『ファークライ5』では、ご存じの通り“傭兵”というシステムが搭載されています。これはホープカウンティでエデンズ・ゲートの暴虐に苦しむ市井の人々を助けることで、レジスタンスの仲間として行動をともにできるもの。

　じつにさまざまな“兵士”が登場し、エデンズ・ゲートとの戦いをサポートしてくれるのですが、その中でも特定のミッションをクリアーすることで仲間になるブーマーやニック、グレースのような“スペシャリスト”は、強力なアビリティでバトルの勝敗を大きく左右する存在です。

　この傭兵には、人間を仲間にする“ガンズフォーハイヤー（Guns for Hire）”、ブーマーやチーズバーガーのような動物を仲間にする“ファングフォーハイヤー（Fangs for Hire）”の2種類に大別されるのですが、ここにもうひとつ、“フレンズフォーハイヤー（Friends for Hire）”が加わります。そう、CO-OPプレイのことです！

　本編ではチュートリアルにあたるミッションをクリアーすれば、広大なホープカウンティで自由に行動できるようになるのですが、この時点でフレンドとともにストーリーミッションはもちろん、膨大なサブ要素から単なるドライブまで、あらゆるプレイをオンライのフレンドとともに楽しめます。さらに、上記で解説した傭兵も含めた3人でプレイできるというわけです！

　では、以前に公開した動画と同じになりますが、実際に3人でのCO-OPプレイで、ジェイコブ・シードの支配地域にあるファング・センター（Fang Center）の解放に挑んだ動画をご覧ください。

　ファング・センターですが、じつはファングフォーハイヤーのひとり（一匹？）であるクマのチーズバーガーを仲間にするためには解放すべき施設。当然、それなりの危険が待っているわけです。

　何より、ジェイコブがその手腕を活かして生み出した凶暴なオオカミの“神狼”がいます。この狼が攻撃力も高いうえにスピードもあるので、なかなか悩まされました。敵兵に加えて、“VIP”と呼ばれる強力なカルト教団員、さらにはヘリの増援もあるので、単独ではかなり手強い施設でしたが、3人がかりで挑むことで難なく解放に成功しました！

今回の戦いの舞台、ファング・センター。人懐っこいクマのチーズバーガーで人気を集めた施設ですが、いまやカルト基地に。まずは双眼鏡で観察して敵にタグを付けるのが重要なのは、シングルでもCO-OPでも変わりはありません。

こいつが、ジェイコブ・シードが生み出した悪夢、“神狼”です。デカいし早いしで、かなりの難敵。放っておくと危険です。

フレンドと二手に分かれて、挟み撃ちの形で敵を排除することにしました。しかし、もたもたしているうちに増援を呼ばれてしまいます。先に増援を呼ぶ装置を破壊すべきだったかも。

敵の中でもひときわ強力なのが、VIP。攻撃されると大ダメージなので、真っ先に倒したいのですが、素早いうえにアグレッシブ。要注意です。

倒されてしまっても、仲間がいれば蘇生してもらえるチャンスがあります。ただ、仲間も無防備になるので、無理は禁物ですが……ありがたい！

増援のヘリにはかなり悩まされました。ここで地上の敵はフレンズに任せて、こちらはヘリを落とすことに専念します。スコープを覗いているあいだは自分も無防備になるので、仲間との協力は不可欠です。

無事にファング・センターを解放しました。飼育員から、チーズバーガーはサケが好きという情報を入手。ということで、チーズバーガーを仲間にするために、サケを獲りに行くというミッションが発生します。こんな感じで物語が進むのです。

フレンドに運転を任せて、自分は助手席から敵を排除……なんてことも可能です。もちろんシングルプレイでも、傭兵に運転を任せる（目的地を設定すれば自動的に向かってくれます）こともできます。

　どうしても突破できないカルト施設や敵があったら、フレンドに協力を要請してブッ倒すもいいですし、リワードを獲得するために協力するのもいいでしょう。ただ、狩りや釣りを楽しんだり、広大なホープカウンティをラジオから流れる音楽に耳を傾けながらドライブするだけでもいいんです。ここまで作り込まれたモンタナの大地を、ドンパチだけで旅しないのはもったいなさ過ぎなので！