リリースから1年と2ヵ月が経過し、さらなる盛り上がりを見せる『勝利の女神：NIKKE』（以下『NIKKE』）。ニケたちの“魅せる背中”もそうだが、予想だにしない展開が続くストーリーも人気を支える重要な柱のひとつ。
そこで、現在公開されているメインストーリーの中で、ぜひとも2024年に回収してほしい伏線をピックアップしてご紹介。
※本記事は、たっぷりとネタバレを含んでいるので、メインストーリーのチャプター26まで進めてから見ることを推奨します。
ラピとアニスが同じ部隊所属となった経緯
もともと、主人公は輸送機の撃墜によってニケのマリアンとふたりで行動していた。その後、ラピやアニスと出会い、ネオンが加わってカウンターズという分隊を指揮することとなる。
ラピとアニスはもともと別の分隊に所属していたようで、チャプター4での会話でいっしょにいた期間が長かったこともわかっている。ミハラにその点について聞かれた際、アニスは「問題児なの、うん」、「いや、不良品かな？」と発言し、詳細を語ろうとはしなかった。
トーカティブの正体
チャプター4で初めて登場。ラプチャーの中でも、人語を操る特殊ラプチャーとして、シュエンが捕獲命令を出していた。ラピを見るなり、「フェアリーテールモデル、レッドフードか」と発言したり、主人公に対して意味深な質問を投げかけたりと、人類側に対しての知識も豊富な様子。
スノーホワイトは、アークから大きな光が上がった日からトーカティブが現れるようになったと言っており（チャプター7）、ラプチャーに対抗するためのカギと睨んでいる。
主人公が見た少女との記憶
チャプター5で雪崩に巻き込まれた主人公は、失われゆく意識の中で病室での少女との会話を思い出す。その後、チャプター13でふたたび少女との記憶を垣間見る主人公。少女は主人公が指揮官になることを知り、自身がニケになったら指揮してほしいと語った。
アブソルートとメティスを救った雷
チャプター9にてノベルの調査により、過去にヘレティックに勝利したことが明らかになる。これは、エリシオンのアブソルートと、ミシリス・インダストリーのメティスの精鋭2分隊による合同作戦だった。
作戦に参加したアブソルートのエマによると、両分隊のニケは廃棄寸前まで追い詰められたが、運よくヘレティックに雷が落ちたため勝利できたという。
倒したヘレティックの破片は、後にカウンターズ、アブソルート、メティスによって回収された。チャプター24にて、破片がニケを吸収して復活。そこでヘレティックの正体がインディビリアであることが分かった。
アンダーソンとの血液型の一致
チャプター13で大怪我を負った際、主人公の血液型情報が登録されていなかったことが判明する。輸血を申し出たのは副司令官のアンダーソン。アンダーソンが言うには、主人公やアンダーソンの血液型は人類に数人しかいないとのこと。このとき、なぜふたりが同じ血液型なのか、という点についてアンダーソンは語らなかった。
「アークを破壊せよ」
ラピの中にいたレッドフードは「アークを破壊せよ」というメッセージを送り続けていた（チャプター13）。その後、ラピの中から現れたレッドフードが、アークを破壊しようとする理由が語られるような場面はなかった。
メッセージに関しては、「何か、すっげー大事なことを忘れているような…」とレッドフードが発言した際（チャプター26）、一瞬だけ見えた映像が関係しているのかもしれない。
ちなみに、レッドフードの脳裏によぎった映像は、イベントストーリー“RED ASH”のミニゲームで見られたシンデレラに話しかける“侵食の意思”のようにも見える。“侵食の意思”については、“RED ASH”についてのインタビューを参照。
エブラとエヴァ
チャプター15にて主人公は古い紙切れを拾う。それはエブラという人物の日記だったようで、エヴァというAIを作ったことや、エヴァが”孤独”について理解しているのではないかという疑念が書かれていた。
通信を妨害する“エブラ粒子”という言葉はストーリーの序盤からたびたび登場するが、エブラという人物との関係は不明。AIを作るほどの人物だったことから、ラプチャーに対抗するためにエブラが開発した、という予想はできる。
クイーンとリリスの関係
“クイーン”は、ラプチャーの長であることくらいしか判明していない。チャプター20で瀕死のニヒリスターが、リリスのボディについて「クイーンの前身であり… 地上に残った唯一の未練さ…！」と発言。リリスとは、人類最初のニケであるリリーバイスのことを指すと思われるが、この発言が持つ意味は未だ明らかになっていない。
NIMPHの出どころ
ニケを製造、管理するのに欠かせないが、侵食の原因にもなっているNIMPH。いつ、誰がこの機能を開発したかは判明しておらず、チャプター21でセシルは「人類は、NIMPHについて何も知りません。」と言っている。当たり前のように使われているNIMPHの出どころが不明な点は異様だ。
第二次地上奪還戦とヨハン
アークの“新星”として活躍していたヨハンは、“第二次地上奪還戦”で反逆容疑がかけられ、公には死亡したことになっていた（チャプター21）。作戦の内容やヨハンが取った行動、そしてエデンにくることになった経緯は現在詳しく語られてはいない。また、エデンを作ったとされるセシルについても、いまだ謎が多い。
第一次地上奪還戦
チャプター23でクロウが主人公に語った人類の歴史のひとつ。人類に尽くした部隊、ゴッデスを犠牲にしてアークを完成させた後に実行されたが、失敗に終わったようで、この戦い以降、ニケを迫害する者を指す“ニケフォビア”という言葉が生まれた。
最初の芸能人ニケ、プリティーの死亡
チャプター23でクロウが主人公に語った人類の歴史のひとつ。詳細は不明。
モデルZXのゴッデスフォール事件
チャプター23でクロウが主人公に語った人類の歴史のひとつ。前哨基地での突発イベント“エレベーターの怪談”で、事件の大筋の流れが見られるが、今後イベントストーリーなどでも描かれるかもしれない。
E.H.とイングリッド
テロ組織・エンターヘブンの隊長であるE.H.の本名は、エリシオン・ハーパー。“エリシオン”と言えば、ニケの製造、管理を任されている三大企業のひとつ。その社長であるイングリッドとは浅からぬ仲のようで、深い傷を負ったE.H.は、自分をニケにすることをイングリッドに依頼し、罪を償うことを決意している（チャプター24）。
アンダーソンの体
チャプター25の冒頭で、アンダーソンは生命維持装置なしでは生きられない体であることが判明する。アンダーソンの過去については、ピルグリムに対する反応やイベントストーリーで、察することができる部分もあるが、今後詳しく語られる場面がありそう。
