『邪神ちゃんドロップキック』は、2022年7月～9月にテレビアニメ第3期が放送されました。現在アマゾンプライムビデオでは、アニメ第1期、第2期、第3期がすべて視聴可能。今回は、第1期の内容についてご紹介します。
『邪神ちゃんドロップキック』は、『COMICメテオ』で2012年から連載されているユキヲ氏のマンガが原作。ちょっとブラックな心を持つ女子大生・花園ゆりねと、ゆりねが召喚した魔界の悪魔・邪神ちゃんとの奇妙な同居生活を描いたドタバタコメディです。
キャラクターがかわいいのでゆるい日常系アニメのようにも見えますが騙されてはいけません。その中身はブラックなギャグや過激なシーンのオンパレード。
ゆりねの命を常に狙っている邪神ちゃん。隙あらば必殺のドロップキックを仕掛けたりさまざまな凶器を用いて攻撃をしたりしますが、返り討ちに遭ってしまうのがお約束です。切り刻まれたり、ミンチにされたり、串刺しにされたり……。
ちなみに邪神ちゃんは再生能力があるので、どんなに凄惨な目に遭っても時間が経てば元通りです。ちょっと斬られたくらいの傷ならア□ンアルファで応急処置をするだけという回復っぷり。言葉にすると戦慄するような内容ですが、あくまでギャグアニメ。テンポのよさや邪神ちゃんのリアクションについつい笑ってしまいます。
ただアマゾンプライムビデオでは“暴力”、“恐ろしいシーン”というコンテンツ警告も記載されているので、苦手な方は念のため注意した方がいいかもしれません。
そもそもなぜゆりねは邪神ちゃんを召喚したのでしょうか。邪神ちゃんが召喚されるエピソードはマンガでは第0話と第1話で描かれていますが、アニメでは、第2期の第1話まで説明されません。
アニメ第1期の第1話ではすでに主要キャラクターたちがすき焼きを囲んでいます。
邪神ちゃんが召喚された理由の説明もなく、キャラクターたちによるすき焼きパーティーが始まるため初見の状態では「誰が誰なの？」とすこし驚いてしまうかもしれませんが、作品を見ていくうちに自然とわかっていき、さらに最終回を観た後にもう一度見るとまた感じかたも変わると思いますので、むしろニ度楽しめておトクだと言えるでしょう。筆者も原作未読でアニメを視聴しましたがきちんと楽しめましたよ。
ちなみに、大まかな設定はオープニングテーマ『あの娘にドロップキック』の歌詞で「呼び出された私は邪の神」、「あの娘を殺らなきゃ、魔界へ えー?! 帰れませんの！」と説明されていたりします……が、そのほかの部分は「油断したなゆりね 今だ！ 第二の殺人技ロイヤルコペンハーゲン！」と、何がなんだかわからない電波ソングに仕上がっているので、気になった方は一度歌詞を朗読してみてはいかがでしょうか。
ところで、本作の主な舞台は東京の神保町。実在する飲食店などがたくさん登場します。個人的にはゆりねや邪神ちゃんの外食シーンも見どころの1つ。おいしそうな料理の描写は、実際にお店に足を運んでみたくなるほどです。
4期の制作を目指すために実施されたクラウドファンディングでは、目標金額3000万円に対して1億円を超える金額が集った『邪神ちゃんドロップキック』。アニメだけでも楽しめますが、じつはアニメに連動した企画も数多く展開されています。第4期をリアルタイムで楽しむために、いまのうちに第1期からチェックしてみてはいかがでしょうか。
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。
