本企画では、ハンティングアクション『モンスターハンターライズ』のSteam版がいよいよ発売されるということで、これを機にPCゲームデビューしたい方に見てほしいことをまとめてみました！
以降は週刊ファミ通編集者・ででおとライター・リプ斉トンがお届けします！
ででお
ファミ通では『モンスターハンター』シリーズを担当する編集者。「得意な武器は全14武器種すべてだ！」とのこと。でもPCにはあまり詳しくない。（文中は、ででお）
リプ斉トン
PCには詳しいが、『モンスターハンター』シリーズは『ライズ』が初挑戦。
ライトボウガンがお気に入り！ ドシュー！（文中は、リプ）
※この記事はカプコンの提供によりお届けしています。
『モンスターハンターライズ』とは？
Nintendo Switchで2021年3月26日に発売したハンティングアクション『モンスターハンターライズ』（以下、『モンハンライズ』）はシリーズ最新作であり、“翔蟲（かけりむし）”アクションなど、さまざまな新要素を搭載して話題を集め、全世界出荷が750万本を突破した超人気タイトルとなっている。
Steam『モンスターハンターライズ』プロモーション映像
2022年1月13日には、いよいよSteam版が発売！ グラフィックが4Kの解像度、フレームレートは60fps以上に対応しているほか、ボイスチャットやキーボード＆マウスも利用できるようになるなど、さまざまな対応をしている。
さらに、16：9の比率を超える21：9のウルトラワイドディスプレイにも対応し、より広いグラフィックのもとプレイできるようになった。
本作は、メーカーが推奨する最低環境を満たしていれば1080p（1920×1080の解像度）＆30fpsでプレイできることが告知されているが、プレイするなら高解像度でやってみたいもの。そこで！ 本稿ではPC初心者の編集者、ででおとともに本作の必要スペックについて学んでいく。
初めて本作に触れる人はもちろん、Nintendo Switch版を既プレイな人も、この記事を読んで、ぜひSteam版『モンハンライズ』のプレイに挑戦してほしい。Steam版『モンハンライズ』でPCゲームデビューしたい人も要チェック！
なお、Steam版は体験版も無料で配信中。現在持っているPCで簡単にインストール可能なので、どんなふうにプレイできるのかを確かめることもできる。こちらもプレイしてみよう。
どんなPCがあればいいの？
ででおうーん！ うーん！ うーん！
リプうるさいなぁ。何唸ってるんすか。怨虎竜マガイマガドすか。
ででおいや、いよいよ『モンハンライズ』のSteam版が発売されるから、これを機にPCゲームデビューしようと思っているんだけど、どんなPCにすればいいのかわからないんだよね。
リプSteam版の公式サイトを見ると、“最低環境”や“推奨環境”などが公開されていますよ。
ででお最低……？ 推奨……？
リプ最低環境は、本作を1080pと30fpsで遊ぶためには最低でこれくらいのPCが必要ですよ、っていうのを表したものですね。1080pというのは一般的なテレビ番組と同じ画質（フルハイビジョン画質）です。fpsというのは画面の動きの滑らかさを示す言葉で、30fpsあれば十分滑らかに見えます。推奨環境は、これくらいの能力のPCがあれば、十分プレイできますよ、っていう感じ。
ででおふむふむ。
リプちなみに、最低・推奨環境を羅列するとこんな感じ。
最低環境
- OS：Windows10 (64-BIT Required)
- プロセッサー：IntelR Core i3-4130 or Core i5-3470 or AMD FX-6100
- メモリー：8GB RAM
- グラフィック：NVIDIA GeForce GT 1030 (DDR4) or AMD Radeon RX 550
- ストレージ：23GB 利用可能
- DirectX：Version 12
- 備考：グラフィック“低”設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能
推奨環境
- OS：Windows10 (64-BIT Required)
- プロセッサー：IntelR Core i5-4460 or AMD FX-8300
- メモリー：8GB RAM
- グラフィック：NVIDIA GeForce GTX 1060 (VRAM 3GB) or AMD Radeon RX 570 (VRAM 4GB)
- ストレージ：23GB 利用可能
- DirectX：Version 12
- 備考：グラフィック“中”設定で、1080p/30fpsのゲームプレイが可能
ででおあ、もうだめだわ。わからん。
リプ大丈夫！ PCに詳しくなくても、こういった動作環境の情報さえあれば、電話サポートなどで相談しながら通販サイトで購入することもできたりしますよ。まず、いまPCを持っているっていう人は、体験版をインストールしてみて『モンハンライズ』がプレイできるのかを確かめるのがいちばん簡単ですね。
ででお（自分が持っている2～3年前に買ったデスクトップPCで体験版をプレイ中……）意外と動くなぁ。
リプお、よかったですね。
ででおでも、プレイするなら、PCを新しくするのもありだよなぁ。せっかくならグラフィック設定を“高”かつ60fpsでやってみたい！
リプそうなると、推奨スペック以上のPCが必要になりますね。……ということで、“最高スペック”を満たすハイスペックPCを一式と、推奨環境と同じ設定でプレイできるノートPCをこちらに用意しました。
ででお仕事が早い。さっそくデスクトップ環境のほうでプレイさせていただきます。
イメージクオリティ：150％
高解像度テクスチャ：ON
テクスチャフィルタリング：高
アンビエントオクルージョン：ON
影品質：高
ででおおお！ すげえキレイ！ ヌルヌル動くのが実感できる！
リプグラフィックの高解像度化と高フレームレート化は、ちょっと感動するレベルですよね。
Steam版『モンスターハンターライズ』4K映像
ででおこのPCを購入します。
リプ決断が早い。
デスクトップPCとノートPCどっちにするべき？
リプところで、デスクトップPCとノートPCどっちを購入するつもりなんです？
ででおちょっと悩んでるんだよね。リプはSteam版をプレイするなら、どっちでやるつもり？
リプ自分はデスクトップPCですね。やっぱり大画面で遊びたいし。ででおさんは外で仕事することも多いだろうから、公私の両立を考えてノートPCを新調するのもいいんじゃないでしょうか。
ででおノートPCなら場所を選ばずにプレイできるもんね。カフェでひと狩り行こうぜ！ ができるし。
※インストール時やオンラインでマルチプレイをする場合は、インターネット回線が必要になります。インターネット回線がない環境ではオフラインプレイが可能です。
リプ傾向として、デスクトップPCとノートPCだと、同じくらいのスペックのものを買おうとすると、ノートPCのほうが割高になることが多いです。だから、広い画面でプレイしたい人や、外でプレイすることがないという人なら、デスクトップPCを購入するのがおすすめかな。
ででおSteam版の魅力を存分に味わいたいならデスクトップPC、ゲーム以外の用途でもノートPCを使う予定があって、画質は中程度でいいからとにかくお手軽にいつでもどこでもプレイしたいという人なら、ノートPCでやるのがよさそうだね。
リプそれであれば、公式サイトによると、“インテル® Iris® Xe グラフィックス”搭載のノートPCでは安定動作する予定とのことなので、その情報をもと選んでみるのもありかも。
グラフィック設定って何？
リプSteam版『モンハンライズ』は、グラフィックの設定がすごいんですよ。
ででおどういうこと？
リプグラフィックのいろいろな設定を、自分で細かくカスタマイズすることができるんです。自分のPCのスペックがちょっと足らない！ という人や、もう少し画質良くできるかな？ という人向けに、細かく調整できる機能が付いてるんです。
ででおなるほど。キャラクターのキレイさは保ちたいけど、このオプションは不要だ、みたいなことができるわけだね。
リプありがたいことに“グラフィック詳細設定”の項目にはグラフィックメモリとCPU負荷が表示されているから、そこを参照にカスタマイズするのもありですね。
ででおいじりすぎてよくわからなくなった場合は“グラフィック設定”で“低”とか“中”に戻せばいいんだね。
グラフィック設定オプション一覧（一部抜粋）
- グラフィック設定：グラフィックの品質設定（プリセット）を変更できる（“低”、“中”、“高”の3種類から選択可能）
- 解像度設定：画面の解像度を変更できる（4K解像度にも対応）
- アスペクト比：一般的な“16:9”の画面比率と“21:9”（ウルトラワイドディスプレイ）の画面比率が選べる
- フレームレートの上限：画面の動きの滑らかさを調整できる（Nintendo Switch版は30fps固定だが、Steam版では60fps以上に設定画可能）
- イメージクオリティ：グラフィックをどれくらいキレイに表示するのかを調整できる
右のように高く設定すると細部まではっきりと描かれているのがわかる。
- 高解像度テクスチャ：一部のモデルのテクスチャを高解像度に切り換えられる機能
推奨環境でONにすれば、テクスチャがぼやけない。最低環境に近いPCで動作を安定させたい場合はOFFに。
- 被写界深度（DOF）：カメラからの距離に応じて焦点を変化させる（ぼかす）機能のオンオフが行える
ONにすると遠方や手前のグラフィックにぼかしが入り、より臨場感が増す。
リプほかにもいろいろなグラフィックオプションがありますので、ぜひ体験版などで試してみてください。
Steam版でも一狩りいこうぜ！
ででおとりあえず、今回は体験版でプレイしてみよう。
リプやっぱり画面がキレイですよね。Steam版は画面の大きさに応じて、解像度も高く変更することができるので、細かいところもくっきり見えるようになるのが全然違いますね。
ででお遠くまで見やすくなっているよね。モンスターとかプレイヤーのテクスチャも高解像度になっていて存在感が増している感じがして、かなり新鮮に感じる。
リプ本作はキーボードとマウスでもプレイできるんです。さすがにまだ慣れない感じですが、慣れるとコントローラでプレイするよりも快適にプレイできるかも。
ででおなんか操作が違うの？
リプたくさんあるキーに自分好みの操作を割り当てたり、キーボードショートカットキーを設定できたりするので、アイテムを選んだりするのがかなり素早くできるようになる気がします。狩猟中は刹那の判断が必要になるから、この早さは見過ごせませんね。あと、自分も愛用しているライトボウガンとかが、マウスでエイムできるんです！ これまで以上に精密な射撃ができるんじゃないですかね。
ででおあー、それは楽しいかも。
リプSteam版では標準機能としてボイスチャットも無料で利用できるようになるし、これまで以上に密にコミュニケーションを取りながらプレイできるのもいいですね。
ででお製品版の発売は2022年1月13日ということでもうしばし辛抱だけど、リリースされたらみんなもPCで一狩りいこうぜ！
商品情報
- タイトル：『モンスターハンターライズ』
- プラットフォーム：Steam
- 発売日：2022年1月13日（木）予定
- ジャンル：ハンティングアクション
- プレイ人数：1人（通信プレイ時：最大4人）
- CERO：Ｃ（15歳以上対象）
