎解きが予測しにくいなど、気になる部分もあるが、そうした部分を払拭するパワーがある作品。
週刊ファミ通1354号より
不思議な世界観とストーリー、そして登場人物のユーモラスな会話には独特の味がある。“第三の手”を活用し、話を進めるのに必要なステッカーを探し出して、どこで活用するのかを考えながらいろいろな事態を解決していくのが楽しい。ステッカーを貼った後のキャラの変わりようなどにもニヤリとさせられる。“読心術モード”の際、早送りはできるが、メッセージを一気に飛ばせないのは若干もどかしい。
週刊ファミ通1354号より
頭から手が生えた主人公を含め、登場人物はみんな予想外のトンデモキャラクター。主人公の“第三の手”の能力で、個々が抱える事情を知るたびに、そのブッ飛び具合に驚かされてばかり。日本語字幕のローカライズも砕けていて、毎回笑わせられます。あれこれ推理しながら人々の求めるものを届けるうちに、ステージの謎や目標に近づいていくのが楽しい。ボリュームもなかなかで、この価格はお得すぎ。
週刊ファミ通1354号より
キャラクター、世界観、ストーリーと、どれを取ってもとにかくシュールかつブラックなので、遊ぶ人をかなり選ぶ1本。ゲームバランスはよく、頭から生えた手を駆使したアクションは爽快で、同じく“手”を使っての読心や、ステッカーによる謎解きはとても楽しい。決して日本人には作れないタイプのユーモアのセンスは、ときにトゥーマッチで笑えないこともあるが、これも異文化交流かな(笑)。
週刊ファミ通1354号より
クロスレビュー