ユキカゼは、ゴシックホラーRPG『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』の新情報を公開した。
本作は、町田松三氏ら『シャドウハーツ』シリーズを開発したスタッフが企画した新作ゲーム。対応機種はプレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)、発売時期は2025年春予定。Kickstarterにて10月1日までクラウドファンディングが行われており、支援額によってゲーム内容がリッチになっていく。
狼少年ルカのデザインがC案に決定
本作の4人目のキャラクターである“ルカ”のデザインを決めるユーザー投票の結果が公開、C案が選ばれたことが明らかになった。
なお、ルカ以外にもユーザー投票によってデザインが決まるキャラクターや、カラーリングが決まるキャラクターが存在することも明かされた。
グレイヴヤードのイメージボードが公開
過去作と同様に、本作にもグレイヴヤード(心の墓場)が存在することが判明。イメージボードが公開された。
「Atam’s Fun Carnival」と門にはある。
そこは、マシューが幼い頃に父に連れて行かれた移動遊園地だ。
しかし、本作のグレイヴヤード(心の墓場)として描かれるこの場所は、人間のための楽しいカーニバルではない。死んだ人々の魂が迷い込んだ死者の遊園地である。
訪れたマシューに、月は笑いかける。
「どこから来た? おまえの名は?」
「マシュー」
「マシューだって? おいおい、マシューは
小さな男の子のはずだぞ? ……まあいい。
さあ、アーチをくぐれ。楽しめよ」
マシューの前で分かれるアトラクションへの道は、まるで人生の岐路をそのまま表しているかのように映り、彼を深き闇へと導いて行く。
出典:『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』公式サイト
加藤美也子氏のラフ・デザイン画が多数公開
キャラクターデザイン・アートディレクターの加藤美也子氏が手掛けた多数のラフ・デザイン画が公開。主要キャラクターやフュージョンモンスター、エネミー、ロケーションなどの設定や初期案などを確認可能だ。
さらに、加藤氏のインタビュー映像も公開された。
Miyako Kato - Penny Blood Interview
ストレッチゴール達成で拷問イベントやドッグレースが実装
昨今の円安を鑑みて、ストレッチゴールの設定がドル建から円建に変更されたことにより、ふたつのストレッチゴールが達成。7属性のフュージョンモンスターや、“狂気の戦い”システムの実装が決定した。
【新たに達成となったストレッチゴール】
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敵を引き裂くフュージョンモンスターの登場
- 主人公のマシューが変身するフュージョンモンスターが実装される。フュージョンモンスターは7属性分あり、属性ごとにデザインが異なる。
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狂気の戦いシステム
- 正気度を数値化したパラメータである“SAN”がゼロ以下になると、キャラクターは暴走状態(狂気に陥る)になり、攻撃力が大幅に上昇する。狂気と正気を行き来しながら戦う独自のバトルシステムが実装される。
『ペニーブラッド』単体のつぎのストレッチゴールは82,500,000円の“白熱のグレイハウンドレース”、そのつぎが85,000,000円の“さあ坊や、私の拷問に耐えられるかしら?”となる。
支援額しだいで『シャドウハーツ』シリーズでは恒例となる拷問イベントが実装されるようだ。
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白熱のグレイハウンドレース(82,500,000円)
- 当時のNYで人気だった地下賭博場で開催されるドッグレースが実装。レースに勝てば、プレイヤーは資金を増やしたり特別な賞品を手に入れることができる。また、ちび狼になったルカが出走して勝利すると新しいスキルを獲得してパワーアップする。
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さあ坊や、私の拷問に耐えられるかしら?(85,000,000円)
- 敵に捕まったキャラクターが拷問を切り抜けるイベントが実装。特定のキャラクターを選択することで、クリア後に手に入る専用の装備が変化する。
このほか、公式サイトにて“トンプソンレポート#02: ◆白熱のグレイハウンドレース”が公開。トンプソンレポートは町田氏によるインタビュー形式のショートシナリオでストレッチゴールの内容を紹介する企画だ。今回の主役はルカとなり、彼の口調やキャラクター性の一端を確認できる。
『ペニーブラッド』とは
激動の1920年代を舞台に、闇から襲い来る脅威と対決するダークで凄惨なホラーRPG。
『シャドウハーツ』シリーズを開発した、ゲームデザイナーでシナリオも手がける町田松三氏、個性豊かな人物を描くキャラクターデザイナーの加藤美也子氏、作曲家の弘田佳孝氏がSTUDIO WILDROSE(スタジオワイルドローズ)として参加し、制作を進めている。
過去作とは別世界の物語であるが、世界観は共有している。作品テーマは“それでも生きていく”。
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