※本記事は、2022年11月10日にアップした記事を再編集したものです。

Nintendo Switch Onlineで配信され話題に

 いまから23年前の2000年(平成12年)11月10日は、ニンテンドウ64用ソフト『カスタムロボV2』が発売された日。

 『カスタムロボV2』は、任天堂から発売されたアクションRPG。1999年12月8日に発売した『カスタムロボ』の続編で、前作から1年を待たずに登場しているのが何気に凄いところ。それでいて内容が非常に充実していたため、シリーズ最高傑作と評価するファンも多いようだ。

 “Nintendo Switch Online + 追加パック”に加入することで遊ぶことができる“NINTENDO 64 Nintendo Switch Online”に、2022年7月15日から『カスタムロボ』と『カスタムロボV2』の両作品が同時配信され話題になったので、遊んでいる真っ最中なんていうプレイヤーもいるのではないかな。

 本作の舞台は、前作から1年後の世界。プレイヤーは小型ロボット“カスタムロボ”を操る“コマンダー”となり、当然ながら最強を目指すことになる。主人公は戦いを通じコマンダーとして大きく成長していくのだが、その過程がマンガ的な激アツ展開でグッとくるところがシリーズの魅力のひとつ。『カスタムロボV2』では“旅立ち編”と“激闘編”の2本立てシナリオになっているのも大きな特徴だった。この仕組みは以降のシリーズで恒例となって毎作、旅立ち編と激闘編でストーリーが構成されるようになっていった。

N64版『カスタムロボV2』が発売された日。好きなパーツでロボを自由にカスタマイズして戦うシリーズ最高傑作。対戦プレイが激アツだった思い出の作品【今日は何の日?】

 『カスタムロボ』シリーズと言えば、タイトル通りカスタマイズが何より楽しいポイント。凄まじいほどのパーツが存在し、それを自由に組み合わせて戦える点が胸を熱くさせてくれる。散弾のように小さな弾が飛び散る“スターダストガン”や相手の動きを一時的に止める“フリーズボム”など、個性溢れるパーツが盛りだくさん。

 また、前作で使用できたすべてのカスタムロボに加え、30体以上の新しいロボが追加。合計60体以上のロボットが使用可能になっていたのもうれしかった。空中ダッシュすると姿が消えるステルス機能を備えた“ストライクバニッシャー型”や“バーニングビースト型”といった新しいタイプも登場したし、同じ型のロボットでも性能に差異があるスタイル(前作はノーマル、スピード、アーマーの3種類)に、“ジャンパー”と“パワー”のふたつが追加されていた。

N64版『カスタムロボV2』が発売された日。好きなパーツでロボを自由にカスタマイズして戦うシリーズ最高傑作。対戦プレイが激アツだった思い出の作品【今日は何の日?】

 もちろん、友だちと対戦プレイだって可能だ。存分にカスタマイズした後は、自慢のロボどうしで激突するのがお約束。当時、毎日のように対戦をくり広げていたプレイヤーも多かったに違いない。『大乱闘スマッシュブラザーズ』、『ゴールデンアイ』、『マリオカート』、『マリオパーティ』などと同様に『カスタムロボV2』も対戦用の定番タイトルだったんじゃないかな。

 本作では新たに“2 on 2 バトル”モードが加わった。ふたりひと組でタッグを組み、随時パートナーチェンジをしながら勝利を目指す。近距離用や遠距離用など、相手チームとの相性を考慮してカスタマイズしていくのが楽しかった。最大4人の2対2で遊べるだけでなく、1対1や1対2のバトルをすることもできた。

 なお、前述のNintendo Switch Online版の『カスタムロボV2』では、うれしいことにオンラインマルチプレイも実現している。遠く離れたフレンドともいっしょに対戦できるようになったので、まだ未体験の人は昔を懐かしみながら戦ってみるといいだろう。

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