5人対5人のチーム戦をPvE主体で進めていくことが特徴の『エグゾプライマル』。本作は、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)で発売予定のオンライン専用チーム対戦型のアクションゲームで、Xbox Game Passにも対応。

 発売まであと約2ヵ月となった本作。今回、製品版相当のプレビュー版を遊ぶ機会を得たので、序盤からのゲーム体験を詳しくリポート。なお、プレイヤーが選択する“エグゾスーツ”や対戦のルールについては、過去のリポートを参照してほしい。

※現在本作は製品版に向けゲームバランスの調整を行っており、今回のプレビュービルドは調整前の内容になります。

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西暦2043年の近未来に起こった“恐竜災害”

 ゲームは、“恐竜災害”に対抗する“エグゾスーツ”を持つAIBIUS社の面接からスタート。ここで、キャラクターメイキングと操作に関するチュートリアルを行う。プレイヤーはハンマーヘッズという舞台の“エース”として、本作の世界で起こっている事件の真実を追うことになる。

『エグゾプライマル』プレビュー。タイムリープしてくり返される恐竜との戦い――SFな世界観もおもしろいカプコンの対戦型PvE
『エグゾプライマル』プレビュー。タイムリープしてくり返される恐竜との戦い――SFな世界観もおもしろいカプコンの対戦型PvE

 これまでは対戦の部分だけを体験してきたので、冒頭からリッチなカットシーンが織り交ぜられたストーリーテリングが行われることにまずは驚いた。なぜプレイヤーたちが戦うことになるのか、それ自体にもしっかりと理由があり、SFやタイムリープものが好きなプレイヤーにはたまらない内容となっている。

●STORY
西暦2043年。
時空の歪み「ボルテックス」から恐竜が出現する「恐竜災害」が、世界各地で発生するようになって3年。
ハンマーヘッズという部隊に所属するエグゾファイター「エース」は、哨戒任務中に突如発生したボルテックスによってビキトア島に不時着する。
そこで遭遇した次世代AI「リヴァイアサン」によって、無限に繰り返されるウォーゲームへと強制的に参加させられてしまう。

別部隊のエグゾファイター「マグナム」との出会いによって、リヴァイアサンによるウォーゲームは、毎回3年前の同じ日にエグゾファイター達が転送されて開催されていることが判明する。

なぜウォーゲームは過去の同じ日に行われているのか?
なぜリヴァイアサンは恐竜を召喚するのか?

新たな謎が浮かび上がり、混乱するハンマーヘッズのメンバーは、さらに驚愕の人物を目撃することになるのだった……。

出典:『エグゾプライマル』公式サイト

『エグゾプライマル』プレビュー。タイムリープしてくり返される恐竜との戦い――SFな世界観もおもしろいカプコンの対戦型PvE
個性豊かなハンマーヘッズの面々。彼らが抱える問題や過去も徐々に明らかになっていく。

メインモードを遊ぶと徐々にストーリーが進行

 ストーリーは、5人対5人で戦うメインモード“ディノサバイバル”で遊ぶと進行していく。試合が終了すると“BATTLES LOGGED”が1ずつ増えていき、この数が一定数になるたびにカットシーンが入ることがある。

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ストーリーの進行に合わせて、出現する恐竜も徐々に手ごわいものが増えるようだった。

 また、試合終了時には“ロストデータ”を獲得することがある。これは、メニュー画面のデータベースで閲覧可能なアーカイブで、恐竜が出現する理由やウォーゲームを行うAI・リヴァイアサンの目的など、本作の謎が徐々に明らかになっていく。

 ボイス付きで展開されるロストデータは、読み応えがあり対戦の息抜きにもなる。謎が謎を呼ぶ展開はストーリー主体のゲーム顔負けで、ロストデータほしさにどんどん対戦をしたくなるという好循環も生んでいる。

『エグゾプライマル』プレビュー。タイムリープしてくり返される恐竜との戦い――SFな世界観もおもしろいカプコンの対戦型PvE
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対戦を重ねるとカスタマイズ要素が充実

 試合が終わると、試合内容に応じた経験値を獲得。プレイヤーレベルがアップすると、エグゾスーツに装備できるモジュールが解放されていく。モジュールは、移動速度上昇や受けるダメージの軽減など、その効果はさまざま。

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各エグゾスーツに3つのスロットがあり、対応するモジュールが装備できる。
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スーツ自体にもレベルがあり、使い込むとそのスーツにちなんだモジュールやアイコンなどが手に入る。

 また、ゲーム開始時に選択できるスーツは下記の7種類だが、プレイヤーレベルが上がるにつれてヴィジラント(アサルト)やムラサメ(タンク)、ニンバス(サポート)といったエグゾスーツも解放されていくようだ。

●最初から選択できるエグゾスーツ

  • アサルト(攻撃役):デッドアイ、ゼファー、バラージュ
  • タンク(防衛役):ロードブロック、クリーガー
  • サポート(補助役):ウィッチドクター、スカイウェイブ
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ウォーチェストでスーツのスキンやエモートを獲得

 本作にはウォーチェストというものがあり、スーツの見た目が変わるスーツスキンや試合中に踊ったりできるエモート、プロフィール画面の背景などがランダムで手に入る。

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ウォーチェストは、プレイヤーレベルが上がったときに手に入ることがある。

 プレイヤーレベルとは別に、“SURVIVAL PASS LEVEL”というものも確認できた。こちらは、シーズンパスのようなもので、遊ぶほどパスのレベルが上がり、さまざまな報酬が手に入るようだった。

 今回はプレビュー版ということで、ほかのプレイヤーとマッチせずにBOT(AI)とディノサバイバルで遊んでいたのだが、恐竜を蹴散らす爽快感はもちろん、ストーリーやカスタマイズ要素など、ひとり用のゲームとしても十分に遊べるクオリティ。ほかのプレイヤーといっしょに遊べるとなれば、その楽しさは計り知れないものになりそうだ。

『エグゾプライマル』プレビュー。タイムリープしてくり返される恐竜との戦い――SFな世界観もおもしろいカプコンの対戦型PvE

 本作の発売日は約2ヵ月後。ゲームバランスも製品版に向けて調整中とのことで、もっと遊びやすくなりそうだ。また、プレビュー版のプレイ後に開発陣へインタビューも行った。そちらの記事もぜひチェックしてほしい。

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