熱い夏はゲームを遊ぼう! 毎年恒例、ファミ通.comの編集者&ライターが夏休みのおすすめゲームを語る連載企画。今回取り扱う作品は1本に絞らず、“2022年に発売されたアーケードクラシックゲーム”です。ファミ通チャンネルの“俺たちのアケアカ”で数多くのクラシックゲームを紹介しているふたりが、万人におすすめできる10本を紹介していきます。
【こういう人におすすめ】
- クラシックゲームで定番の人気作品に触れたい
- 復刻されたいまだから遊べる“隠れた名作”を知りたい
- 短時間で爽快感を味わいたい
俺たちが2022年のアーケードクラシックゲームを5本ずつ激推!
ででおおすすめゲームレビューかあ……今年もクラシックゲームが豊富でどれにしようか迷っちゃうな。
みさいル小野(以下、小野) ででおさん、何をウンウン唸っているんですか?
ででおあっ、小野さんいいところに。読者の皆さんにおすすめしたいゲームを考えていて、今年発売されたクラシックゲームのどれかにしようかと思うんだけど1本に絞れなくて。
小野なるほど。それならいっそ1本と言わず複数本挙げてもいいんじゃないですかね。とはいえタイトルが多すぎると思うのでひとり5本ずつくらいで。
ででおナイスアイデア! ちなみに小野さんのおすすめゲームは何?
小野まずは……『カプコンアーケード 2ndスタジアム』から『サイドアーム』とかいかがでしょう。
みさいル小野のおすすめゲーム(1/5)
『サイドアーム』(『カプコンアーケード 2ndスタジアム』に収録)
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC(Steam)
- 発売日:2022年7月22日
- 発売元:カプコン
- 価格:
- Capcom Arcade 2nd Stadium:無料
- Capcom Arcade 2nd Stadium Bundle:各4000円[税込]
- 単品購入:各400円[税込]
- パッケージ版:なし
- ダウンロード版:あり
- 『カプコンアーケード 2ndスタジアム』公式サイト
小野ででおさんはご存じだと思いますが、1986年にリリースされたシューティングゲームです。『1943~ミッドウェイ海戦~』(※)を踏襲した感じのパワーアップシステムのほか、あるアイテムを取ると1Pと2Pの機体が合体できるのが特徴です。
※カプコンの縦スクロールシューティング。『カプコンアーケードスタジアム』に収録されている。
ででお“絶対合体”! 自機が戦闘機ではなくロボットだからか、壁に接触してもミスにならないのがいいよね。前半ステージならわりと大雑把にプレイしても楽しめる。
小野登場するメカの数々も見どころです。1986年というと『機動戦士ガンダムΖΖ』がテレビで放送されていたころなので、本作をプレイしていると当時のメカデザインのトレンドが垣間見えるんですよね。いくつかのキャラクターは『アケスタ』版でデザインが修正されているようですが。
ででお大人の事情ってやつかね。でも当時の作品が復刻されること自体ありがたいので、ゲーム性に影響ない範囲なら問題なし。
小野ですね。道中は3WAY、ボスではメガバズーカランチャーといった具合に武器の使い分けを考えるのも楽しいです。
ででおなかなかいいタイトルを挙げたなあ。俺はカプコンつながりで『ヴァンパイアハンター』を推したい。『カプコンファイティングコレクション』に収録されているほう。
ででおのおすすめゲーム(1/5)
『ヴァンパイアハンター』(『カプコン ファイティング コレクション』に収録)
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC(Steam)
- 発売日:2022年6月24日
- 発売元:カプコン
- 価格:
- ダウンロード版:各4990円[税込]
- パッケージ版:各5489円[税込]
- パッケージ版:あり(Nintendo Switch版、プレイステーション4版のみ)
- ダウンロード版:あり
- 『カプコン ファイティング コレクション』公式サイト
ででおこれまでも何度か言ってるけど、間違いなく俺がゲーセンでいちばんお金を使ったタイトル。
小野本作は『カプコンアーケード 2ndスタジアム』にも収録されていますね。あと『カプコン ファイティング コレクション』なら『ヴァンパイア』シリーズ全5作がすべて遊べますが、なぜ『ヴァンパイアハンター』なんですか?
ででおまず、『ファイコレ』版を推す理由はオンライン対戦があるから。『ヴァンパイアセイヴァー』でも『ヴァンパイアハンター2』でもない理由はおもに“個人的な好み”。でも、チェーンコンボの手軽さとほどよいゲームスピードが決め手かな。テンポが速すぎず、2Dタイプの格ゲー全般で見たら比較的落ち着いてプレイできるほう。世間一般ではターボスピードが人気だけど、本当はノーマルでプレイしたい。
小野ラウンド制を廃止したダメージシステムを取り入れた『セイヴァー』もテンポがよくて人気が高そうですが。
ででお実際、オンライン対戦を比べた感じだと『セイヴァー』のほうがマッチングしやすい(=人気が高い)気がする(※)。マッチングの話に話題が逸れるけど、一度に5作品も収録されているせいでプレイヤーが分散して、マッチングが偏りがちなのがもったいない。
※Nintendo Switch版で平日の午後に比較。
小野クロスプラットフォームに対応していないから、対応プラットフォームが多いこともプレイヤーの分散の要因となっていますね。ある意味贅沢な悩みですが。
ででお贅沢を言っていることは重々承知している。まあ、『ヴァンパイア』シリーズを知らない人にも触ってもらえる機会が増えたのはいいことだね。チェーンコンボの仕組みは全キャラ共通だし、難しいコンボをがんばって覚えなくてもゲームを楽しめるから、格ゲーに慣れていない人にも遊んでほしい。みんな、対戦しようぜ!
小野見た目の美しさやアニメーションのなめらかさに注目されがちですが、間口の広い対戦ゲームであることも多くのファンに支持される理由なんですね。ところで、ででおさんはどのキャラクターを使っているんですか?
ででお初代のときはガロンがメインで、『ハンター』が出てからはレイレイを使うことが多かったなあ。そうそう、レイレイのEX必殺技“天雷破”が気持ちいいことも俺が『ハンター』を推す理由のひとつ。いまでもしゃがみ中キックとかをキャンセルして天雷破を出せるよ。
小野ええと、天雷破の出しかたは“弱K→強K→中P→中P→レバー上”なんですね。これを連続技に組み込んで出すということですか!?
ででおモリガンの“ダークネスイリュージョン”とかもそうなんだけど、ボタンの連続入力で出すタイプのEX必殺技は、通常技のどこでもキャンセル可能だからわりと雑に入力しても出せたりする。そこがまた好きなんだよね。
小野ででおさんの話が止まらなくなってきたのでつぎの話題に行きましょう。縦スクロールのシューティングゲーム『鮫!鮫!鮫!』です。
みさいル小野のおすすめゲーム(2/5)
『鮫!鮫!鮫!』(『飛翔鮫!鮫!鮫! -TOAPLAN ARCADE GARAGE-』に収録)
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 発売日:2022年4月28日
- 発売元:エムツー
- 価格:
- ダウンロード版:各3960円[税込]
- パッケージ版(DLC同梱):各7480円[税込]
- 飛翔鮫!鮫!鮫!CS+ワードナの森 DLC:各1980円[税込]
- パッケージ版:あり
- ダウンロード版:あり
- 『飛翔鮫!鮫!鮫! -TOAPLAN ARCADE GARAGE-』公式サイト
ででお高難度なことで有名な『鮫!鮫!鮫!』とは、小野さんにしては意外なチョイスだなあ。
小野そう言ってくると思いました。原作は確かに難しいゲームですが、本作では“スーパーイージーモード”が用意されているので大丈夫ですよ。
ででお敵の攻撃がやさしめになるモード?
小野ただ難度が抑えめになるだけでなく、被弾する直前に自動でボンバーを使ってくれる“オートボンバー”が搭載されるので、ボンバーを抱えたまま撃墜されたときのガッカリ感を味わわなくて済むんです。
ででおなるほどー。俺はふつうのモードでしか遊んだことなかったけど、それなら確かに小野さんでも最大パワーアップするまで生き延びられそうだね。
小野最大までパワーアップさせた赤い武器(スーパーファイヤー)は圧巻です。もちろんスーパーイージーモードとはいえ、敵も無抵抗というわけではないからシューティング特有の“避けて撃つ”楽しさは健在ですよ。シューティングに苦手な方や、食わず嫌いしがちな方にもオススメします。
ででお確かに、原作が高難度だったからって敬遠するのはもったいないね。スーパーイージーモードのほかに、若干マイルドな“2P版”も収録されているし。ただ、欲を言えば『飛翔鮫』とのセットだけじゃなくて各タイトルのバラ売りもしてほしかったかな。多少割高でもいいので。
小野ということは、『飛翔鮫!鮫!鮫!』にででおさんお目当てのタイトルが入っていると?
ででおうむ。この流れのまま俺のおすすめタイトル『ワードナの森』について語りたい。
ででおのおすすめゲーム(2/5)
『ワードナの森』(『飛翔鮫!鮫!鮫!CS + ワードナの森 DLC』に収録)
小野ああ、これはででおさんが好きそうなタイトルですね。1987年にリリースされたアクションゲームですが、当時プレイしていたんですか?
ででお1コインクリアーできるまで遊んだよ。もともとファンタジーテイストのゲームが好きだったし、当時のアーケードにしては難度が低めだから最後までストレスなく遊べた。
小野なるほど。ゲーム自体も横スクロールタイプで遊びやすいですね。買い物でのパワーアップもあって攻略法もいろいろ考えられそうです。
ででおとはいえ、アーケードゲームだから後半のステージはそれなりに手応えがあるし、クリアーできたときの達成感は確実にあるよ。あと、クリアーまでの時間が短めなのもいい。お手軽だから皆さんもぜひプレイしてみて!
小野ちなみに本作は先ほどの『飛翔鮫!鮫!鮫!』のDLCとしてリリースされているので、ほかのタイトルと併せて楽しむのがいいと思います。『飛翔鮫!鮫!鮫!CS + ワードナの森 DLC』だけ買ってもプレイできない点に要注意です。
ででおまだ半分も紹介していないからどんどんいこう。小野さんおすすめの3タイトル目は?
小野タイトーの一風変わったゲーム『キャメルトライ』を推したいです。
みさいル小野のおすすめゲーム(3/5)
『キャメルトライ』(“イーグレットツー ミニ”の“専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット”に収録)
- プラットフォーム:イーグレットツー ミニ
- 発売日:2022年3月2日
- 発売元:タイトー
- 価格:
- イーグレットツー ミニ:18678円[税込]
- イーグレットツー ミニ専用パドル&トラックボールゲーム拡張セット:12078円[税込]
- イーグレットツー ミニ 本体+パドル&トラックボールパック:32978円[税込]
- “イーグレットツー ミニ”公式サイト
ででお“イーグレットツー ミニ”か! これはすごいミニハードだよね。
小野ワンタッチで縦画面と横画面を切り換えられたりと、いろいろな機能がありますが……『キャメルトライ』を遊ぶには専用のパドル(&トラックボール)が必要です。
ででおお値段的に、ちょっと覚悟が要るかな……。40+10本のゲームに加えて周辺機器も含むと考えると妥当な価格とも言えるけど。
小野それでも、『キャメルトライ』はぜひ多くの方に遊んでほしいですね。本作はパドル(※)を使って迷路にいるキャラクターを動かし、ゴールまで導くゲームです。パドルの操作がとにかく気持ちよくて。
※ツマミのようなデバイスのこと。左右に捻ることで操作する。
ででお当時もアイデアに脱帽した記憶。キャラクターを動かすんじゃなくて、迷路そのものを回転させるという。
小野そうなんですよ。中央のキャラクターは重力に従って落下するだけなので、どんなルートで進むかは迷路の回転次第。唯一無二のゲームシステムですし、しっかりゲームの楽しさにつながっています。シンプルなルールだから、ゲームに不慣れな方でも存分に楽しめると思います。
ででお確かにいいゲーム。いいゲームなんだけどお値段が……そうだ、“イーグレットツー ミニ”のほかのタイトルもおすすめしよう。これとかどうよ?
ででおのおすすめゲーム(3/5)
『メタルブラック』(“イーグレットツー ミニ”に収録)
ででお『メタルブラック』は『ダライアス』シリーズと同じ横スクロールタイプのシューティングゲームで、パワーアップがシンプルで遊びやすい。爽快感も感じられるから万人におすすめ。猫ちゃんも出てくるし。
小野猫ちゃんは軽めのネタバレでは。でもZUNTATA(※)によるBGMがすばらしいし、世界設定もいいですね。荒廃した地球が舞台というところも王道な感じです。
※タイトーのサウンドチームのこと。
ででお本作では地球が〇〇〇〇〇になっちゃうけどね。
小野ネタバレはダメです!
ででおむぐぐ……。と、とにかく演出は派手だし、ほどよい難度なので皆さんぜひ遊んで! “イーグレットツー ミニ”だけ買っても遊べるから比較的手を出しやすい。
小野連射ボタンも用意されているのもうれしいですね。
ででお欲を言えばボタンの配置もカスタマイズできたらよかったけど……本作ではボタンをふたつしか使わないからとくに困らないかと。あと『メタルブラック』は関係ないけど、“イーグレットツー ミニ”はレバーを8方向と4方向に切り換えられる機能も評価したいところで……。
小野脱線してきたのでつぎいきますね。ハムスターの『アーケードアーカイブス』シリーズから『サンダーセプター』を。
みさいル小野のおすすめゲーム(4/5)
『アーケードアーカイブス サンダーセプター』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 発売日:2022年6月30日
- 発売元:ハムスター
- 価格:
- Nintendo Switch版:838円[税込]
- プレイステーション4版:837円[税込]
- パッケージ版:なし
- ダウンロード版:あり
- 『アーケードアーカイブス サンダーセプター』公式サイト
ででお出たなナムコタイトル。初代『サンダーセプター』はとくに貴重なタイトルだな。
小野そうなんですよ。本作は1986年にリリースされたコックピットタイプの筐体で遊べたアーケードゲームなんですが、稼動開始から数ヵ月で『3-D サンダーセプターII』に置き換えられていたため、現存している基板が極端に少ないんですよ。
ででお家庭用ゲーム機への移植も初めてだよね。ゲームとしてもスピード感を重視した三人称視点シューティングという作りでおもしろい。難しいけど……。
小野ええ。原作はタイムの設定がかなりシビアなんですよね。でも、オプションで設定を変更するとエネルギーの消費が約半分になって、誰でもエンディングを拝めるくらいの難度で楽しめます。
ででお忠実に移植してくれるだけでもありがたいのに、+αの要素があるのはうれしいね。
小野しかも、『アケアカ』版のために書き下ろされたアレンジBGMも入っているんですよ。これだけ贅沢な作りが800円台で楽しめるのはすごいです。
ででおソフト単体発売ならではの強みだね。俺は『アケアカ』シリーズなら『ワルキューレの伝説』を世界中の人に遊んでほしい。
ででおのおすすめゲーム(4/5)
『アーケードアーカイブス ワルキューレの伝説』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 発売日:2022年4月14日
- 発売元:ハムスター
- 価格:
- Nintendo Switch版:838円[税込]
- プレイステーション4版:837円[税込]
- パッケージ版:なし
- ダウンロード版:あり
- 『アーケードアーカイブス ワルキューレの伝説』公式サイト
ででお本作はトップビューのアクションゲームなんだけど……もうね、グラフィックも音楽もシステムも全部最高。まさに神、いや女神。ワルキューレは俺の初恋の相手で……。
小野ちょっと待ってください。ゴールデンウィークのときにも散々語りましたよねそれ。
ででおまだ全然語り足りないくらいなんだけども。ふつうにクリアーを目指すのもいいし、タイムアタックプレイも一部の界隈で熱いことになってる。
小野確かに本作は万人受けする内容ですし、1989年の作品なのに古臭さみたいなのも感じませんね。
ででおうむ。ということでこれを読んでいる全人類は遊んでくれ。より詳しく知りたい方はこちらの記事を読んで。
小野は、はい。では僕の最後のおすすめタイトルを紹介します。最近コツコツプレイしている『ドルアーガの塔』です!
みさいル小野のおすすめゲーム(5/5)
『アーケードアーカイブス ドルアーガの塔』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 発売日:2022年6月2日
- 発売元:ハムスター
- 価格:
- Nintendo Switch版:838円[税込]
- プレイステーション4版:837円[税込]
- パッケージ版:なし
- ダウンロード版:あり
- 『アーケードアーカイブス ドルアーガの塔』公式サイト
ででおまたナムコ! 有名だけど、謎が多すぎて難しいことでも有名な作品だ。
小野こちらは1984年にリリースされた、全60階の塔を進んでいくアクションゲームですが、各フロアーに宝箱を出現させる条件を知らないとクリアーはほぼ無理なんですよね。
ででおそれだけ考えると、いまの若い人たちにおすすめするにはどうなんだ……と思いがちだけども。
小野ででおさん、いい振りですね。『アケアカ』版ではプレイ中に宝箱の出しかたが確認できるんですよ。攻略本がなくても大丈夫なので、この機会に皆さんもクリアーを目指しましょう!
ででお小学生の当時、難解すぎて早々に挫折した俺に言わせるとズルい! でも、確かにこれなら初めての方も安心だね。
小野あと、小沢純子さんが手掛けたBGMがすばらしいです。若い方も『おなかすいたうた』でメインの曲は聴いたことがあるかもしれませんね。
ででお確かに、あの曲はずっと聴いていられる。
小野エンディングまでのボリュームが多めなゲームなので、中断セーブ機能を使って少しずつ遊ぶもよし、キャラバンモード(※)で佳境のステージだけ楽しむのもよしです。まさに隙なし。
※5分間のプレイでスコアを競うモード。『アーケードアーカイブス』特有の機能のひとつ。
ででおでは、俺も最後の推しゲーを。『ドラゴンセイバー』がおすすめ!
ででおのおすすめゲーム(5/5)
『アーケードアーカイブス ドラゴンセイバー』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4
- 発売日:2022年7月14日
- 発売元:ハムスター
- 価格:
- Nintendo Switch版:838円[税込]
- プレイステーション4版:837円[税込]
- パッケージ版:なし
- ダウンロード版:あり
- 『アーケードアーカイブス ドラゴンセイバー』公式サイト
小野ででおさんもナムコ……けっきょく10本中4本がナムコ作品じゃないですか。
ででお俺たちは昔からのナムコっ子だから仕方ない。読者の皆さんのために説明しておくと、『ドラゴンセイバー』は1990年の縦スクロールシューティングで、『ドラゴンスピリット』の続編にあたる。
小野『ドラスピ』も『アケアカ』で復刻されていますね。
ででお本音を言うと2作とも遊んでほしいところだけど、パワーアップが派手なのと自機の動きが速くて遊びやすいこちらを挙げることにした。
小野『ドラゴンセイバー』はデフォルト設定だとライフゲージがない(=一撃でミスになる)から難しい一面もありますが……。
ででおそこは(「またそれか」と言われそうだけど)設定でライフを増やせば解決。ライフは2~4で設定できるけど、初めての方にはライフ3設定を推奨したい。ほどよい緊張感が味わえるかと。
小野自分はライフ4でちょうどいいです。自分の腕前に合わせて要調整ですね。
ででお“当時やり込んでて久しぶりにプレイする”という人はライフ2でぜひ。もちろんコンティニューして一気にクリアーすることも可能だけど、できればライフを増やしてもいいから1クレジットクリアーを目指してほしいところ。
小野世界設定もいいですよね。本作では文明崩壊後の地球(?)っぽい世界が舞台です。シューティングゲーム界って、文明崩壊させるの好きですよね。僕も好きですが。
ででおちなみに本作での惑星は……。
小野ネタバレ厳禁! 皆さん、ぜひ結末はご自身のプレイで。
まとめ。クラシックゲームはおじさんゲーマーだけのものではない
というわけで駆け足ながら10タイトルを話題に挙げてきましたが、気になる作品は見つかったでしょうか。これらに限らず、2022年はクラシックゲームがとても豊富。8月31日には『Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection』(T.M.N.T. カワバンガコレクション)が発売され、10月27日にはミニハードの“メガドライブミニ2”がリリースされます(アーケードではないですが)。
クラシックゲームは年配のゲーマーにとって懐かしいだけでなく、若い方でも短時間で楽しめるものが多いのが特徴です。この夏休みを機会に、新たな楽しみを求めてみてはいかがでしょう?