※本記事は、2023年3月2日にアップした記事を再編集したものです。

『デビルサマナー』シリーズ3作目は架空の大正が舞台!

 いまから18年前の2006年(平成18年)3月2日は、プレイステーション2(PS2)用ソフト『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』が発売された日。

『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』が発売された日。帝都・東京を舞台にしたレトロな雰囲気が魅力の斬新な『真・女神転生』【今日は何の日?】

 『真・女神転生デビルサマナー』、『デビルサマナー ソウルハッカーズ』に続く、『デビルサマナー』シリーズの3作目となる『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』。

 架空の時代である大正20年(本来、大正は15年まで)が舞台となっており、レトロな雰囲気が特徴です。いままでシリーズは現代や近未来が舞台で、とくに前作『デビルサマナー ソウルハッカーズ』がサイバーな雰囲気だったこともあり、ガラリと世界観が変わったことに驚きました。

『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』が発売された日。帝都・東京を舞台にしたレトロな雰囲気が魅力の斬新な『真・女神転生』【今日は何の日?】
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 ストーリーは悪魔召喚師・十四代目“葛葉ライドウ”を襲名した主人公が、表向きは探偵見習いの学生として暮らしつつ、裏の顔はデビルサマナーとして悪魔の関わる事件を解決していくというもの。

 「私を殺してください」という少女の依頼を受けたライドウですが、その少女・大道寺伽耶は依頼の真意を告げぬまま何者かに誘拐されてしまいます。ライドウは彼女の行方を追いますが、そんな彼の前に謎の“超力兵団計画”を推進する陸軍少将・宗像が立ちふさがることになります。

 ストーリーの核心部分なのであまり書けませんが、『デビルサマナー』シリーズだけでなく、『真・女神転生』や『真・女神転生II』にもガッツリと絡んでくる内容でした。シリーズを追ってきたファンであるほど、後半の内容に驚かされたハズ。

『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』が発売された日。帝都・東京を舞台にしたレトロな雰囲気が魅力の斬新な『真・女神転生』【今日は何の日?】
『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』が発売された日。帝都・東京を舞台にしたレトロな雰囲気が魅力の斬新な『真・女神転生』【今日は何の日?】

 登場するキャラクターはデビルサマナーのお目付け役で黒猫の姿をしたゴウトや鳴海探偵社の所長である鳴海、気の強い新聞記者の朝倉タヱなど個性豊か。『真・女神転生』は殺伐とした雰囲気の作品も多いですが、本作はギャグシーンも多くて、癒やされましたね。ただ、ミニゲームの麻雀をプレイしていると、鳴海がやたらと国士無双するので、そこは許せなかったですが(笑)。

 ゲーム部分はアクションRPGで、刀と拳銃で戦うほか、仲魔を召喚することもできます。ライドウは“封魔管”に悪魔を封印して使役する能力を持っており、敵悪魔の弱点を突くと“封魔管”に封じることができます。仲魔は戦闘中、敵の弱点を突いたり、敵の攻撃を無効化することでテンションが上昇。そしてテンションが最大値に達すると、ライドウと仲魔が協力する専用技をくり出すことができます。

 なお、本作には事件を捜査するパートもありますが、ライドウでは侵入できない場所を仲魔に調査させることができたりしました。戦闘以外でも仲魔と協力できるのが新鮮でしたね。

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 2008年10月23日には続編である『デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王』が発売。キャラクターもより魅力的になり、アクション面も大きく改善されて爽快感が増しました。

 また、『ライドウ』シリーズとして触れておきたいのが、コミックス版の『デビルサマナー葛葉ライドウ対コドクノマレビト』です! オリジナルストーリーで展開する内容でしたが、見事に『ライドウ』の世界観を再現しており、雰囲気もバッチリ。『ライドウ』シリーズはPS2のソフトなので、いまからプレイするのはちょっと準備が必要。まずはこのコミックを読んで気に入ったら本編をプレイしてみるのもいいかもしれません。電子書籍もあるので、ぜひ!

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