【ホロライブ3rd fes.】DAY1リポート。すいちゃんの歌で鳥肌が立ちスバルドダックになった筆者。ついに3Dとなった海外勢はキュート＆クール！【セトリあり】

　2022年3月19日・20日、VTuberグループ“ホロライブ”のライブイベント“hololive 3rd fes. Link Your Wish”が幕張メッセにて開催されました。

　本ライブでは全編AR演出、生バンド演奏、海外タレント参加など、ホロライブの新たな挑戦となるライブとなっていました。本稿では、公演1日目（Day1）の模様をオフィシャル写真とともにお届けします！

※DAY2、同時開催されたEXPOのリポートはこちらをチェック！

出演者（文中は愛称）

• AZKi（あずきち）
• さくらみこ（みこち）
• 星街すいせい（すいちゃん）
• 赤井はあと（はあちゃま）
• 白上フブキ（フブキング）
• 夏色まつり（まつりちゃん）
• 大空スバル（スバル）
• 戌神ころね（ころさん）
• 白銀ノエル（団長）
• 宝鐘マリン（船長）
• 天音かなた（かなたん）
• 常闇トワ（トワ様）
• 姫森ルーナ（ルーナ姫）
• 桃鈴ねね（ねねち）
• 尾丸ポルカ（ポルカ）
• がうる・ぐら（ぐらちゃん）
• ワトソン・アメリア（アメリア）
• 一伊那尓栖（イナ）
• ムーナ・ホシノヴァ（ムーナ）

ホロメンが……実際にいる……!? JPメンバー全員による『SSS』は生バンド演奏も相まって大迫力！

　ライブ開始前には、ホロメンが注意事項などをアナウンス。6期生のラプラス・ダークネス（YMD）、鷹嶺ルイ（ルイ姉）、博衣こより（こよこよ）の日本語アナウンスはもちろん、IRyS（アイリス）、佐命（サナ）、ファウナらホロライブENによる英語、オリ―、アーニャ、レイネらホロライブIDによるインドネシア語も加えた3ヶ国語が用意されていました。これには海外ニキたちもにっこり。

　ホロライブもグローバルになったなぁと謎に感心していると、6期生の「Day1スタート！」という合図とともにいよいよライブスタート。先陣を切ったのはホロライブJPメンバー全員（Day1）で、ホロライブを代表する楽曲『Shiny Smily Story』（通称、SSS）を披露。ホロメンの元気いっぱいの笑顔、歌声、ダンスに生バンド演奏が加わり、これまで以上に迫力満点のパフォーマンスとなっていました。

　パフォーマンスを見ていて驚いたのがAR演出。ホロメンが本当にステージにいるかのような臨場感は、本ライブでしか味わえない体験といえます。びっくりするのでVtuberのライブを観たことない人は、騙されたと思ってみてほしいですね。

　曲が終わるとキラっとみんなが一度消え、「宝鐘マリンですぅ～」の「ぅ」のポーズで船長とフブキが登場。このふたり“BABACORN”といったらあの曲。そう『HappinessWorld』！

　会場をふたりのイメージカラーである赤色と水色に染め、会場の熱をあげていきます。早口パートもまったく噛まずに披露し、時折見せるシイタケ目（キラキラ）も印象的でした。このライブに参加できて、最高にHAPPYな人生ですよ……。

　会場を元気に盛り上げたふたりはそのままMCパートへ。『HappinessWorld』を振り返りながら追いかけっこをしてみたりと、てぇてぇ空間が広がってました。いいぞ、ずっとやっててくれ！

　その後ふたりのソロ曲について、船長が「きみたちはあれだろうと思ってるんだろうな～。気まずいな～。」となにやら意味深な発言。フブキは「白上はみんなが予想しているあれだと思う！」という期待しかないコメントを残してMCをしめくくりました。

　ラジオ“Vのすこんなオタ活なんだワ！”をずっといっしょに担当しているふたりによる、ずっと聴いていたいMCパートでした。

ソロパートも止まらない！ かなたん、ポルカ、ダンスうまうま三銃士によるパフォーマンスはえぐい

　ライブパートに戻ると、小さな天使の翼が特徴的なかなたんがステージに復活。おかえりなさい！

　特徴的なギターのイントロから流れ出したのは『特者生存ワンダラダー!!』。かなたちゃん☆の元気いっぱいの歌声、ダンスはもちろん、MVを感じさせるようなモニターの演出も相まって、会場のテンションは爆上がり。一見ぶっ飛んだ歌詞にも見える本楽曲ですが、よくよく聴いてみるとかなたんのこのライブへの努力が伝わってきてうるうる。

　セリフのワンフレーズ「何だよそんなこと言っちゃダメだ、おばか！」のジト目からの笑顔により、尊死し生存できなかったのは言うまでもありません。あとエアギターかわいすぎんか？？？

　アーカイブを観なおして気づいたのですが、ローアングルのカメラワークにより、バックモニターに映し出されている大きな翼とかなたんが重なり、まさに大天使のようになっていました。いや本当に大天使だったのですが。見事にソロパートのトップバッターを務め、会場を盛り上げました！

　会場をかなたんの青色から赤色に染め上げたのは、ポルカによる『HOLOGRAM CIRCUS』。ポルカの特徴的な歌声やステージ全体を駆け回るダンスにより、会場はまさにサーカス in 幕張に。歌と踊りでここまでサーカスの世界に引きずり込めるのは、座長しかいませんよ！

　「ポルカおるか？」タイムでは、サーカスのお客さま（私たち）の手拍子により会場が一体となり大盛り上がり。声を出せなくても、ポルカの盛り上げによりこれ以上ないほどに楽しめました。さすが座長ですよ本当に。このライブの日から、筆者の好きな色は“赤”になりました。

　盛り上がりは冷めないまま、みんなの指をもらいにころさんが登場。楽曲はまさかの『エアーマンが倒せない』。ゲーム大好きころさんらしさもありつつ、「そこいく!?」と予想の斜めをいく選曲には大変驚きました。

　とにかく楽しそうに歌ったり、エアーマンの竜巻を連想させるような振り付けが最高。そして間奏でさらっと披露された、尋常じゃないぐらい綺麗な前転。選曲だけではなく、パフォーマンスでもしっかり翻弄させてくるのがさすがころさんだなと感動しました。このワンコ、なんでもできるなぁ？

　ちなみに筆者はゆびゆびをしっかり20本捧げ、この後は気合でペンライト持ってました。

　その後は、まつりちゃん、スバル、ねねちのダンスめちゃうま三銃士による『Candy-Go-Round』が披露。本来、この楽曲はロボ子さん、メルちゃん、アキちゃん、あくたん、フレアが歌唱しているので、この3人のパフォーマンスには新鮮さを感じました。

　髪がなびくほどダイナミックな動きのねねち、ステップがあまりにもアイドルすぎるスバル、あざとい動きはもちろん表情豊かなまつりちゃん。息ぴったりな歌声や、さすがと言わんばかりのキレッキレなダンスでホロリスを魅了しました。とにかく元気な3人のパフォーマンスを観ていると何もかも忘れて元気になりますね！

　元気いっぱいダンスで会場を明るくした3人のMCに。ブロックを分けてペンライトを振って遊んでみたり、ねねちの左肩についているねっ子が急に喋りだしたり、スバルの的確なツッコミが印象的で賑やかなMCパートとなりました。

　その後はかなたん、ポルカ、ころさんの個性的な世界観で届けられた楽曲を振り返り、ライブパートに戻ります。

ここからの有料配信観なかったやつおる？ いまからでも見なきゃもったいないフブキング、あずきち、ねねち！

　MCが終わると「みなさ～ん！こんこんきーつね！」と小さな王冠を被ったフブキングが登場し、『Say!ファンファーレ!』が流れ出します。“待”ってたぜぇ、この“瞬間”をよぉ！

「うーっ、Go！」
「いぇーい！ はい！ はい！」
「うーっ、こんこんっ！」
「Fooooooo！ せーのっ！ Are you Ready？」

　心の中で迫真のガチコールしていました。声出し禁止だが楽しい。最高である。お母さん、ホロライブがある時代に産んでくれてありがとう。

　今回はひと味違ったライブバージョンで歌詞の一部アレンジなどもあり、よりライブ感を楽しめました。フブキングの仕草、表情、動きひとつひとつがただただかわいく、てぇてぇの大渋滞。下の写真を見てくださいよ。飛ぶぞ？

　フブキングが会場の熱を上げた後は、黒いアイドル衣装が印象的なあずきちが『画面の中の君が好き』を披露。正直、あずきちはイノナカミュージックというホロライブ内で独立した音楽レーベルに所属していることもあり、ほかのホロメンよりも少し認知度が低いかなと勝手に思っています。

　ホロリスが思っていることを代弁するような歌詞を、大きく感情をのせて透き通った歌声で披露する姿はまさに歌姫。この歌を生で聴いて「なんで早く聴いていなかったんだろう」と思ったホロリスも多いはず。ぜひこれからもいっぱい聴きましょう！

　あずきちの歌に魅了された後は、ねねちの『ねねねねねねねね！大爆走』。こんなに「ね」という1文字をたくさん聴いて、うれしかった時なんてあったでしょうか。

　1stライブ『Bloom,』（※）では、同期のポルカ、ラミィちゃん、ししろんが3Dで出演していますが、3D衣装が間に合わなかったねねちは出演できませんでした。

　そのため、今回の全体ライブに出るのは本当に初めてで、おそらく誰よりもこのライブに熱い想いがあるねねち。そんな彼女のパフォーマンスはあまりに完璧。

　この日のための努力が歌とダンスから感じ、ねねちの元気さもいっぱい詰め込んだ最高のパフォーマンスとなっていました。本楽曲は普段の配信EDとなっていて、配信があるときは毎回聴いているわけですが、ライブでは一味違いダイレクトにねねちを感じました。

　ほかのホロメンたちと同じステージに立っているのもあまりにもうれしく、涙しか出ませんでした。

　ソロ曲3連続で大盛り上がりした後は、赤色のホロライブアイコンがふたつ……。まさかのはあちゃま×ポルカという異色なペアが登場！

　このふたりにぴったりと言える『脱法ロック』をノリノリで披露しました。ふたりの声質が絶妙にマッチしていて、モニターやライトのカラフルすぎる演出も相まってハイになること間違いなし。特に注目だったのが、ふたりの完璧なサビの高音。これには痺れました。

　ちなみにポルカの振り返り配信にて、「原キーは厳しいからキー下げてもいい？」とはあちゃまに相談したところ「いいよ！」とのことだったが、練習ではあちゃまがなぜか原キーで歌うので結局原キーになったという。はあちゃま脱法しすぎやろ！

　ふたりでクールに歌い上げそのままMCへ。ふたりのウェーブでは、元気いっぱいなはあちゃまが端までダッシュ……と思ったら戻ってきて真ん中でポルカと交差し、ホロリスはどこでサイリウムを上げればいいか分からない状況に……。狂気全開のはあちゃまに終始ポルカと会場が振り回されるという、はあちゃまワールド全開でした。頭はあちゃまっちゃま～！

　無事（？）MCを終え、ステージを駆け回りながら「つながるホロライブ！」のセリフと共に次へつなぎました。最後「ヴエッ」っていってはあちゃま消えたけど生きてたかな……。

ルーナ姫、みこち、船長の世界に引き込まれるソロパート。船長はまさかの新曲（作編曲：???）！

　ライブへ戻ると、ルーナ姫が全体ライブ初披露となる『絶対忠誠（ハート）なのなのら！』で大暴れ。ゆったりとしたり、ハイテンポになったりと曲調の変化が激しい楽曲ですが、ルーナ姫は完璧に歌い上げました。

　わがままっぽさを具現化したダンスは、小動物感満載でプリティ。落ちサビ前のルーナイト（ファン名称）へのセリフパートを聴いたら、忠誠を誓う以外の選択はなくなるでしょう。なんでもいうことを聞きたくなってしまう1曲となりました。

　姫、一生お守りします。

　姫に癒された後は、夜桜が舞う演出と共に現れたみこちによる『花月ノ夢』。巫女らしい“和”と艶やかさも感じる美しい踊りは、PONをまったく感じさせず、会場をしっかり魅了しました。

　これは疑いようがない“エリート巫女”。会場に少し早い満開のサクラを咲かせました。

　ここでマリン船長が登場。筆者は『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆』を身構えていたのですが……なんと披露されたのは新曲となる『マリン出航!!』でした。『Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆』の陽気な海賊のイメージとは一変して、伝説の海賊を連想させるような曲となっていました。

　船長にぴったりな曲、そして船長のうますぎる歌声がマッチして世はまさに大海賊時代。海賊コスプレ女なんて感じさせない、ガチ海賊を見せつけました。「みんないっしょに！」という掛け声には「これ新曲ですよ!?」と正直少し戸惑いましたが、雰囲気で全力で腕振りましたよ船長！

　ちなみに本楽曲なのですが、スタッフロールでは作編曲の箇所が“？？？”と記載されていました。どこかで聴いたことのある曲調などからまさかあの人ではないかと、ホロリスで話題になっていました。おそらく船長から発表がありそうなので、こちらも楽しみにしましょう。

　大海賊時代はいったん幕を閉じ、ゲーム音のようなイントロとともにルーナ姫、団長による『しんでしまうとはなさけない！』が披露。

　姫×騎士といった関連性に満ち溢れていますが、実は絡みが少ないふたり。歌詞分けも王＝ルーナ、兵＝団長としっかりとなっており、どこかのよわよわ王国にいるような気分でした。セリフパートはとにかくキャラがぴったりでしたし、Vtuber仕様になっていたりと存分に楽しめました。

　ふたりでゲームしているように指でポチポチボタンを押しているダンスが印象的でキュート。多分、このゲームでは姫が団長を守ってますねこれ。というか指の動きまでここまで細かく表現できる3Dすごすぎますね。

　かわいらしく歌い上げたルーナ姫と団長によるMCにそのまま入ったのだが、披露直後のルーナ姫は息切れ。誰かイスを持ってきてくれ！

　自己紹介を終え、ここまでの楽曲を振り返りました。みこちの『花月ノ夢』と船長の『マリン出航!!』で普段とのギャップに驚いていたルーナ姫は、「みこみこ先輩、マリン船長どしたん？」とイメチェンしすぎた友だちを見たかのような反応が印象的でした。

　ちなみにMCでふたりが言っていた、ボロボロゲーム配信のアーカイブは下記をチェック！