ヘッドセット『Meta Quest』シリーズ最新モデル『Meta Quest 3』が2023年10月10日に発売しました。サンプルが手元に届きましたのでごく簡単にですがインプレッションをお届けします。
『Meta Quest 3』基本情報
- カラーパススルーで本格的MR体験
- 約30%の高解像化、両目で4K超え
- 重量は重くなったけど軽くなった気がする!?
- 画質向上に合わせてアプデするゲーム/アプリは50本、新規アプリも50本用意
- 価格は74800円から購入特典もアリ
ようこそMR(複合現実)へ
『Meta Quest 3』の特徴はなんといってもカラーパススルー機能によって実現するMR(Mixed Reality・複合現実)です。実際にどんなものなのでしょうか。
『Meta Quest 3』レビュー
MRゲームがスゴい! 宇宙船が天井をぶち破り、壁を壊すと荒野が広がる「これぞ複合現実」ってわけです。カラーパススルー機能のおかげです。
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— ファミ通.com (@famitsu)
2023-10-11 11:30:50
『Fist Encounters』というMRを体験できるミニゲームで遊んでみました。
これは不時着した脱出艇とのこと。周辺にぴょこぴょこ跳ねているかわいいキャラクターに向かってトリガーを引くと脱出艇に乗せることができます。壁を撃つと宇宙っぽい荒野が広がります。まさに複合現実ですね。
やたらめったら超現実的なビジュアルがひろがっているわけではありません。『Meta Quest 3』は自動的に部屋を3Dスキャンして壁、床、家具などの位置を把握して周囲の物理空間とバーチャル体験をシームレスに融合しています。なので、ちゃんと部屋の天井や壁から飛び出ててくるゲーム体験となるわけです。
このミニゲームを体験したことで、『Meta Quest 3』とMRの組み合わせで楽しめるゲームやコンテンツへの期待が高まりました。
ボクササイズゲーム『LES MILLS BODYCOMBAT』でも遊んでみました。VRとMRで表示を切り替えることができます。フィットネス系や音楽ゲームとかはある程度周りの状況も表示してくれると安心してコントローラーを振り回せます。
コンパクト&パワーアップ
前モデル『Meta Quest 2』と比較したハードとしての特徴もご紹介します。
カラーパススルーを実現したのはフロントパネルにある三つ目のカメラ。左右にステレオRGBカメラ、中央に深度センサーを備えています。
SoCは最新世代となるSnapdragonXR2 Gen2で、『Meta Quest 2』の2倍以上のグラフィック性能となっています。ディスプレイは『Meta Quest 2』より約30%の高解像化を果たし、両目合わせて4Kを超えです。
重さは『Meta Quest 2』が503gで、『Meta Quest 3』は515g。重くはなっていますが、レンズ部分が40%スリム化したことで重心が前方にきて重く感じるフロントヘビー感は軽減されているように感じました。
コントローラーはセンサーのリングがなくなり、全体的に小ぶりになりました。小さくなったことで、ギュッと拳を作りやすくなりました。これによる恩恵はボクシング系ゲームがよりプレイしやすくなった気がします。
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