2023年3月4日、東京・武蔵野公会堂にて開催されたPhoenixx主催のインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMIT。出展コーナーにて取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。

 『ELEMASTA』(エレマスタ)は、“40代に刺さるRPG”をコンセプトとしたオープンワールドRPG。スーパーファミコン時代を思わせる16ビット調のドット絵は、teamエレマスタ代表・小林光氏がほぼすべてひとりで制作しているとのこと。スーパーファミコン本体の発売年(1990年)以降に生まれた記者も、その色鮮やかな画面にすっかり魅了された。

『ELEMASTA(エレマスタ)』全編ドット絵で描かれた“出会いと別れ”で強くなるオープンワールドRPG【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 RPGの基本システムはオーソドックスながら、登場キャラクターの多さは規格外。パーティーメンバーにできるキャラだけで300人以上という大ボリュームだ。小林氏いわく「キャラクターの多さをメリットにしたい」とのことから、各キャラには固有の連携技、掛け合いなどが用意されている。

『ELEMASTA(エレマスタ)』全編ドット絵で描かれた“出会いと別れ”で強くなるオープンワールドRPG【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 連携が発動すると、通常よりも強力な攻撃をくり出せる。記者がプレイした時にはパーティーメンバーに魔道士と格闘士いたのだが、このふたりの相性がよかったようで、よく連携してくれた。ちなみに、パーティーキャラが離脱する際、固有技を主人公に教えてくれることがたまにあるという。出会いと別れをくり返すことでパーティーの底力が上がっていく……というシステムは、大いにやり込み甲斐がありそうだ。

『ELEMASTA(エレマスタ)』全編ドット絵で描かれた“出会いと別れ”で強くなるオープンワールドRPG【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 会場で体験できたのは世界のほんの一部だったが、“古きよきRPG”の感触はしっかりと味わえた『ELEMASTA』。開発期間4年目となる2023年内のリリースを目指していて鋭意制作中とのことで、気になる人は小林氏のツイッターで進捗をチェックしよう。

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