全世界クロスプラットフォーム同時リリース
2020年（令和2年）9月28日はPC、プレイステーション4、スマートフォン用『原神』がサービスを開始した日。本日で丸1年が経過したことになる
『原神』は、中国のゲームメーカーであるmiHoYoが開発と運営を手掛けるアクションRPG。全世界同時にサービスが開始され、またたく間に大ヒットを記録してゲームファンを驚かせた。とくにスマホ界隈ではダウンロード及びセールスランキングで即日上位に君臨。過去最大クラスのローンチと大きな話題となっていた。
ゲームの舞台となるのは広大なオープンワールドの幻想世界“テイワット”。プレイヤーは異界から来た旅人となって生き別れになった兄妹と再会を果たすべく冒険を続けていく。戦闘スタイルが大きく異なるキャラクターの中から最大4人のパーティーを組み、切り替えながら戦うソロプレイだけでなく、ほかのプレイヤーと協力するマルチプレイでも遊べる。
特筆すべきはやはりテイワットの美しさ。トゥーンレンダリングの3Dグラフィックスで描かれた広大な景色を目の当たりにしたとき、思わずため息が出てしまったなんて人も多かったのではないだろうか。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を始めとする、さまざまなアーティストらが演奏する音楽に耳を傾けながら目的もなく世界を旅する、なんていうのものも一興だ。
キャラクターの造形は当然ながらアニメ調でじつに日本人好みなデザインなのがうれしいポイント。それでいてしっかりキャラクターに特徴があり、操作していて楽しい。炎や水、雷などの7つの元素を利用した攻撃方法も非常にユニークだ。
しかもこのクオリティーの高さで基本プレイ無料という設定なのだから恐れ入る。筆者は当初ガチャもあるし、いわゆるスマートフォンMMOみたいなゲームを想像していたのだが、しっかりとしたオープンワールドのアクションRPGに仕上がっていて面食らった覚えがある。さらには据え置き型ゲーム機だけでなくスマートフォンでも動作するのだからなかなかの衝撃だった。
2021年4月28日からは、プレイステーション5版が配信開始。次世代機ならではの快適なプレイ、とくにロード時間短縮についてはSNSなどを中心に大反響だった。一瞬で完了してしまうファストトラベルには現役プレイヤーも度肝を抜かれたのではないだろうか。あとは残るNintendo Switch版の配信が待ち遠しいところだ。
