全世界累計発行部数5000万部以上を誇る、国産ダーク・ファンタジーの最高峰マンガ『ベルセルク』。2022年内に『ベルセルク 黄金時代篇』3部作がメモリアル・エディションとして復活することが決まったいま、過去のアニメ作品を振り返ってみませんか?
現在アマゾンプライムビデオでは、2016年より放送されたアニメ『ベルセルク』を配信中。気になるあらすじと見どころをさっそくチェックしていきましょう。
『ベルセルク』(アマゾンプライムビデオ)『ベルセルク』は主人公・ガッツの壮絶なる生き様を描いたダーク・ファンタジーで、1989年より『月刊アニマルハウス』誌上で連載が開始されました。
その後『ヤングアニマル』へと移籍し、1997年にはアニメ『剣風伝奇ベルセルク』が放送。2016年7月からアニメ『ベルセルク』全24話が2クールに分けて放送され、2022年内には映画『ベルセルク 黄金時代篇』3部作がメモリアル・エディションとなって地上波初登場することが決定しています。
※以下、アニメ『ベルセルク』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!
物語の舞台は妖精や魔物が入り乱れる、幻想と怪奇に満ちた世界。鉄塊のごとき大剣を振るう黒い剣士・ガッツは、行く先々で悪霊たちと対峙しながら復讐の旅を続けていました。
おぞましい人ならざる力を振るう敵を前に、狂戦士さながらの戦いをくり広げていくガッツ。そんな彼を突き動かすのは、かつての親友・グリフィスに対する復讐心でした。果たして彼らのあいだにいったい何があったのか、愛憎入り交じる壮絶な復讐劇が幕を開けます。
まず魅力のひとつとして数えられるのが、容赦ない展開と圧倒的なバイオレンス描写。たとえば第1話では、雨に降られたガッツが通りがかりの荷馬車に誘われる展開に。そこには僧侶と娘のコレット、エルフのパックが乗り合わせていました。
中でもコレットは、何かと気が利く心やさしい娘。筆者は本作を初めて視聴したとき、このコレットが本作のヒロインになるかと思っていたのですが――。
ガッツの烙印が呼び寄せた悪霊たちに襲われ、あっけなく死亡してしまいます。しかも彼女の遺体は悪霊に操られ、父親である僧侶を惨殺。そして最後はガッツの振るう大剣によって両断されるという、地獄絵図のような展開に。
そんなグロテスクで容赦ない展開が数多く存在する本作ですが、暗鬱な展開ばかりかと言えばそうではありません。というのも物語が進むにつれて癒しキャラが少しずつ増えていき、シリアスな展開を程よく中和してくれます。
もちろん今回ご紹介した見どころはほんの一部。彼らが抱える葛藤のリアルやファンタジー要素がぎっしり詰まった世界設定など、ひと言では言い表せない『ベルセルク』の魅力はぜひ本編で確認してみましょう。
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。