元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第15回をお届け。
バゼルギウス現る!
『モンハンライズ:サンブレイク』のプレイを開始した最初の数日間、俺はバサルモスと過ごした思い出しかない。
その理由は前回の記事にある通り、ひとまずマスターランクの最初の防具として“バサルXシリーズ”に白羽の矢を立てたからだ。
よって、来る日も……!
「ギャオオオオオオオオンッ!!!www」
「!?!?!?!!」
来る日も……w
「ギャオオオオオオオオンッ!!!www」
「!?!?!?!!」
バサルモスのやかましい咆哮が耳にこびりついて寝付かれず、夜中に金縛りにあったわ……(苦笑)。もう、あまりにもくり返しバサルモスの尻ばかり追い掛けていたので、最後はちょっと好きになりかけていたし……w 向こうも、何度も何度もアタックしてくる俺を憎からず思ってくれていたらしく、会った瞬間に、
「しゅき♪」
ホラ、こんな真っ赤になって……(怒ってるだけだろ)。
まあその甲斐あってバサルXの防具をピンポイントでいくつか作ることができ、しばらくは↓こちらの装備で活動することができたのだ。
これ、すでにバゼルXも混ざっちゃっているんだけど、胴がバサルの防具ですな。
これにより、ガンランスを使ううえで絶対に欲しいスキルである、
・ガード性能
・ガード強化
・砲術
・砲弾装填
・匠
などなどが高レベルで発動!! 加えて、マスターランクの装備が入ったことで防御力も爆上がりとなり、かなり安定した狩猟ができるようになったのだ。
しかし、ここまで来ると逆に、
「もうちょっと踏み込んだ装備にしていきたいな……!」
と欲が出てくるのがハンターという生き物である。
とはいえしばらくは、バサルX以上にガンランス向きのスキルがまとめて発動する装備が見当たらなかったので、おとなしく上記の格好で狩猟生活を送っていたのであった。
そんな俺に転機が訪れたのは、やっぱり……↓このモンスターを狩ったときだな!!
そう!!! つねにガンランスとともにある担任の先生みたいなモンスター、バゼルギウスであります!!ww
『モンハンライズ』ではずっとバゼルの装備を付けていたので、
「マスターランクのバゼル装備も、きっとガンランス向きのものだろうな……!!」
と確信し、
「バゼル、はよ出てこい……! バゼルバゼル……! 南無南無南無……!!」
こっくりさんを呼び寄せるが如く呪文を唱え続けていたんだけど、『モンハンライズ:サンブレイク』を遊び始めてから5日後くらいにマスターランクのバゼルギウスに出会うことができました。
となれば、あとは狩るだけだ。
俺はこう見えてバゼルギウスは得意中の得意にしているモンスターなので、多くの人が、
「ええ~>< バゼル!? 爆弾がうざいから、あんま行きたくないな……」
と難色を示すところを、
「ええ!?ww バゼル!?ww いいねいいね!! 爆弾バラバラで派手で楽しいから、行きたくて仕方ねえ!!ww」
と嬉々として踊り狂う奇特な男である。よって、このときも……!
バラバラバラバラバンバンバン!!!
「うっひょ~~~!!www 楽しい~~~~!!!ww」
ってなもんだ。バゼルギウスが苦手で、「誰か助けて……><」となんて困っている人は、ぜひこの老ガンランサーにお声掛けをwww
そして、この日もあっさりとバゼルギウスを捕獲し、
多くの素材を持って帰還。すぐに加工屋に飛んで行って、リストに現れたバゼルX装備の発動スキルを確認すると……!!
デタッ!!!! さすがバゼルX!!!
バサルXで発動していた上記のスキルに加え、どうしても付けたいと思っていた“業物”もあるし!!! ガンランスを極めんとしているハンターすべてが作らねばならない、完璧装備がここにあるッ!!!
てなわけで、この日をもって俺は、初恋の相手であるバサルモスとお別れ……w
「バゼルちゃん、今日からシツコク追い回させてもらうからね!!!w よろしくね!!!www」
新たにバゼルギウスをストーキングすることを決めるのである。
ところが……!
そんな俺に「待った!」をかけたのは……!
おお? エルガド随一のガンランサーと言われる“アルロー教官”じゃん。
この、“同志”と呼べるアルロー教官と共闘することによって、世界一のガンランサー(笑)にバゼル装備以外の選択肢が生まれるのである。
続く。
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。